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トヨタ ハイエース(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

目次
1.100系ハイエースの特徴 2.100系ハイエース維持費の内訳 3.100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッド年間維持費はいくら? 4.100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの維持費が高いと思った時の対処法

ハイエースといえば1967年から販売が続くトヨタの代表的なワンボックスカーです。その中でも100系ハイエースはラグジュアリーなモデルもラインナップされ人気を集めました。しかし100系ハイエースは最終型でも約20年前のクルマ。「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事では100系ハイエースにかかる維持費について解説いたします。

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100系ハイエースの特徴

細い道もすいすい走行できる全幅・全長ながら、圧倒的な室内空間を誇る点がハイエースの特徴です。バブル真っ只中の1989年に登場した100系ハイエースは、歴代のコンセプトはそのままにラグジュアリーな内装を施したモデルもラインナップされました。カタログには「トヨタの、もう一つの最高級車」と書かれており、高級ミニバンのパイオニア的存在でした。

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100系ハイエース維持費の内訳

100系ハイエースの維持費について、5項目に分けて解説します。

燃料代

代表的なガソリン2種類、ディーゼル1種類、合計3種類のエンジンの燃費を見ていきましょう。

ガソリン 2.0リットル:AT 8.7km、MT 10.0km/リットル
ガソリン 2.4リットル:7.6km/リットル
ディーゼル 3.0リットル:FR 9.0~9.5km、4WD 8.5~8.7km/リットル

10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、現行モデルと比較しても悪くはなさそうです。ただ、実燃費はカタログ値より2kmほど低くなる場合が多いようです。

ここからは金額をシミュレーションします。最上級グレードに搭載されていた3.0リットルディーゼルのFRを例に見てみましょう。
100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、軽油は約143リットル使用(*1)し燃料代は20,300円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は243,600円(*2)です。
*1 燃費は7km/リットルで算出(実燃費)
*2 2022年11月27日の軽油1リットル当たりの平均価格142.1円で算出

自動車税

燃費に続き、自動車税も100系の最上級グレード、3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドを例に価格を算出しましょう。
2022年12月現在、新車登録が2019年10月1日以降の2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は50,000円/年です。100系ハイエースは最終モデルが2004年発売されており、車齢が13年を超えます。そのため、自動車税は重課税され58,600円になります。旧車の場合新車の自動車税と比較すると1年で8,600円も高くなってしまうのですね。

任意保険

100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。

<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定

<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:あり
車両保険(保険金額):25万円
車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円

上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約92,000円/年でした。車両保険は25万円まで補償されます。

車検

次に100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの車検代について見ていきましょう。

<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:20,010円(24ヶ月)
自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出
印紙代:1,800円
車検料:60,000円
合計:132,210円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します

100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドは、重量税が1.5トン超~2.0トン以下に区分されます。同区分の現行モデルの多くは32,800円かかりますが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により50,400円になります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になる可能性があります。

メンテナンス費用

最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。

・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代

1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。

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100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッド年間維持費はいくら?

維持費の内訳を見てきましたが、100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。

<自家用車登録の100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッド年間維持費>
軽油代:243,600円
自動車税:58,600円
任意保険:92,000円
車検:66,105円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:50,000円
合計:510,305円

月額では42,525円ほどかかります。通勤で使用しない場合は軽油代と任意保険料を下げることができます。
ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。

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100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの維持費が高いと思った時の対処法

旧車の維持には自動車税、重量税が重課税されるために費用がかさんでしまいます。
もし、100系3.0リットル ハイエーススーパーカスタムリミテッドの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
また、ハイエースはもともと商用バンのためタフな作りとなっています。中には30万km以上走行しているものもあります。一般的に過走行と言われる距離ですが、ハイエースはまだまだ元気に走行する個体が多いようです。買取価格が驚きのプライスになる可能性も充分に考えられるでしょう。

※2022年11月27日時点のデータです

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