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旧車の売買と鑑定市場

2025年10月にホンダ ストリームが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.02.07

2025年10月にホンダ ストリームが25年ルール解禁!今後値上がりする?

2025年10月に、ホンダ ストリームが25年ルール解禁を迎えます。7人乗りながらスポーティな走りを実現したミニバンとして、発売当時から高い評価を得てきたストリームは、25年ルールの解禁によって新たな注目を集める可能性があります。今回は、ストリームの25年ルール解禁の背景と、モデルの魅力について詳しく解説していきます。 2025年10月にホンダ ストリームが25年ルール解禁! 2025年10月、ホンダ 初代ストリームが25年ルール解禁となります。2000年10月に発売された初代ストリームは、「新価値7シーター」というコンセプトのもと開発された7人乗りミニバンです。従来のミニバンにはない低重心のスタイリングと高い運動性能を備え、新しいカテゴリーを確立したモデルとして評価されました。発売からわずか10ヶ月で累計販売台数が10万台を超えたことから、当時の人気ぶりがうかがえます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカの自動車輸入に関する特別な規定です。製造から25年以上が経過したクルマは、クラシックカーとして登録が可能となり、通常では認められない右ハンドル車の輸入が可能になります。また、関税や排ガス規制も緩和されるため、コレクターやエンスージアストにとって魅力的な制度となっています。このルールにより、2025年10月以降、初代ストリームをアメリカへ輸出できるようになります。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でホンダ ストリームは値上がりする? ストリームの場合、他の人気スポーツモデルと比較すると、急激な価格高騰の可能性は低いと考えられます。これは、ミニバンというカテゴリーの特性上、アメリカでのスポーツカーほどの需要が見込めないためです。しかし、良好なコンディションを保った個体や、特別仕様車などの希少モデルについては、一定の値上がりが期待できる可能性があります。 25年ルールが解禁されるホンダ ストリームの魅力 ストリームの最大の魅力は、ミニバンでありながら優れた走行性能をもつ点です。全長4,550mmながら、低重心設計と適度なホイールベースにより、安定した走りを実現。さらに、ダブルウィッシュボーン式リアサスペンションの採用により、コーナリング性能も高いレベルで確保しています。 パワーユニットは、1.7L直列4気筒SOHCと2.0L直列4気筒DOHCの2種類を用意。特に2.0Lエンジンは最高出力154psを発揮し、ミニバンとは思えない加速性能を実現しました。また、コンパクトなボディサイズながら3列シートを備え、実用性も十分に確保。2列目スライドシートと3列目跳ね上げシートの採用により、多彩なシートアレンジが可能となっています。 ホンダ ストリーム以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、ストリーム以外にも注目の車種が25年ルール解禁を迎えます。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)高回転型2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダン。220psの出力と洗練されたハンドリングで、スポーツセダンとして高い評価を受けました。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)水平対向エンジンと4WDシステムを組み合わせた高性能スポーツセダン。ラリー競技での活躍も相まって、世界中のファンから支持されています。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・ホンダ スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・ホンダ 3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年10月に25年ルール解禁を迎えるホンダ ストリームは、スポーティな走りと実用性を両立した革新的なミニバンとして、自動車史に名を残すモデルです。急激な価格高騰は見込みにくいものの、良好なコンディションを保った個体は、将来的な価値の上昇が期待できるかもしれません。 旧車の価値を最大限に引き出すためには、適切な整備と査定が重要です。弊社・旧車王では、10年以上経過したクルマの買取を専門に行っており、自社工場での修理・修復により、クルマの価値を最大化してご提案いたします。ストリームの売却をご検討の際は、ぜひ旧車王にご相談ください。最短当日、無料で日本全国どこでも出張査定にうかがいます。

クルマを売却したら確定申告は必要?必要なケースや流れを紹介
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.28

クルマを売却したら確定申告は必要?必要なケースや流れを紹介

クルマを売却し利益が出たものの、確定申告が必要なのか調べている方もいるでしょう。クルマの売却額が譲渡所得として扱われた場合は、確定申告が必要です。 この記事では、クルマの売却で利益が出た場合に確定申告が必要なケースや不要なケースなどを紹介します。 クルマの売却で利益が出た場合に確定申告が必要なケース クルマの売却額が譲渡所得として扱われた場合は、確定申告が必要です。譲渡所得とは、資産の売却や譲渡で得た所得のことで、翌年の所得税に影響します。 まずは、クルマの売却で利益が出た場合に確定申告が必要なケースを紹介します。 高級車の売却 高級車を売却すると、確定申告が必要な場合があります。高級車は、日常の移動手段よりも趣味として所有される意味合いが強いため、利益が出れば所得税の課税対象です。 たとえば、売却額が購入額を超えるような高級車を売却した場合が該当します。仮に購入額が300万円で、売却額が500万円の場合は200万円が利益となり、所得税が課税されます。 特に希少価値が高いスポーツカーや旧車などを売却すると、売却額が購入額を超える可能性が高いでしょう。なお、転売目的で高級車を保有し、売却によって利益が出た場合も課税対象になるため確定申告が必要です。 レジャー用のように目的が明確なクルマ レジャー用のように目的が明確なクルマを売却し、利益が出た場合も確定申告が必要です。レジャー用のクルマは、日常使用とは異なり、特定の目的のために購入されることが多いため、譲渡所得の対象として扱われる可能性があります。 たとえば、キャンピングカーといったレジャーで使用するようなクルマです。購入時の目的や使用状況を判断し、適切に対応しましょう。 事業用のクルマ 事業用のクルマの売却で出た利益は、譲渡所得として扱われるため、確定申告が必要です。たとえば、営業車や配送車などといった事業目的で使用しているクルマを売却した場合です。 一方、損失が出た場合にほかの所得と合算すると、所得税の課税対象が減るため節税につながります。 クルマの売却で利益が出ても確定申告が不要なケース 譲渡所得には「50万円」の特別控除があるため、それを超えない限り確定申告は必要ありません。また、日常で必要なクルマを売却し、利益が出た場合も確定申告が不要です。 ここでは、クルマの売却で利益が出ても確定申告が不要なケースを紹介します。 日常生活で使用するクルマ 日常生活で使用するクルマは確定申告が不要です。たとえば、買い物や送り迎えで使っているクルマは対象外です。 ただし、売却額が購入額を大幅に上回った場合は確定申告が必要なケースもあります。日常生活で使用するクルマでも確定申告が必要なケースもあるため、不安に感じた場合は専門家に相談するとよいでしょう。 通勤用のクルマ 通勤や通学で使っているクルマは、売却しても譲渡所得として扱われないため、確定申告が不要です。ただし、売却額によっては日常生活で使用するクルマと同様に確定申告が必要なケースがあることに留意してください。 クルマの売却における譲渡所得の計算方法 譲渡所得には、下記のように2種類あり、それぞれで計算方法が異なります。 種類 定義 計算方法 短期譲渡所得 購入から5年以内で売却 売却額 −(取得費用+譲渡費用)− 特別控除額 長期譲渡所得 購入から5年以上で売却 {売却額−(取得費用+譲渡費用)− 特別控除額}× 1/2 参考:東京地方税理士会「クルマを売却したととき(令和6年5月)」 たとえば、下記の条件で売却した場合の譲渡所得は50万円です。 ・購入から5年以内で売却・売却額 300万円・取得費用 200万円・譲渡費用 0円 ※300万円−200万円−50万円(特別控除額)= 50万円 また、譲渡費用とは売る際にかかった費用のことで、陸送費用や修理費用などが該当します。取得費用はクルマを購入する際にかかった費用で、下記を含む必要があります。 ・車輌本体・付属品・代行費用(車庫証明発行や登録手続きなど)・納車費用 ただし、税金や保険料、リサイクル料金は損金として処理できるため、取得費用に含めるかは任意です。 クルマの売却益が出た際の確定申告の流れ クルマの売却益が出た際に流れを把握しておけば、スムーズに確定申告できます。ここでは、クルマの売却益が出た際の確定申告の流れについて紹介します。 1.売却益が確定申告の対象になるか確認する まずは、売却益が確定申告の対象になるかを確認します。対象の場合は、売却額から取得金額を引いて、売却益の金額を確認しましょう。 なお、事業用としてクルマを所有し、減価償却法を用いて分割で取得金額を計上している場合は、下記の計算式で売却益を確認します。 売却額−帳簿価格(帳簿上のクルマの価値) たとえば、耐用年数6年のクルマを240万円で購入した場合、毎年40万円ずつを計上します。購入から3年目で売却した場合の帳簿価格は120万円です。 2.譲渡所得を計算する 売却益が確定申告の対象であれば、譲渡所得を計算します。譲渡所得は、短期譲渡所得と長期譲渡所得で計算方法が異なるため、間違えないように注意しましょう。 また、車輌本体価格だけでなく付属品や納車費用なども取得費用に含める必要があることに留意してください。 3.必要書類を準備する 譲渡所得を計算したら、確定申告に必要な書類を準備します。クルマの売却益が出た際に必要な書類は下記のとおりです。 ・確定申告書・青色申告決算書(青色申告をする場合)・収支内訳書(白色申告をする場合)・身分証明書・収入を確認できる書類・税金控除の適用を確認できる書類・マイポータルアプリまたはカードリーダー(e-Taxで電子申告する場合)・振込先の銀行口座情報 e-Taxで電子申告する場合、マイナンバーカードをカードリーダーで読み込むため、身分証明書の省略が認められます。また、事前に税務署で本人確認を行い、e-Taxで申請するためのIDとパスワードを付与されている場合も同様です。 e-Taxで確定申告を行う予定がある場合は、カードリーダーの準備、または事前に税務署に出向き電子申告に必要なIDとパスワードを付与してもらいましょう。 4.確定申告書を作成する 必要書類を準備したら、確定申告書を作成します。確定申告書は2枚綴りになっており、収入や所得などをまとめる「第一表」と、詳細を記入する「第二表」があります。 譲渡所得の確定申告では、第一表と第二表に加えて、譲渡所得の内訳書(総合譲渡用)も作成しなければなりません。 確定申告書の作成は手書きで行えるものの、会計ソフトを使用すれば、よりスムーズに確定申告ができるため必要に応じて使用しましょう。 5.提出・納税 確定申告書を作成したら、下記いずれかの方法で管轄の税務署に提出し、所得税を納税します。 ・直接出向く・郵送・電子申告(e-Tax) 確定申告の期限は、毎年3月15日です(※2024年度分は土日祝に該当するため3月17日まで)。期限を過ぎると無申告加算税や延滞税が課せられるため、計画的に確定申告を進めましょう。 まとめ クルマの売却額が譲渡所得として扱われた場合は、確定申告が必要です。 事業用のクルマを売却した際はもちろん、売却額が購入額を上回る場合も確定申告をしなければなりません。特に高級車や希少価値がある旧車を売却した場合は、購入額を大幅に上回る可能性があることに留意してください。 確定申告する際は、会計ソフトを使うとスムーズに申告を進められます。仕事で忙しかったり、確定申告の方法について不安に思う場合は、専門家に依頼することも検討してみてください。

クルマの減価償却期間中でも売却は可能?仕訳方法や注意点を紹介
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.28

クルマの減価償却期間中でも売却は可能?仕訳方法や注意点を紹介

事業用で所有しているクルマは、基本的に分割して経費計上する必要があります。しかし、減価償却期間中でも売却できるのか調べている方もいるでしょう。減価償却期間中でも売却は可能なものの、会計処理が複雑なため、事前に理解を深めておく必要があります。 この記事では、クルマを減価償却の途中で売却する際の仕訳方法や注意点などについて紹介します。 クルマの減価償却期間中でも売却は可能 クルマは減価償却期間中でも売却できます。ただし、減価償却期間中のクルマは事業の損益計算に影響があるため、売却時に得た「売却益」や発生した「売却損」を正しく仕訳しなければなりません。 売却益は、帳簿価格(帳簿に記載されているクルマの評価額)を上回った金額で売却した際に得た利益です。一方、売却損は帳簿価格を下回った金額で売却した際に発生した損益です。 減価償却期間中のクルマの帳簿価格を確認し、売却益を得たのか、または売却損が発生したのかをチェックしましょう。 なお、帳簿価格は「取得原価(購入価格 )− 減価償却累計額」で、算出できます。たとえば、耐用年数4年のクルマを100万円で購入し、3年目で売却する際の減価償却累計額は75万円です(各年の減価償却費は25万円)。 続いて、取得原価100万円から減価償却累計額の75万円を引き、帳簿価格を算出します。減価償却期間中のクルマは、会計処理が複雑なことに留意してください。 クルマを減価償却の途中で売却する際の仕訳 クルマを減価償却の途中で売却する際の仕訳は、「個人」と「法人」で異なります。また「税込処理」と「税抜処理」のどちらかを採用しているかによっても異なるため、仕訳方法を確認しておきましょう。 ここでは、クルマを減価償却の途中で売却する際の仕訳について紹介します。 個人 個人の場合は「譲渡所得」として計上し、売却益は「事業主借」、売却損は「事業主貸」で仕訳します。譲渡所得とは、資産を売却や譲渡した際に生じた所得のことで、所得税や翌年の住民税に影響します。 続いて、個人が減価償却期間中のクルマを売却した場合の仕訳について紹介します。 直接法(税込) 直接法(税込)で仕訳した場合の例を紹介します。 【売却益】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......30万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 30万円 車輌運搬具 25万円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金     事業主借 5万円 売却益 合計 30万6,000円 合計 30万6,000円   【売却損】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......20万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 20万円 車輌運搬具 25万円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金           事業主貸 5万円     売却損 合計 25万6,000円   25万6,000円   直接法(税抜) 直接法(税抜)で仕訳した場合の例を紹介します。 【売却益】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......30万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 27万2,728円 車輌運搬具 22万7,273円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金     仮受消費税等 2万7,272円 消費税     事業主借 1万8,183円 売却益 合計 27万8,728円 合計 27万8,728円   【売却損】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......20万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 18万1,819円 車輌運搬具 22万7,273円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000 リサイクル預託金     仮受消費税等 1万8,181円 消費税 事業主貸 6万3,635円     売却損 合計 25万1,454円 合計 25万1,454円   税抜処理の場合、売却額の消費税分を「仮受消費税等」として仕訳します。なお、税込と税抜では合計金額が異なるものの、最終的に租税公課で調整するため、課税される税金は同額です。 法人 流れは個人のときと同じものの、法人の場合は「固定資産売却益」または「固定資産売却損」の勘定科目で仕訳します。続いて、法人が減価償却期間中のクルマを売却した場合の仕訳について紹介します。 直接法(税込) 直接法(税込)で仕訳した場合の例を紹介します。 【売却益】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円・売却額......30万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 30万円 車輌運搬具 25万円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金     固定資産売却益 5万円 売却益 合計 30万6,000円 合計 30万6,000円   【売却損】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......20万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 20万円 車輌運搬具 25万円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金 固定資産売却損 5万円     売却損 合計 25万6,000円   25万6,000円   直接法(税抜) 直接法(税抜)の場合は、下記のように仕訳します。 【売却益】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......30万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 27万2,728円 車輌運搬具 22万7,273円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金     仮受消費税等 2万7,272円 消費税     固定資産売却益 1万8,183円 売却益 合計 27万8,728円 合計 27万8,728円   【売却損】・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......20万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税) 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 18万1,819円 車輌運搬具 22万7,273円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000 リサイクル預託金     仮受消費税等 1万8,181円 消費税 固定資産売却損 6万3,635円     売却損 合計 25万1,454円 合計 25万1,454円   下取りの場合 下取りの場合は、クルマの売却と購入をそれぞれ仕訳します。下取りとは、現在所有しているクルマを売却し、売却金をそのお店で購入するための資金に充てることです。 ただし、クルマの売却と購入の仕訳を合算した方がスムーズな会計処理が可能です。 下記の条件で下取りし、それぞれを合算した場合の仕訳方法を紹介します(※直接法・税込・法人)。 【下取りしたクルマ】・購入費用......100万円・下取り費用......20万円・リサイクル預託金......6,000円・帳簿価格......25万円 【購入したクルマ】・購入金額(車輌本体価格、オプション品)......150万円・法定費用(自動車税や重量税など)......2万5,000円・保険料(自賠責保険、任意保険)......3万円・代行費用(納車や手続きなど)......4万円・リサイクル預託金......1万円 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 車輌運搬具 150万円 普通預金 140万5,000円 購入金額 / 購入金額−下取り価格 支払手数料 4万円 車輌運搬具 25万円 支払手数料 / 帳簿価格(下取り車) 保険料 3万円 預託金 6,000円 保険料 / リサイクル預託金(下取り車) 租税公課 2万5,000円     税金 預託金 1万円     リサイクル預託金 固定資産売却損 5万6,000円     売却損 合計 166万1,000円 合計 166万1,000円   貸方勘定項目の普通預金は、購入費用160万5,000円から下取り費用の20万円を引いています。 ローン残債がある場合 ローン残債があるクルマを売却した場合は、下記のように仕訳します(直接法・税込・法人)。 ・購入価格......100万円(税込)・帳簿価格......25万円(税込)・売却額......30万円(税込)・リサイクル預託金......6,000円(非課税)・ローン残債......9万円・ローンの手数料......1万円 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 30万円 車輌運搬具 25万円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 リサイクル預託金 6,000円 リサイクル預託金 長期未払金 9万円 普通預金 10万円 ローン残債 / ローン精算 支払利息 1万円 固定資産売却益 5万円 ローンの手数料 合計 40万6,000円 合計 40万6,000円   クルマの減価償却の途中で売却する際の注意点 減価償却期間中のクルマの売却する際、会計処理が複雑なため注意点を把握しておく必要があります。ここでは、クルマの減価償却の途中で売却する際に気をつけるべき点について紹介します。 直説法と間接法を正しく使う クルマの減価償却の途中で売却する際は、直接法と間接法を正しく使う必要があります。自社の会計基準や税務要件に合わせて、適切に仕訳をしましょう。 万が一誤った方法で会計処理すると、税務署から修正申告を求められることに注意が必要です。 なお、直接法と間接法は下記のようにメリットとデメリットが異なります。 種類 概要 メリット デメリット 直接法 減価償却費を差し引いた金額を帳簿に記入 帳簿価格を把握しやすい 固定資産台帳を確認しないと、取得金額と減価償却累計額を把握しにくい 間接法 減価償却費の累計額を借方に記入し、帳簿上で減価償却を行う いくらで取得したのかを把握しやすい 減価償却累計額を差し引かないと、帳簿価格を把握できない 初めて会計処理を行う場合は、自社に合う方法で仕訳をしましょう。 税込と税別について理解する クルマの減価償却の途中でクルマを売却する際、税込と税別について理解してから仕訳をしましょう。基本的には、自社で採用している方法に従って仕訳をします。 初めて会計処理を行う場合は、自社に合う方法を選択しましょう。 なお、税込処理での仕訳は、多くの中小企業や個人事業主が採用しています。正確な損益の把握や消費税額の把握が難しいものの、方法が単純なため会計処理の効率化が可能です。 一方、税抜処理での仕訳は、売上規模が大きい大企業が採用しているケースがほとんどです。会計処理が複雑化するものの、消費税率に変動があった場合にスムーズに対応できるほか、節税につながるケースもあります。 売却益と売却損における仕訳を理解する クルマの減価償却の途中で売却する際は、売却益と売却損における仕訳を理解しましょう。具体的な違いは下記のとおりです。 項目 定義 売却益 クルマの帳簿価格を上回る金額で売却した場合(売却した際に得た利益) 売却損 クルマの帳簿価格を下回る金額で売却した場合(売却した際に発生した損失) リサイクル預託金の仕訳も必要 クルマを売却した場合は、リサイクル預託金の仕訳も必要です。リサイクル預託金とは、廃車する際に必要な費用であり、新車購入時に支払います。 売却の場合は廃車にしないため、売却先からリサイクル預託金が返金されます。リサイクル預託金は非課税のため、売却額とは別で仕訳が必要なことに留意してください。 また、リサイクル預託金は下記で構成されており、情報管理料金は含めずに処理する必要があります。 ・シュレッダーダスト料金・エアバッグ類料金・フロン類料金・情報管理料金 たとえば、下記の場合は130円を引いた22,510円を帳簿に記載します。 ・シュレッダーダスト料金 1万3,500円・エアバッグ類料金 6,910円・フロン類料金 2,100円・情報管理料金 130円 迷ったときは専門家に相談する 減価償却期間中のクルマ売却の仕訳について迷ったときは、専門家に相談しましょう。仕訳では、例外が発生するケースもあります。 申告内容が間違っていた場合、修正申告をして正しい金額に訂正しなければなりません。二度手間になるため、迷った場合は税理士や会計士に相談してみてください。 減価償却が終わったクルマの売却の仕訳 減価償却が終わったクルマを、20万円で売却した場合の仕訳は下記のとおりです。 借方勘定項目 金額 貸方勘定項目 金額 摘要 普通預金 20万円 車両運搬具 1円 売却額 / 帳簿価格 普通預金 6,000円 預託金 6,000円 リサイクル預託金     事業主借 19万9,999円 売却益 合計 20万6,000円 合計 20万6,000円   減価償却が終わったクルマの帳簿価格は1円です。 また、個人事業主がクルマを売却した場合、50万円の特別控除が適用されます。売却益が19万9,999円から50万円を引けるため、譲渡所得は0円となり、所得税は発生しません。 まとめ 減価償却期間中でもクルマは売却できるものの、会計処理が複雑です。下取りに出した際やローン残債がある場合は、さらに会計処理が複雑なことに留意してください。 まずはクルマの帳簿価格をもとに、売却益または売却損を算出し、正確に処理しましょう。修正申告を求められる可能性があるため、会計処理について迷った場合は、必要に応じて税理士や会計士などの専門家に相談することをおすすめします。

5月にクルマを売却すると税金はどうなる?還付の有無や売却時の注意点も解説
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.23

5月にクルマを売却すると税金はどうなる?還付の有無や売却時の注意点も解説

5月にクルマを売却する場合、原則として売り手は1年分の自動車税(種別割)を納める必要があります。 しかし、買取業者によっては買取をした翌月以降の自動車税(種別割)を還付してもらえます。クルマを査定に出す際は、買取業者が税金の還付に対応しているかどうかを確認するとよいでしょう。 この記事では、5月にクルマを売却したときの税金に関する取り扱いや高値で売却するポイントなどについて詳しく解説します。 5月にクルマを売却すると自動車税(種別割)が還付される 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点でクルマを所有している人に課せられる税金です。 毎年5月上旬ごろに送付される納付書をもとに1年分を一括で納めます。 税額は、クルマの総排気量に応じて決まります。たとえば、クルマを2019年9月30日以前に購入した場合、総排気量1,000ccは2万9,500円、1,500cc超~2,000cc以下は3万9,500円、2,500cc超~3,000cc以下は5万1,000円です。 月割りでの支払いはできず、年度の途中でクルマを売却しても納めた自動車税(種別割)は戻ってきませんが、買取業者によっては還付してもらえることがあります。 納税後に売却する場合は還付手続きをする 5月にクルマを売却する場合、売り手がすでに1年分の自動車税(種別割)を納めていることがあります。 普通自動車を廃車にする場合は、翌年3月までの自動車税(種別割)を還付してもらえますが、原則として売却は対象外です。 しかし、買取業者の多くは残りの期間に応じた税額分を買取金額に上乗せする形で精算をしてくれます。 すでに自動車税(種別割)を納めている場合は、買取業者の査定金額に自動車税(種別割)の未経過分が含まれているかを確認しましょう。 ただし、軽自動車は廃車にしても自動車税(種別割)は還付されないため、買取時にも精算されないケースがほとんどです。 納税前に売却する場合は業者に納付書を渡す 自動車税(種別割)を納めていない段階で5月にクルマを売却する場合、納付期限までに余裕があると買取業者が代わりに納付してくれることがあります。 買取業者に自動車税(種別割)を納付してもらえるのであれば、買取の際に納付書を提出しましょう。 ただし、すべての買取業者が代わりに納税してくれるわけではないため、事前に確認しておくことをおすすめします。 5月のクルマ売却で還付される税金額 自動車税(種別割)の還付額は、売却の翌月から3月末までの月数分に応じて決まるのが一般的です。計算式は「自動車税(種別割)の税額÷12×未経過分の月数」です。 たとえば、2019年9月30日以前に新規登録した排気量1,300ccの普通自動車を5月に売却するとしましょう。 自動車税(種別割)は3万4,500円です。5月に売却する場合、6月から翌年3月までの10ヶ月分が還付されるため、買取価格に上乗せされる金額は「3万4,500円÷12×10ヶ月=2万8,750円」です。 5月にクルマを売却する時点で自動車税(種別割)を納めておらず、買取業者が代わりに納税する場合、2ヶ月分が買取金額から差し引かれるのが一般的です。 クルマを売却するとリサイクル預託金相当額も戻ってくる リサイクル預託金とは、廃車に必要な処理費用を新車の購入時に前払いする金銭のことです。 クルマを売却するときは、リサイクル預託金が次の所有者に引き継がれます。そのため、売り手は買取業者からリサイクル預託金に相当する金額を支払ってもらえます。 買取の場合は、リサイクル預託金の金額分が査定額に含められるのが一般的です。 リサイクル預託金のやり取りをする際は、購入時に受け取ったリサイクル券が必要なため、売却時に提示できるよう準備しておきましょう。 5月のクルマ売却の注意点 5月にクルマを売却するときは、自動車税(種別割)やリサイクル預託金の他にも以下の点に注意する必要があります 車検直後の売却は自動車重量税の払い損になる 自動車重量税は、クルマの重量に応じて課税される税金です。クルマの新規登録・新規検査や車検の際、車検証に記載された有効期限分の税額を一括で納めます。車検証の有効期限は、新車登録時が3年、それ以降は2年です。 自動車税(種別割)と同様、自動車重量税が還付されるのはクルマを廃車にしたときです。クルマを売却しても原則として自動車重量税は戻ってきません。 車検を受けた直後にクルマを売却すると、自動車重量税が払い戻されずに損をする可能性があります。 買取業者によっては、残りの期間分に応じた自動車重量税を買取金額に上乗せしてくれる場合があります。査定を受けるときは、自動車税(種別割)だけでなく自動車重量税の還付にも対応しているか確認しておくとよいでしょう。 中古車への乗り換えでは還付金相当額が購入額に反映されることも 買取業者によっては、クルマを買い取る際に精算した未経過分の自動車税(種別割)を販売価格に上乗せしていることがあります。 中古車への乗り換えを検討している場合は、販売価格に自動車税(種別割)の還付金相当額が上乗せされていないかを中古車販売店に確認するとよいでしょう。 税金関連の対応は業者によって異なる 買取業者のすべてが自動車税(種別割)の還付に対応しているわけではありません。また、還付金額の計算式や還付方法などは買取業者によって異なる場合があります。 クルマの査定を受けるときは、買取業者に自動車税(種別割)の還付について詳細に確認することをおすすめします。 クルマを高く売りたい場合は5月以外の時期も検討する クルマをより高く売りたい場合は、5月の他にも以下のタイミングを検討するとよいでしょう。 高額査定になりやすい時期 クルマがもっとも高く売れやすいといわれるのは「1〜2月」です。 毎年3〜4月は就職や進学、転職などを背景にクルマの需要が増加する時期です。また、3月に決算期前のセールを開催する業者も少なくありません。 買取業者の多くは、書き入れ時に向けて在庫をそろえようと積極的に買取を行うため、査定額が高くなりやすいのです。 同様の理由で「7〜8月」についてもクルマの査定額が高くなりやすいといわれています。 5月に売却すべき事情がない場合は、より高額な査定が期待できる1〜2月または7〜8月にクルマを査定してもらうとよいでしょう。 モデルチェンジ前に売却する フルモデルチェンジやマイナーチェンジが行われると、型落ちモデルの価格相場は下がる傾向にあります。 乗っているクルマが現行モデルであれば、新しいモデルが発表される前に売却をしたほうが売却価格は高くなるでしょう。 前回のモデルチェンジから数年が経過している場合、次期モデルが発表される前に手放すのも1つの方法です。 走行距離も考慮する 走行距離が長いクルマは、エンジン回りや足回りなどの部品の摩耗が進んでいる可能性が高まるため、査定額は下がりやすくなります。 一般的には「5年・5万km」を超えると査定額が下がり、「10年・10万km」を超えると一気に値が下がるといわれています。 クルマの走行距離が5万kmまたは10万kmに近い場合は、早めに売却するのも1つの方法です。 まとめ クルマを売却する際、すでに納めている自動車税(種別割)の未経過分を買取金額に上乗せされる形で清算してもらえることがあります。 ただし、すべての買取業者が還付に対応しているわけではないため、5月にクルマを売却するときは自動車税(種別割)の取り扱いを事前に確認しておきましょう。 売却したいクルマの年式が古い場合は「旧車王」の利用をご検討ください。旧車に精通したスタッフが専門知識と経験を活かして、愛車を適正に鑑定いたします。買取後に事故歴が発覚しても減額はいたしませんので、安心してご相談ください。  

2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.14

2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁!今後値上がりする?

ホンダの人気コンパクトセダン、3代目シビックフェリオが2025年9月に25年ルール解禁を迎えます。90年代を代表する名車として知られる3代目シビックフェリオは、VTECエンジンを搭載したスポーティなセダンとして、国内外で高い評価を得てきました。現在、アメリカでの需要の高まりが予想され、中古車相場への影響が注目されています。本記事では、3代目フェリオの魅力と25年ルール解禁による市場への影響について詳しく解説します。 2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁! 2025年9月、3代目シビックフェリオが、アメリカの25年ルール解禁を迎えます。2000年から2005年にかけて製造された3代目シビックフェリオは、コンパクトセダンとして高く評価されています。 VTECエンジンを搭載したモデルがラインナップされており、VTECテクノロジーによる高回転型エンジンの特性と、軽量ボディによる優れたハンドリング性能で、スポーツドライビングの魅力を手軽に味わえるモデルとして、若いドライバーを中心に支持を集めました。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールは、アメリカの自動車輸入規制に関する例外規定です。製造から25年以上が経過したクルマは、クラシックカーとして認定され、通常の輸入規制の対象外となります。これにより、日本の右ハンドル車をそのままアメリカに輸入することが可能になります。 さらに、関税や排ガス規制も緩和されるため、コレクターやJDM(Japanese Domestic Market)ファンにとっては、待望の機会です。3代目フェリオの場合、2025年9月以降、アメリカでの需要が高まることが予想されます。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁で3代目シビックフェリオは値上がりする? 3代目シビックフェリオの価格動向については、特にVTEC搭載モデルを中心に、値上がりの可能性が高いと考えられます。その理由として、下記が挙げられます。 アメリカでのホンダ車人気 特にVTECエンジン搭載車は、その高回転型エンジン特性と優れた運動性能から、アメリカのJDMファンの間で高い人気を誇っています。 良好な状態の個体の希少性 生産から25年以上が経過し、コンディションのよい個体が少なくなっていることから、状態の良好な車輌は特に高値で取引される可能性があります。 ただし、グレードや使用状態、走行距離などによって価格は大きく異なることが予想されます。 25年ルールが解禁される3代目シビックフェリオの魅力 3代目シビックフェリオの魅力は、なんといっても革新的なパワートレインです。特にRSグレードに搭載されたD17A型VTECエンジンは、最高出力130ps/6,300rpmを発揮し、当時のコンパクトカーとしては優れた性能を誇りました。 洗練されたデザインも大きな特徴で、前期型のシャープなフロントマスクと流麗なサイドラインにより、スポーティさと上質さを両立させたエクステリアデザインは、現代でも色あせない魅力を放っています。 また、コンパクトなボディサイズながら、広々とした室内空間と使い勝手のよいトランクスペースを確保。日常使いの利便性も高く評価されています。 3代目シビックフェリオ以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、3代目フェリオ以外にも注目の車種が25年ルール解禁を迎えます。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバン ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカー ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)初代の成功を発展させたクロスオーバーSUV ・トヨタ オーパ(5月解禁)コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有する5ドアハッチバック ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダン ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバン ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)スバルの4WDスポーツセダンの代表格 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデル ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン ・9代目カローラ(8月解禁)空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させたモデル ・ホンダ スマートシビック(9月解禁)ミニバンを思わせる外観をもつシビックの7代目 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるフォルムと多彩なパワーユニットが魅力のセダン ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUV ・日産  エクストレイル(11月解禁)スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデル ・トヨタ クルーガー(11月解禁)セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現したモデル ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVで まとめ 2025年9月に25年ルール解禁となる3代目シビックフェリオは、VTECエンジンによる高性能と実用性を兼ね備えた名車として、アメリカ市場での高い需要が期待されます。特に状態の良いVTEC搭載モデルは、コレクターズアイテムとしての価値も高く、今後の価格上昇が予想されます。 3代目シビックフェリオの売却をお考えの方は、旧車王にぜひご相談ください。クルマを熟知した専門スタッフが、お客様の大切なクルマを適正価格で査定させていただきます。最短当日の無料出張査定も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.10

2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁!今後値上がりする?

ホンダが2000年9月に発売したスマートシビックが、2025年9月にアメリカの25年ルール解禁を迎えます。シビックの7代目として誕生したスマートシビックは、当時から独自の魅力を放つモデルとして注目を集めました。 今回は、スマートシビックの25年ルール解禁に関する情報と、モデルの特徴について詳しく解説していきます。 2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁! 2025年9月、スマートシビックが25年ルール解禁となります。このモデルは、先代までのコンパクトなサイズから一新して、ボディが一回り以上拡大されました。5ドアモデルにはフラットフロアが採用され、外観も然ることながら室内もミニバンを思わせる空間へと進化を遂げています。 実用性と日本車としての信頼性の高さにより、25年ルール解禁後は中古車市場で一定の需要が見込まれます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上が経過したクルマについて、アメリカへの輸入規制を緩和する特別な制度です。通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入が制限されていますが、25年以上経過したクルマはクラシックカーとして登録が可能となります。このルールにより、日本の中古車がアメリカ市場に流通する機会が生まれ、特に人気モデルは価格が上昇する傾向にあります。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でスマートシビックは値上がりする? スマートシビックは、25年ルール解禁後に急激な価格上昇は見込みにくい可能性があります。その理由として、同時期に解禁となるアコードユーロRやインプレッサWRX STiといった高性能スポーツモデルと比較すると、アメリカでの需要が限定的と予想されるためです。 ただし、良好なコンディションを保った個体や低走行距離の個体については、一定の価値を維持する可能性があります。 25年ルールが解禁されるスマートシビックの魅力 スマートシビックの最大の魅力は、クルマとしての実用性と優れた走行性能を両立した点です。 パワートレインには1.5L SOHCエンジンを搭載し、20km/Lの低燃費を実現。最高出力105ps、最大トルク13.8kg-mを発生し、市街地での扱いやすさと高速巡航時の余裕を両立させました。また、シビックの特徴である低重心設計により、安定した走行性能も特徴です。 スマートシビック以外で2025年に25年ルールが解禁された車種一覧 2025年には、以下の注目モデルが25年ルール解禁を迎えます。・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダン。220psの最高出力と、鋭い運動性能を特徴とするスポーツモデルです。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサWRX STI GDB型(8月解禁)WRCで培った技術を投入した4WDスポーツセダン。2.0L水平対向ターボエンジンによる圧倒的な加速性能と、優れた操縦性を実現しました。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年9月に25年ルール解禁を迎えるスマートシビックは、実用性と高い走行性能を兼ね備えた魅力的なモデルです。同年に解禁となる他のスポーツモデルと比べると、アメリカでの需要は限定的かもしれませんが、コンディションの良い個体は安定した価値を保つ可能性があります。 旧車王では、スマートシビックをはじめとする旧車の買取を専門に行っております。20年以上の買取実績と、累計買取件数1万5,000件を超える豊富な経験を活かし、お客様のクルマを適正価格で査定いたします。25年ルール解禁を控えたクルマの売却をご検討の際は、ぜひ旧車王にご相談ください。

2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.09

2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁!今後値上がりする?

トヨタが2000年11月に発売した高級セダン「オリジン」が、2025年11月に25年ルール解禁を迎えます。クラウンをベースに、クラシカルなデザインと最新技術を融合させた限定約1,000台の特別なクルマとして話題を集めたオリジンは、解禁に伴い海外での需要が高まる可能性があります。 今回は、オリジンの25年ルール解禁による影響と、モデルの魅力について詳しく解説していきます。 2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁! トヨタ オリジンは、同社生産台数累計1億台突破を記念して2000年11月に発売された特別限定モデルです。発売時の価格は1台700万円と、当時のトヨタ車としては異例の高額設定でした。初代クラウンがモチーフで、プラットフォームはプログレと共有。3.0L 直列6気筒エンジンを搭載した豪華なセダンです。 生産台数は約1,000台に限定された希少車のため、国内外のコレクターから高い注目を集めています。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカにおける自動車輸入規制の特例制度です。製造から25年以上が経過したクルマは、右ハンドル車であってもクラシックカーとしてアメリカへの輸入が可能となります。 この制度により、通常は厳しい輸入規制の対象となる日本の右ハンドル車も、25年を経過すれば輸入できるようになります。アメリカの自動車愛好家にとって、日本の希少な名車を手に入れる絶好の機会です。 ▼関連記事はこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でトヨタ オリジンは値上がりする? オリジンは、その希少性と歴史的価値から、25年ルール解禁後の価格上昇が予想されます。特に以下の要因が価格上昇を後押しする可能性があります。 1. 生産台数が1,000台と極めて少ない2. クラシカルなデザインと最新技術の融合という独自性3. 当時の日本の職人技術の結晶としての評価 ただし、実際の価格変動は市場の需要と供給バランス、個体の状態などにより変動する可能性があります。また、維持費用が比較的高額になる点も、市場価格に影響を与える要因となるでしょう。 25年ルールが解禁されるトヨタ オリジンの魅力 オリジンの最大の魅力は、クラシカルなデザインと最新技術の見事な調和にあります。外観は初代クラウンを彷彿とさせる伝統的なスタイリングを採用し、フロントグリルやヘッドライト、テールランプなどにクラシックカーの要素を随所に取り入れています。 パワートレインには、3.0L 直列6気筒エンジン(2JZ-GE型)を搭載し、最高出力215ps、最大トルク30.0kg-mを発生。重量のある高級車でありながら滑らかな加速性能を実現しました。 内装は縫い目にまでこだわった最高級の本革シートや木目調パネルを贅沢に使用しており、細部にまでこだわった匠の技が随所に光ります。観音開きのドアもその威厳を象徴する装備の1つといえるでしょう。 トヨタ オリジン以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、オリジン以外にも注目の車種が25年ルールの解禁を迎えます ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダンで、スポーティな走りが特徴です。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)ターボエンジンと4WDシステムによる高い走行性能で、世界中のファンを魅了したモデルです。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年11月に25年ルール解禁となるトヨタ オリジンは、限定約1,000台という希少性と、クラシカルなデザインを持つ特別なモデルです。解禁後は、海外コレクターからの需要増加により、市場価格の上昇が予想されます。 オリジンをお持ちの方で売却をご検討の際は、旧車王にぜひご相談ください。旧車専門の鑑定士が、オリジンの価値を最大限に見出し、適正価格での買取をご提案いたします。まずは無料査定をご利用いただき、愛車の価値を見極めてみてはいかがでしょうか。

2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.08

2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁!今後値上がりする?

スバルのハイパフォーマンスモデル、インプレッサWRX STI GDB型が2025年8月に25年ルール解禁を迎えます。WRCでの活躍で知られる同車は、25年ルール解禁に伴い中古車相場に大きな変動が予想されます。 本記事では、WRX STI GDB型の魅力と25年ルール解禁による影響について詳しく解説します。今後の動向を見極める参考としてぜひご活用ください。 2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁! 2025年8月、WRX STI GDB型の25年ルールが解禁されます。GDB型は2000年から2007年にかけて製造された高性能4WDスポーツモデルで、初代からの特徴である水平対向エンジンと、スバル独自の常時4WDシステムを組み合わせたモデルです。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上が経過したクルマに対して、アメリカへの輸入規制が緩和される特別なルールです。通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入が制限されていますが、このルールにより、25年以上経過したクルマは関税や排ガス規制の対象外となり、クラシックカーとして輸入が可能になります。 つまり、これまでアメリカでは正規輸入できなかったWRX STI GDB型が、2025年8月以降は輸入できるようになるのです。このルールにより、日本の中古車市場にも大きな影響が及ぶことが予想されます。 ▼関連記事はこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でWRX STI GDB型は値上がりする? WRX STI GDB型は、25年ルール解禁に伴い中古車価格の上昇が見込まれます。主な理由は、優れた走行性能による高い人気です。 水平対向エンジンと常時4WDシステムによる卓越した走行性能は、現代のスポーツカーと比較しても遜色がなく、現在でも世界中に多くのファンが存在します。 また、ラリーやレースで走行することの多かった車種のため、状態のよい個体が市場に流通しにくい傾向にあります。良好なコンディションの個体においては、25年ルール解禁後に価格が特に上昇する可能性が高いでしょう。 25年ルールが解禁されるWRX STI GDB型の魅力 WRX STI GDB型の最大の魅力は、レーシングカー譲りの本格的な走行性能です。水平対向2.0Lターボエンジンは最高出力280ps、最大トルク43.0kgmを発揮し、0-100km/h加速は約5.0秒を記録しています。 外観デザインも特徴的で、大型リアウイングとワイドボディ、そして象徴的なブルーのボディカラーは、多くのファンを魅了しました。インテリアは、レーシングカーを思わせるスポーティな雰囲気を纏いながら、実用的な居住性も確保。日常での使用にも配慮された設計となっています。 また、チューニングの自由度が高いことも大きな魅力です。純正でも十分な性能を持ちながら、さらなるパワーアップの余地を残した設計により、世界中のチューニングショップで様々なカスタマイズが展開されています。 WRX STI GDB型以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、下記の人気モデルも25年ルール解禁を迎えます。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)ホンダの高性能セダンで、2.2L自然吸気エンジンによる鋭い加速と、FRに迫る走行性能で人気を博したモデルです。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年8月に25年ルール解禁を迎えるWRX STI GDB型は、その卓越した走行性能により、価格上昇が予想されます。良好なコンディションを保った個体は特に価値が高まる可能性があり、売却をお考えの方は、市場動向を注視することをおすすめします。 旧車の買取査定なら、累計買取件数1万5,000件、お客様満足率98%を誇る旧車王にお任せください。10年以上経過したクルマ専門の鑑定士が、WRX STIの価値を適正に見極め、最適な買取価格をご提案いたします。無料での出張鑑定も実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

クルマの売却時にスペアキーは不要!査定への影響はある?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.06

クルマの売却時にスペアキーは不要!査定への影響はある?

クルマを売却する際にスペアキーがなくても売れるのか、査定への影響はあるのか気になる方も多いでしょう。結論から言うと、スペアキーがなくてもクルマは売却可能です。多くの中古車買取業者はスペアキーの有無を重要視しません。ただし、リモートキーなどの特殊なキーの場合は、スペアキーがあると査定においてプラスに影響する場合があります。 本記事では、スペアキーの有無によるクルマ売却への影響について詳しく解説します。 スペアキーがなくてもクルマは売れる スペアキーがないからといって、クルマを売れないわけではありません。多くの買取業者は、マスターキーさえあれば買取を受け付けてくれます。ただし、スペアキーがあると再販売がスムーズになるため、査定額に若干の差が生じることがあります。 とはいえ、スペアキーがなくともクルマそのものの状態が良好であれば、大きな減額は避けられるでしょう。まずは、査定を受けて、具体的な査定額を確認してみることをおすすめします。 スペアキーが査定に与える影響 基本的に、スペアキーがない場合でもクルマは売却可能ですが、査定においては若干マイナスに影響する可能性があります。スペアキーがあったほうが、安全性と利便性がより高いと評価されるためです。 しかし、スペアキーの有無よりも重要なのはクルマの年式や走行距離、全体の状態です。そのため、スペアキーの作成するよりもクルマそのもののメンテナンスに注力したほうが査定額が上がるでしょう。 スペアキー作成の費用対効果   新たにスペアキーを作成する場合、鍵の種類によって費用が大きく異なります。鍵穴に入れて施錠・解錠するシンプルなタイプであれば3,000円程度で作成できますが、スマートキーやイモビライザーが搭載されている鍵の場合は1万〜5万円程度かかります。 スペアキーの有無が査定価格に大きな影響を及ぼさないことを考えると、シンプルなタイプの鍵でない限りは作成するメリットは少ないかもしれません。 もしスペアキーを作るならいつ頃がよい? もしスペアキーを作成するのであれば、クルマの売却を考えている段階で早めに検討しましょう。特に、紛失してしまった場合は、新たに作成するまでに時間がかかることがあるため、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。 ▼関連記事はこちらクルマの鍵を修理する方法とは?突然の電池切れの対応方法も解説 スペアキー紛失時にクルマを売る場合の準備 スペアキーを紛失していてもマスターキーさえあればクルマを売却できます。そのほかにも準備があります。 クルマ売却時に必要な書類一覧 クルマを売る際には下記の書類を用意しておく必要があります。査定当日までにそろえておくとスムーズに売却手続きを進められます。 ・自動車検査証(車検証)・自賠責保険証・自動車税納税証明書・印鑑証明書・実印・リサイクル券 ※下記は買取業者が用意します。・委任状・譲渡証明書 また、スペアキーがない旨を査定申込時に伝えると当日のやりとりがスムーズになるでしょう。 ▼関連記事はこちらクルマの売却時に必要な書類は?普通車・軽自動車に分けて解説クルマを売却する際の必要書類に印鑑証明書は含まれる?発行の仕方も解説法人名義のクルマを売却する際に必要な12種類の書類を解説 クルマのクリーニングと整備記録簿の用意 車輌の洗車と内装のクリーニングを行い、見た目の印象を良くしておくことが大切です。また、メンテナンスの履歴が記録されている整備記録簿を用意しておくと、日常的に整備している証明ができるため、査定額が上がる可能性があります。 信頼できる買取業者選び クルマを譲る買取業者選びも大変重要です。可能であれば、複数の買取業者に査定を依頼して、各社比較するとよいでしょう。 価格はもちろんですが、クルマの知識に長けているか、丁寧にサポートしてくれるか、なども信頼性を見極めるポイントです。たとえ高い査定額を提示されたとしても、対応が悪い業者だと後々トラブルに発展する可能性があります。 まとめ スペアキーを紛失した場合のクルマの売却への影響について解説しました。 スペアキーがなくても、マスターキーがあればクルマの売却は可能です。スペアキーがあれば査定額が若干上がる可能性はありますが、微々たる差であるためにその作成に手間をかけるのであれば、クルマのメンテナンスやクリーニングに時間をつかったほうがよいでしょう。 また、鍵以外にもクルマを売るにあたって準備することがあります。必要書類の用意と、買取業者選びです。特に、買取業者の選択を誤ると愛車を気持ちよく手放せないかもしれません。クルマの買取実績および知識が抱負で、丁寧なサポートに定評のある業者に依頼すると安心して取引できるでしょう。 旧車王は、20年以上にわたって古いクルマ専門に買取事業を行っており、スタッフ1人1人がクルマの知識抱負なプロフェッショナルです。契約前後も手厚くサポートいたしますので、大事なおクルマをご売却される際には、ぜひ旧車王にご相談ください。

クルマを売却するときにかかる税金は?納税が必要なケースや注意点を解説
旧車の売買と鑑定市場 2024.12.26

クルマを売却するときにかかる税金は?納税が必要なケースや注意点を解説

クルマの売却に関係する税金には「自動車税(種別割)」「所得税」「消費税」があります。売却をする際は、自動車税(種別割)の取扱いや、所得税と消費税の申告・納税が必要なケースを理解することが大切です。 この記事では、クルマの売却時にかかる税金の種類や計算方法、注意点などについて詳しく解説します。 クルマの売却でかかる可能性がある税金 クルマの売却に関する「自動車税(種別割)」「所得税」「消費税」について、それぞれがどのような税金なのかを解説します。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点でクルマを所有している人に課される地方税です。自家用乗用車の場合、税額は総排気量によって決まります。 原則として、毎年5月上旬ごろに送付される納付書をもとに1年分を一括で納める税金のため、月割りでの納税はできません。 年度の途中でクルマを売却しても、納めた自動車税(種別割)が戻ってきませんが、買取業者によっては精算をしてもらえることがあります。 ▼関連記事はこちらクルマの税金にはエンジンの排気量で決まるものがある!自動車税について解説【13年・18年経過】自動車税種別割・重量税の早見表|乗り換えた方がよい理由も紹介 所得税 所得税は、給与所得や事業所得など1年間で生じた個人の所得に対して課される国税です。 クルマの売却で所得税が課税される可能性があるのは売却益が生じたときです。クルマをはじめとした資産を譲渡したときの利益は「譲渡所得」として所得税の課税対象になることがあります。 しかし、中古車の多くは購入時よりも売却時のほうが価値は低いため、利益が出ることはあまりありません。また、買い物や通勤など日常生活で利用するクルマを売却する際に利益が生じても所得税は非課税となります。 消費税 消費税は、商品の販売やサービスの提供に対して課せられる税金です。2024年現在の基本税率は10%、飲料食品(酒類を除く)や新聞は軽減税率により8%となっています。 個人がプライベートで使用するクルマを売却するのであれば、消費税を納める必要はありません。中古車販売店にクルマを買い取ってもらう場合、買取価格には消費税が含まれるのが一般的ですが、個人がそれを受け取っても納税は不要です。 ただし、事業を行う個人や法人が事業用のクルマを売却すると消費税の納税が必要になる場合があります。 ▼関連記事はこちらクルマ買取時には消費税を払う?使用目的別の違い、その他の税金についても解説 クルマの売却で自動車税(種別割)が還付されるケース 4月1日以降にクルマを売却する場合、売り手側が1年分の自動車税(種別割)を納めるのが原則であり、売却しても還付されません。 ただし、売却先によっては残りの月数分に応じた税額を買取価格や売却価格に上乗せしてもらえることがあります。年度の途中でクルマを売却する場合は、自動車税(種別割)の還付相当額を売却価格へ上乗せしてもらえるかどうかを買取店に確認するとよいでしょう。 クルマを売却せず廃車(永久抹消登録)にした場合、残りの期間分に応じた税額が還付されることがあります。還付される税額の計算式は、下記のとおりです。 ■自動車税(種別割)の還付金額 =納付した年税額-(年税額×4月から抹消登録の日が属する月までの月数÷12月)※カッコ内は100円未満を切り捨て 実際に計算してみましょう。排気量が1,998ccで、2019年9月30日以前に新規登録している普通自動車の場合、自動車税(種別割)は年間3万9,500円です。 このクルマを10月に廃車にすると、納付すべき額は4月から10月までの7ヶ月分となるため、還付される金額は下記のとおりです。 ■還付金額=3万9,500円−(3万9,500円×7ヶ月÷12月)≒ 1万6,500円※カッコ内は100円未満を切り捨て 永久抹消登録をすると5ヶ月分の税額である1万6,500円が戻ってきます。 ただし、永久抹消登録の際に自動車税(種別割)の還付を受けられるのは普通自動車のみであり、軽自動車や貨物自動車は対象外です。 ▼関連記事はこちら自動車の売却で税金は還付される?手続き方法や必要書類を解説一時抹消すると自動車税は還付される?注意点や還付金の受け取り方なども解説クルマの抹消手続きとは?必要書類や手続きの流れについても解説 クルマの売却益に所得税がかかるケース 所有する目的が買い物や通勤などであるクルマは、日常生活に必要なものとみなされるため売却しても税金はかかりません。一方、事業に使っていたクルマや生活に通常必要ではないクルマを売却したときは、所得税がかかる場合があります。 以下で、所得税がかかるケースを詳しくみていきましょう。 事業用のクルマを売却した 事業に使用していたクルマを売却すると、売却益が譲渡所得として所得税の課税対象となります。事業に使用しているクルマとは、企業の営業車やタクシー、介護サービス会社の送迎車などのことです。 所得税が課税されるのは、クルマを取得した金額から購入時に支払った金額と譲渡するときの税金や手数料などを差し引いた部分が特別控除額の50万円を超えるときです。 事業用のクルマを売却する場合、譲渡所得を計算するときは「減価償却」をする必要があります。時間の経過や使用によって減少したと考えられるクルマの価値分を「減価償却費」として購入金額から差し引きます。 生活に通常必要ないクルマを売却した 日常生活で必要のないクルマを売却したときに利益が生じたときも、譲渡所得として所得税の課税対象となります。 たとえば、趣味で所有していたスポーツカーやクラシックカーを売却したときに利益が出たときは、確定申告をして所得税を納める必要があります。 生活に必要のないクルマを売却したときも、所得税が課税されるのは利益が50万円を超える場合です。一方、事業用のクルマを売却するケースとは異なり、購入金額から減価償却費は差し引く必要はありません。 クルマの売却でかかる所得税の計算方法 事業用のクルマや日常生活に使用しないクルマを売却したときは、まず譲渡所得を計算します。1年間で売却したクルマが1台のみである場合、譲渡所得の計算式は下記のとおりです。 ■譲渡所得=総収入金額-(取得費+譲渡費用)−特別控除額50万円※総収入金額:クルマの売却金額※取得費:クルマの購入金額や税金、手数料など※譲渡費用:クルマを売却したときの税金や手数料など たとえば、購入価格800万円のスポーツカーを1,000万円で売却し、売却時の諸費用が20万円かかった場合の譲渡所得額は下記のとおりです。 ■譲渡所得 = 1,000万円 -(800万円 + 20万円)- 50万円 = 130万円 クルマを売却したときの譲渡所得は総合課税の対象です。給与所得や事業所得など総合課税の対象となるほかの所得と合算して所得税を計算します。ただし、所有期間が5年を超えるクルマを売却した場合、課税対象となるのは譲渡所得の2分の1です。 所得税の税率は5〜45%です。税額を求める際は、下記の表をもとに「課税される所得金額×税率−控除額」の速算式を用います。 課税される所得金額 税率 控除額 1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円 1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円 3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円 6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円 9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円 18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円 40,000,000円 以上 45% 4,796,000円 ※出典:国税庁「No.2260 所得税の税率」 クルマの売却で消費税の申告が必要なケース 続いて、消費税の申告が必要なケースと不要なケースを詳しく解説します。 申告が必要なケース 消費税の申告が必要になるのは、課税事業者である個人事業主や法人が事業用のクルマを売却したときです。 個人事業主の場合は前々年、法人であれば前々事業年度の課税売上高が1,000万円を超える場合は、課税事業者となり消費税を納める義務が生じます。 また、インボイス発行事業者として登録を受けている者(適格請求書発行事業者)は、対象期間の課税売上高にかかわらず納税義務があります。 納税義務がある場合、期日までに消費税の申告が必要です。消費税の納付期限は、原則として課税の対象となる期間の翌年3月31日までです。 納税額は、クルマの売却代金や課税売上に含まれる消費税額から、仕入れをする際に支払った消費税額を差し引いて計算します。 参考:消費税のしくみ|国税庁・No.6501 納税義務の免除|国税庁・主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日|国税庁 申告が不要なケース 通勤や買い物など個人が生活に使用する自家用車を売却するときは、受け取った消費税を申告する必要はありません。 個人事業主が事業用のクルマを売却した場合でも、前々年の課税売上高が1,000万円未満であり免税事業者である場合や、インボイス登録をしていない場合、申告・納税は不要です。 クルマの売却益を得た場合は確定申告は必要? 事業用のクルマや投資目的のクルマなどを売却して利益が出た場合は、確定申告をして譲渡所得に課税される所得税を納める必要があります。 一方、日常生活で使用するクルマを売却しても、売却益に所得税は課税されないため、確定申告も不要です。 確定申告の期間は例年2月16日〜3月15日ですが、土日祝によって前後することがあります。 期限までに確定申告をしなかったときや税額を本来よりも少なく納めたときなどは、延滞税や加算税の対象になる可能性があります。譲渡所得が生じたときは、税額を正しく計算し期日までに申告と納税を済ませましょう。 ▼関連記事はこちら個人事業主必見!クルマ売却した際に影響する税金や申告方法を紹介 クルマの売却にかかる税金の注意点 クルマを売却するときの税金に関する主な注意点は下記の2点です。 自動車税(種別割)をどちらが負担するか確認しておく 4月1日よりもあとにクルマを売却するときは、自動車税(種別割)の精算方法をよく確認することが大切です。 特に、個人間でクルマを売買する場合は、買い手と売り手が話し合いをして精算方法を決めることになります。口頭での約束だけではあとでトラブルになる可能性があるため、売買契約書に自動車税(種別割)の精算方法を明記しておくとよいでしょう。 個人間でのトラブルを防ぎたい場合は、買取業者への売却がおすすめです。 自動車税(種別割)が未納だと売却できない 自動車税(種別割)を納めていないと、クルマの名義変更手続きをする際に必要な納税証明書が発行されないため、そのままでは売却ができません。 4月1日よりもあとにクルマを売却するときは、1年分の自動車税(種別割)をすべて払うようにしましょう。延滞分がある場合は、納付を済ませてから売却するのが基本です。 ▼関連記事はこちら自動車税が未納でもクルマは売却できる?納税証明書がないときの対処法も解説 まとめ 年度の途中でクルマを売却する場合、自動車税(種別割)は還付されませんが、買取業者によっては精算してもらえることがあります。 所得税が課税されるのは、事業用のクルマや生活に必要でないクルマの売却をして利益を得たときです。その場合、確定申告をして期限までに税金を納める必要があります。 消費税の納税が必要になるのは、納税義務のある個人事業主や法人が事業用のクルマを売却したときです。自身にどの税金が関係するのかを理解することで、よりスムーズにクルマの売却を進められるでしょう。

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