旧車と名車が甦るメディア

ドイツ現地から、旧車を取り巻く「今」の情報をお届けします:守屋健

目次
1.■名前:守屋健 2.■職業/肩書き 3.■現在の愛車 4.■ご自身の性格をひと言で表現すると? 5.■好きなクルマは? 6.■憧れのクルマは? 7.■旧車王ヒストリアではどんな記事を書いてみたいですか? 8.■その他なんでも・・・ 9.■HP/SNS/YouTube他

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■名前:守屋健

筆者近影。デッサウのフーゴー・ユンカース技術博物館にて

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■職業/肩書き

フリーランスのライターです。2017年からドイツの首都ベルリンに移住。旧車王ヒストリアのほか、外車王SOKENの「ドイツ現地レポ」、ドイツ在住の日本人向け情報誌「ドイツニュースダイジェスト」などに寄稿しています

■現在の愛車

実は現在クルマを所有しておらず、公共交通機関やカーシェアリングを利用する生活を送っています。ベルリンに移住する際に、愛車を日本で手放してしまいました。

当初はドイツでクルマを購入するつもりもあったのですが、あまりにベルリンが「クルマがなくてもまったく不自由しない街」なので、結局ズルズルと買わずじまいに。あげく昨今のガソリン高騰で、ますます購入が遠のいているというのが実情です。

日本ではいくつかの日本車・輸入車を乗り継ぎましたが、特に印象的なのは日本を離れる前に乗っていた最後の2台、ルノー・カングー(ハッチバックドア採用の初代モデル前期型)と、同じくルノーのルーテシア(欧州名クリオ4)でしょうか。

筆者のカングーは1.4リッターに4速ATという当時でも時代遅れの組み合わせで、とにかく遅い。プラスチックパーツのつなぎ目にはバリが残っているし、走っているとあちこちからカチャカチャ音が聞こえてくる。いろいろなところがちょくちょく壊れる。それにも関わらず乗り心地、特にシートの座り心地は最高で、とにかく直進安定性が高く、一旦スピードに乗ってしまえば「こんなに高速道路を走るのが楽なクルマはない!」というほどの素晴らしいロングツアラーでした。まさに古き良きフランス車の特徴を色濃く残していたと思います。

その後カングーは筆者の酷使に悲鳴を上げ、正規ディーラーにおけるトランスミッション交換の必要に迫られた際、その修理代で新車購入の足しになるのでは?という悪魔のささやきを聞き、結局新車でルーテシアを購入しました。

1.2リッター直噴ターボにEDCの組み合わせで、とにかく速くて操作感が軽い。新車なので当たり前なのですが壊れない。燃費もいい。一方でコンパクトカーながら抜群の直進安定性と極上の椅子の座り心地、乗り心地の良さは健在で、フランス車の美点はこうやって引き継がれていくのだな、と感激した記憶があります。

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■ご自身の性格をひと言で表現すると?

「好奇心旺盛」。自分が知らないことについて調べたり、なにか新しいことについて勉強したりするのが好きですし、これからもずっと続けていきたいと思います。

■好きなクルマは?

シトロエン・2CV、フィアット・ヌォーヴァ 500、スバル・360など、市民に愛されたシンプルな大衆車が好きです。
スポーツカーに絞るのではあれば、トヨタ・スポーツ800が大好きです。馬力に頼らない、それでも運転が楽しいライトウェイト・スポーツカーが一番!
今気が付きましたが、ここに挙げたクルマ、形式こそ異なりますがすべて2気筒エンジン搭載車ですね。

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■憧れのクルマは?

日産・フェアレディZ432Rですね。スカイライン2000GT-Rと同じS20型エンジンを搭載し、かつ標準車のZ432に比べて100㎏近く減量したというレース用のベース車両ですが、肝心のレース活動についてはGT-Rや後に登場した240Zほどの活躍ができなかった悲劇の名車。現在は世界に何台現存しているのでしょうか。一度は乗ってみたいです。
もう1台挙げるのであれば、アルファロメオ・33ストラダーレです。高度なメカニズムをあの美しいデザインのボディにおさめる「仕事」は、イタリアの地でしか成しえないと思います。たった18台しか生産されなかったという希少性も含めて、筆者の永遠の憧れです。

■旧車王ヒストリアではどんな記事を書いてみたいですか?

ベルリン在住という地の利を生かして、ヨーロッパにおける国産旧車を取り巻く「今」の情報をダイレクトにお届けできたら、と考えています。また、ヨーロッパの人々がどんな風に旧車に接しているか、旧車文化がどのように受け入れられているのか、などの文化的な側面や、部品の入手のしやすさ・旧車を扱うショップの数などの具体的な情報まで、幅広く発信していきます。

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■その他なんでも・・・

ドイツに限らず、ヨーロッパでは急速にEVシフトが進んでいます。多くの首都の中心部で、向こう10年以内に内燃機関搭載のクルマは進入できなくなる、そういった計画が数多く存在し、実行されようとしています。こうした施策が、クルマがなければ生活ができないという地方にまで浸透するにはまだ時間がかかりますが、いずれにしても私たちは過去100年以上続いてきた「内燃機関車の黄昏」を今、目にしているのです。
こうした時代の流れの中で、旧車を愛する人たちは、これからどのように旧車に接していけばいいのでしょうか。「Hナンバー制度」などのクラシックカー優遇制度があるドイツでも、古いクルマの未来については人々の大きな関心事のひとつです。いつまで公道を走らせることができるのか? エンジンをおろしてモーターに積み替えようか? 純正部品の供給はいつまで続くのか? ドイツのクラシックカーファンたちの不安材料は少なくありません。
一方で、細かなひとつひとつの動向をいち早くキャッチして対策を取っていくことが、不安を払拭する唯一の方法であるということも、現地のファンたちは理解しています。旧車王ヒストリアを通じて情報共有することで、日本の旧車ファン・旧車オーナー・旧車オーナー予備軍のみなさんにとって有益となる情報を提供できるよう、日々精進していきます。なにとぞよろしくお願いします!

■HP/SNS/YouTube他

・Twitter 
https://twitter.com/takeshimor

[ライター・撮影/守屋健]

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