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昨今、自動車業界は、100年に一度の破壊的イノベーションの渦中にあると言われています。そんな大変革期の中にあって、“ハイソカー”が再び脚光を浴びつつあるのをご存じでしょうか?今回の記事では、単なる旧車とはひと味違うハイソカーについてお話していきます。 ハイソカーとは“上流階級の車” ハイソカーとはもはや死語になりつつある言葉ですが、ハイソとはhigh society(ハイソサエティー)略で、直訳すると“上流階級や上流社会”。つまりハイソカーとは、上流階級の車ということになります。このように聞くとなんだか成金感というか、銭ゲバ感がありますが、実際はあくまで「高級な雰囲気を持った車」を指した和製英語で、きっかけは車雑誌の「ホリデーオート」だと言われています。 バブル絶頂期に起きたハイソカーブーム そんなハイソカーがブームになったのは、1980年代後半からで、時は経済成長絶頂期の、バブル経済ど真ん中の時代です。それまで多くの庶民にとって、車はあくまで移動の道具でしかなかったところから、ステータスの象徴へと変化。いつかはマイホームを持つことが人生最大の目標であるように、高級車を購入することへの憧れが一層強くなっていきました。 戦後最大の好景気に後押しされ、自動車メーカー各社も開発に時間と金をたっぷり掛けることができた時代。このころに誕生し、ハイソカーブームを牽引した車種は、日本の自動車史に残る名車ばかりです。 自動車史に残るハイソカー 自動ブレーキや高性能なカーナビゲーションなどない時代でも、メーカーの粋を集めて開発されたハイソカーと呼ばれる車種は、若年層のユーザーだけでなく、当時のいわゆるお父さん世代の40代や50代の人気も獲得。また、各メーカーの個性やこだわりが色濃かったこともあり、令和になってもその人気は衰えず、車種や状態によっては新車当時の価格以上で取引されることも珍しくありません。 GX71系 トヨタ マークⅡ3兄弟 まず最初にご紹介するのは、ハイソカーの代名詞と言っても過言ではない「GX71系 トヨタ マークⅡ3兄弟」です。GX71系 トヨタ マークⅡ3兄弟が販売されていたのは、「いつかはクラウン」と言われた7代目クランと同時期で、クラウンは会社で出世し成功した大人だけが乗ることを許された高嶺の花でした。 そんな中、2リッターエンジンに5ナンバーボディで維持費を低く抑え、高級志向のツインカム直列6気筒(1G系)エンジンを搭載。デジタルメーターや減衰力を変化させるTEMS(トヨタ・エレクトロニック・モデュレーテッド・サスペンション)、4輪ディスクブレーキなど、数多くの最新装備を採用していました。さらに、高級クラブのようにたっぷりとした厚みがあり、光沢のあるモケット素材を用いた内装やフルオートエアコンなど、とにかく至れり尽くせりの豪華さを誇ります。また、直線を上手に使いながら、各部にメッキパーツで加飾された外装もエレガントそのもの。上級車であるクラウンと共に、スーパーホワイトというボディカラーが大人気となり、スーパーの駐車場で自分の車がわからなくなるほど、街中にはスーパーホワイトのマークⅡ3兄弟が溢れていました。 Z10系 トヨタ ソアラ ハイソカーを一大ブームに押し上げたのがマークⅡ3兄弟なら、ハイソカーブームのきっかけを作ったのは、同じトヨタのソアラ(Z10系)です。3ナンバーの大柄ボディーに、大排気量の直列6気筒エンジンを搭載しているにも関わらず、2ドアのノッチバッククーペで、お世辞にも車内が広々というわけではありません。 令和の現代から考えればあまりにも非現実的なパッケージであったにも関わらず、10系ソアラは大ヒット。トヨタが手掛けた高級パーソナルカーとして、ライバルであった日産レパードを大きくリードしました。また、先述したGX71系のデジタルメーターやTEMSと言ったハイテク装備は、Z10系ソアラが最初に装備してり、高級&ハイテクが代名詞のハイソカーのご先祖様といったところです。 F31型 日産 レパード 多くのメディアで、上記トヨタ ソアラのライバルとして取り上げられる日産レパードですが、初代F30型の登場は10系ソアラよりも1年早い1980年。直線基調の2ドアノッチバッククーペ(4ドアハードトップもある)というスタイルはソアラと同じであるものの、搭載されるエンジンは旧式のL型で、全くソアラには歯が立ちませんでした。 そこで、1986年登場した2代目のF31型レパードは、全グレードでV6エンジンを採用。さらにライバルソアラが2代目(Z20系)に進化すると、1988年には内外装のデザインを大幅に変更。最上級グレードである「アルティマ」には、3リッターV6ターボエンジン(VG30DET型)は、最高出力255馬力を発生し、ライバルであるソアラが搭載する直列6気筒7M型エンジンの230馬力を越えます。また、大人気刑事ドラマ「あぶない刑事」では、主人公のタカとユウジが乗る覆面パトカーに起用。ドラマに登場した、ゴールドツートンの前期型「アルティマ」や、ダークブルーツートンの後期型「V30アルティマ ツインカムターボ」は、中古車として新車以上の価格で取引されています。 ハイソカーは今につながる技術の礎 令和の世では、燃費や安全性が車を選ぶ基準として当たり前となっています。ですが、ハイソカーが一大ブームとなっていた頃は、車は豪華でハイパワーであることが正義とされていました。今となってみれば、大排気量のエンジンや当時のハイテク装備の数々は、一見すると無駄に思えるものばかりです。しかし、景気が良かった“アノ”時代に各メーカーが湯水のように開発費を使ったからこそ、日本車は世界に誇れる性能と品質を手に入れられたのかもしれません。 [ライター/増田真吾]
三菱と言えばランサーエボリューションやパジェロのラリーでの活躍を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、三菱にはランサーエボリューションより前に「4G63」を搭載した名車が存在するのです。それは、6代目ギャランに設定されたVR-4になりますが、ここでは、そのギャランVR-4の系譜についてご紹介させていただきます。 1988年に三菱がWRC参戦を飾ったクルマ 三菱のWRC(ワールドラリーチャンピオンシップ)と言えば、ランサーエボリューションが真っ先に頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?しかし、当時のグループA(WRC)に参戦を開始したクルマは、実は1987年登場のギャランVR-4でした。ギャランVR-4は、三菱がワークスとして本格的にWRCに参戦する足がかりとなったクルマであり、また現代の国産ハイパワー4WD車の元祖と言っても過言ではないでしょう。1987年と言えば、フルタイム4WDシステム「アテーサ」を搭載したU12系ブルーバードSSS-Rも有名ですが、ギャランVR-4がランサーエボリューションに受け継がれる名機「4G63」搭載していたことを考えれば、比較するまでもないことは誰の目にも明らかです。 WRCでの実績 WRC(世界ラリー選手権)は、グループBの大事故をきっかけに1987年から年間2500台以上生産される市販車をベースとする「グループA」をスタートさせます。このグループAは、市販モデルの外観はスポイラーなど空力パーツを含め、ノーマル形状を保つなどの厳しい規定があり、三菱はWRC参戦を目的としたギャランVR-4を開発します。ギャランVR-4は、1988年のWRCラリーニュージーランドでデビューします。1989年には、1000湖ラリーで優勝し、三菱にとってWRCでの勝利は1976年のサファリラリー以来となりました。そして、1992年までにパリダカで三菱パジェロを一躍有名にした篠塚健次郎による日本人初優勝を含む6度の優勝を獲得しました。 3代続いたVR-4の歴史 初代(1987年~1992年) ギャランに搭載された名機「4G63」は、2リッター直列4気筒シングルカムのG63B型をベースにツインカム4バルブヘッドとし、三菱製TD05Hタービンを組み合わで、 最高出力 205ps/6000rpm・最大トルク 30.0kg・m/3000rpmを発揮しました。「4G63」は、デビュー当時の205psでもバブル期の4WDセダンの中では屈指の高出力を誇るエンジンであったが、4G63の潜在能力はまだまだ高いところにあり、1989年と1990年には、それぞれ220ps、240psのパワーアップが図られます。そして、最終的にはランサーエボリューションに受け継がれ、最後は313psを発揮する「エボX・ファイナルエディション」で惜しまれつつ28年に歴史に幕を閉じました。 ギャランAMG(1989年) 初代のギャランVR-4と同じE30系には、AMGとのコラボモデルが存在していまいた。特徴は内外装のカスタマイズもさることながら、本気でチューニングされたエンジンにありました。ベースとなったのは、VR-4と同じ名機「4G63」となりますが、あえて最高出力で優位なターボエンジンを選択せず、「4G63」としては非常に珍しいNAエンジンだったのです。そして、AMGによってチューニングされたエンジンは、高回転化&高出力化が図られ、何とノーマルに対して30psアップの170psの出力を得ていたのです。また、軽量なFFと5MTのみの設定もAMGのこだわりを感じずにはいられません。 2代目(1992年~1996年) WRC制覇が目的で開発が進められた初代ギャランVR-4は、名機「4G63」ともにランサーエボリューションにその道を譲ることになります。そして、必然的に方向転換を迫られることになった2代目ギャランVR-4は、ランサーエボリューションの上位車種として、ラグジュアリー路線に舵を切りました。また、「4G63」の後を引き継ぐ新開発の「6A12」2リッターV型6気筒ツインターボ搭載で、マークⅡGTツインターボを意識したGTサルーンと言われておりましたが、一方で存在感の薄さから「初代と3代目の間で忘れられたVR-4」と揶揄されることもありました。 3代目(1996年-2005年) VR-4の集大成と言える3代目は2リッターだったエンジンを2.5リッターまで排気量アップした「6A13」が搭載されます。そして、片バンクに1基ずつTD03タービンを備える「6A13」は、自主規制いっぱいの280psを発揮します。その性能は、100系チェイサーの1JZ-GTEやR34スカイラインのRB25DETよりも上と言われ、さらに駆動方式は三菱が世界に誇るフルタイム4WDなわけですから、勝負の行方は説明するまでもありません。また、本革シートやウッドパネルといった豪華装備の設定もあり、初代と2代目の個性を高次元でまとめられたグランドツアラーと呼ぶに相応しいモデルでした。しかし、リコール隠しやセダンの人気低下といった逆風の中、2002年にカタログ落ちという最期を迎えます。 [ライター/旧車王編集部]
マツダ車は高く買って安く売る”マツダ地獄”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉は、マツダ車は手放すときに高く売れないことを揶揄した表現です。しかし、マツダ車であっても旧車であれば、十分高く売ることができます。そこで今回の記事では、“マツダ地獄”とは無縁な、高く売れるマツダの旧車についてご紹介していきましょう。 色褪せることのないマツダの旧車 歴史的価値も高く、新車当時よりも高値で取引されているのは、主に1960年代後半から1980年代にかけてのモデルです。 コスモスポーツ マツダを語る上で絶対に外すことのできないのが、ロータリーエンジンの存在。そのロータリーエンジンを市販車として初めて搭載したのがコスモスポーツなのです。まるで宇宙船のようなデザインは未来的で、今見ても素直にカッコいいと思えるスタイリングになっています。 搭載される10A型ロータリーエンジンは、最高出力110psを発揮。最高速度185km/h、0-400m加速16.3秒という、当時としては脅威的な動力性能を誇っていました。また、その動力性能のみならず、一般的なレシプロエンジンには無いスムーズな回転フィールが特徴で、未来的なスタイリングと相まって「夢の車」と形容されるほどです。 ルーチェ ルーチェは、1966年から1995年までの、およそ29年間販売されたマツダの主力セダンで、2代目のみ2ドアハードトップやワゴンが存在。日本国内だけでなく、常に国外での販売を意識し、どの世代も日本車離れしたエクステリアデザインで、トヨタや日産には無い魅力が人気のモデルです。 2代目から5代目まで、ロータリーエンジンを搭載したモデルをラインナップしていることも大きな特徴で、特に大柄な高級サルーンであった5代目では、大きなエンジンルームにコンパクトな13B型ロータリーエンジンが搭載された様子は、独特の雰囲気を醸し出していました。 カペラ 1970年にデビューした初代カペラは、最高出カ120ps、最大トルク16.0kgmを発生する12A型ロータリーエンジンと、1.6Lのレシプロエンジン、2ドアクーペと4ドアセダンを設定。ロータリーエンジンを搭載した2ドアクーペのカペラは、最高速度190km/h、0-400m加速15.7秒という性能を誇り、「風のカペラ」とも呼ばれていました。マツダの世界戦略車として、2002年まで製造。また、2ドアクーペからステーションワゴン、5ドアハッチバックまで多彩なボディバリエーションをそろえています。 サバンナ(RX-3) 後述するRX-7の前身にあたる、ロータリーエンジン専用車であるサバンナ(RX-3)。1971年の発売当初に搭載されていた10A型のロータリーエンジンから、翌年1972年に12A型ロータリーエンジン搭載したサバンナGTが登場します。日本車離れした大胆なスタイリングもさることながら、当時のツーリングカーレースでは、当時無敵を誇っていた日産GT-Rの50連勝を阻止したことでも知られています。 RX-7(SA22C) 先述したサバンナから、マツダのスポーツカー部門を受け継ぐのが初代SA22C型サバンナ RX-7です。ロータリーエンジンを搭載していることがわかる低いボンネットに、今では衝突安全上の問題で採用できないリトラクタブル式ヘッドライトなど、一目でスポーツカーであることがわかるスタイリングになっています。当然走りも軽快そのもので、軽量小型のロータリーエンジンを主眼に置いて開発。その設計思想は後に販売される、FC型(2代目)やFD型(3代目)にも受け継がれ、日本を代表するピュアスポーツカーです。 ロータリーエンジンや独自のデザインが中古車市場でも人気 ロータリーエンジンという、市販車としては世界に類を見ない独自の技術を持ち、マツダは技術屋集団として世界から評価され続けてきたメーカーです。それ故、旧車になっても評価の高いのは、マツダとして独自性の強い技術やデザインが採用された車種であることが多く見受けられます。 現在でも、スカイアクティブや魂動(こどう)デザインといった、他のメーカーとは一線を画す高い技術力を用いた車種を多くラインナップ。2020年で創立100周年を迎え、今現行車として販売されているモデルの中から、将来歴史的な価値を持った車種が生まれてくるかもしれません。 マツダの旧車相場は高騰している理由は“希少性” マツダには、販売台数の低迷から経営不振に陥り、そのたびに倒産の危機を乗り越えてきた歴史があります。そんなマツダの旧車の中で、高値で取引される傾向にあるのは、やはり1980年代前半までのモデルが中心です。 また、ロータリーエンジンをはじめとして、他メーカーには無いマツダ独自のデザインやメカニズムが色濃く反映された車種に人気が集中する傾向にあります。つまり、今後市販される可能性が低いこれら、マツダの独自性自体が希少価値を生み、当時の新車価格以上の価格で取引されているのです。 希少性にかかわらず高く売るなら専門店がオススメ ここまでお話してきたように、マツダの旧車は希少性という点で、中古車として高い価値を生み出してきました。とは言え、今回ご紹介していない、NA型NB型ロードスターやランティス、日本のコンパクトカー市場で中核を担ってきたファミリアなど、今後その価値が見直される可能性を秘めた車種がまだまだ存在します。今回ご紹介した車種はもちろん、そうではない車種の場合でも、しっかりとその価値を理解し、中古車市場の動向や人気を深く理解した、旧車王のような専門店に売ることが大切です。 [ライター/増田真吾]
アメリカの「25年ルール」と聞いて、何となくわかるけど詳しいことまでわからないという方は多いのではないでしょうか。アメリカの25年ルールにより、日本の中古車の価格に大きな変化が起きる可能性があります。 本記事では、25年ルールの内容と、アメリカと日本の市場への影響について解説します。 25年ルールとは 25年ルールとは、製造から25年以上経過した右ハンドルのクルマをアメリカ国内にそのまま輸入できる法律の例外にあたる特別ルールのことです。 アメリカでは、原則として右ハンドル車を輸入できません。つまり、日本車やイギリス車などをそのまま輸入することができないのです。 しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとして登録することが可能となるため、右ハンドル車である日本車やイギリス車をそのまま輸入できるようになります。 また、関税や排ガス規制も対象外になることも25年ルールの特徴です。 このようなアメリカのクラシックカー登録制度(法律の例外)が25年ルールとなります。 25年ルールによる市場への影響 アメリカの25年ルールは、アメリカ市場や日本市場に大きく影響します。それぞれの市場ごとにどのような影響を及ぼすのか詳しく解説します。 アメリカの市場への影響 アメリカ市場では日本車の人気が高く、日本車仕様にカスタマイズ(いわゆるJDM=Japan Domestic Market)して乗る方やオリジナルの状態で乗りたいと考えている方が多くいます。 この日本車人気の背景には、ゲーム「GRAN TURISMOⓇ THE REAL DRIVING SIMULATOR」や映画「ワイルド・スピード(英:The Fast and the Furious)」などで、日本車が登場したり活躍したりしていることが影響しているといえるでしょう。 さまざまな場面で登場する日本車に乗りたいという人やオリジナルのモデルを手に入れて運転したいと考えている方にとって、日本で販売されていたモデルをそのままの状態で手に入れられるのは非常に嬉しいことです。 このような背景から、アメリカ国内には25年ルールの解禁を待っている方々が多く存在します。 日本の市場への影響 アメリカの25年ルールの解禁に伴って、日本の中古車市場が大きく動くことがあります。 前述したとおり、日本車をそのまま輸入できる25年ルールの解禁を待ち望んでいるアメリカでは、25年ルール解禁とともに手に入れたいクルマの争奪戦が始まる可能性があります。そのため、日本市場に流通している人気のモデルの中古車価格が上昇するのです。 また、日本では新規登録から13年以上経過すると税金が重課されるため、時間の経過とともにクルマを維持するのが大変になります。一方、アメリカやヨーロッパなどでは、旧車に対する税制が優遇される国や地域があります。そのため、年式が古いクルマ(旧車)の維持がしやすいのです。このようなことも、海外における日本車人気の理由になっているといえるでしょう。 加えて、「日本車は壊れにくい」という高い信頼性も海外人気を支えている理由といえます。こうしたさまざまな要因により、25年が経過した日本の名車が海外に多く流出しているといえるでしょう。 「25年ルール」により相場が高騰しそうな車種 2020年、2021年、2022年、2023年、2024年、2025年に25年ルールが解禁される車種は下記のとおりです。 【2020年】・初代インテグラタイプR・R33 スカイライン GT-R 【2021年】・ウイングロード・ステップワゴン・3代目シーマ・ランサーエボリューションⅣ・8代目ギャラン・チェイサー100系・レグナム・ステージア・ロゴ・5代目プレリュード・S-MX 【2022年】・2代目センチュリー・ハイエースレジアス・ローレル C35型・シビックタイプR EK9・トルネオ・アリスト160系・ルネッサ 【2023年】・R34 スカイライン・ランドクルーザー 100系・ランサーエボリューションⅤ・レガシィBE・ジムニーJB23 【2024年】・ヴィッツ・シルビア S15・ランサーエボリューション Ⅵ・スカイライン R34 GT-R・S2000・レジアスエース H100系・クラウン 17系・MR-S 【2025年】・2代目エスティマ・WiLL Vi・bB・アルティス・2代目RAV4・オーパ・アコード ユーロR CL1型・アトレー7・インプレッサ WRX STI GDB型・YRV・30セルシオ・9代目カローラ・スマートシビック・3代目シビックフェリオ・110系 マークⅡ・オリジン・ストリーム・トリビュート・エクストレイル・クルーガー・グランドエスクード 【2026年】・アレックス・2代目イプサム・アルテッツァジータ・ヴェロッサ・3代目ウィンダム・アリオン 25年ルールにより相場が高騰しそうな車種は、走行性能や走る楽しさを感じられるスポーツモデルや日本車ならではの高い耐久性・信頼性などが特徴のモデルばかりです。 今後もこのようなモデルは増え続け、海外市場で高値で取引される可能性があるでしょう。製造から25年を迎えるクルマの売却を検討している方は、今後の価格の変化や動向に注目して、売却時期を見極めることをおすすめします。
元号が「平成」から「令和」に変わり久しくなりますが、あえて平成を代表する国産スポーツカーにスポットライトを当ててみました。ここでは、旧車王独自の調査で選んだ5車種をランキング形式でご紹介させていただきます。 国産スポーツカーランキングベスト5 1位:ホンダ NSX 栄えある1位を獲得したのは、1990年に登場したオールアルミボディを採用したミッドシップスポーツのホンダ NSXです。NSXは、ホンダの新しいスポーツカーである「ニュー」「スポーツカー」と未知数を表す「X」をかけあわせたNew SportsCar Xの略になります。NSXは開発途中で方向性を失いかけていた時期があり、アイルトンセナが鈴鹿サーキットでテスト走行を行ったことが、あの完成度の高さに繋がったと言われており、偉大なF1レーサーの開発能力の高さにも驚かされます。そして、ドリキン土屋圭市の愛車としても知られ、雑誌企画等で度々登場する後期タイプRは、当時の新車価格をはるかに超える個体が存在するのです。 2位:スカイライン R34 GT-R 2位が意外にもスカイライン GT-R R34です。GT-Rと言えば長らくR32が一番の人気を誇っていましたが、第2世代GT-Rの最後の限定車「ニュル」の価格高騰で人気が逆転しています。その「ニュル」の最大の特徴は、エンジン(RB26DETT型)などがN1レース参戦仕様となっているところです。強化シリンダーブロック、強化ピストン、メタルタービンなど、耐久レースでの高負荷を前提とした精度・強度を備えており、600ps以上のチューニングも視野に入れた仕様になっています。そして、中古車価格はほとんどが価格応談(ASK)となっており、プライスが付いているものでも全て2000万円以上という超破格となっているのです。 3位:マツダ RX-7(FD3S) 3位は、国産ライトウェイトスポーツの代表とも言えるマツダ RX-7(FD3S)です。RX-7(FD3S)の最大の魅力は、最後の本格派ロータリースポーツカーであることはもちろんのこと、その美しいデザインと日本一とも言われるハンドリング性能です。 RX-7(FD3S)は、頭文字D(イニシャルD)の高橋啓介の愛車としても有名ですが、「峠の魔王」における東のRE雨宮と西のフジタエンジニアリングとの戦いやJ'sレーシングS2000との死闘は語り草になっています。しかし、サーキット走行などを楽しむユーザーが多いため、その分ボディがヤレてしまっている個体も多く、中古車市場では走行距離が少なくオリジナルコンディションの上質車両がとくに高値で取引されています。 4位:ホンダ S2000 4位は、ホンダ S2000です。3位のマツダ RX-7(FD3S)とは、買取相場が若干安いことが理由で僅差で4位となってしまいました。1999年4月に発売されたS2000は、ホンダとしてはS800以来となるFRのオープン2シータースポーツモデルということで話題を集めました。とは言ってもS800は1966年に登場したモデルとなりますので、当時のノウハウはほとんど活かされることはありませんでした。つまり、S2000はホンダ初のFRスポーツカーと言っても過言ではないのです。そして、グリップ走行におけるコーナリング性能は、あのRX-7(FD3S)をも凌ぐと言われており、ホンダの技術の高さ感じずにはいられません。 5位:トヨタ 80スープラ 5位はトヨタを代表するグランドツーリングカーである80スープラです。GT-RやNSXの影に隠れがちな80スープラですが、通称A90と呼ばれる新型GRスープラの登場で再び注目されています。80スープラは、上位の4車種に比べるとハンドリング性能は劣っているのかもしれません。しかし、トヨタ史上最強と言われる 2JZ-GTE搭載しており、エンジンが80スープラの一番の特徴と言っても過言ではありません。 そして、その2JZ-GTEは国産エンジンの中でも突出した耐久性を誇ると言われ、強靭なシリンダーブロックは、何と1000馬力オーバーのパワーにも耐えることが出来るのです。また、MAX織戸が長年80スープラにこだわり続けていることも人気に大きく影響しています。 お車の売却で悩んだら先ずは旧車王へ 今回ここでご紹介させていただいたのは、平成を代表する国産スポーツカーとなりますが、この5車種に共通して言えることは、今現在手に入るスポーツカーよりも性能が高いことに加え、洗練されたデザインが大きな魅力になっているということです。とは言え、当時の新車価格をはるかに上回る中古車価格はちょっとしたバブルと言っても過言ではありません。そして、何かをきっかけに価値が大きく下がる可能性があることを意味しています。したがって、あと1年待てばさらに価値が上がるなどという考え方はリスクでしかありません。もし今現在売却をご検討でしたら、先ずは旧車王にお問い合わせいただき、大切なお車の売却についてご相談させていただければ幸いです。 [ライター/旧車王編集部]
いま、国を問わず人気となっているSUV。SUVの魅力はアクティブでカッコいいデザインはもとより、乗用車よりも広く実用性の高いし室内空間と、ミニバンには無い高い走行性能が大きな魅力です。そんなSUVの中でも、特に中古車相場が下がらず人気となっているのが、旧車の国産SUVであることをご存じでしょうか?今回は、人気の衰えを知らない旧車の国産SUVについてお話していきます。 世界のSUVを牽引してきた国産SUV もともと、軍用車やトラックをベースに開発されてきた車種が多く、一般的な乗用車に比べ耐久性に優れています。特に年式の古い旧車と呼ばれるSUVの中には、30万km50万kmい所現役で走っている個体も珍しくありません。ではそんな、今での人気の衰えを知らない、旧車の国産SUVの一部をご紹介していきましょう。 トヨタ ランドクルーザー 言わずと知れたトヨタを、いや、日本を代表する存在のトヨタ ランドクルーザー。その歴史は古く、1950年代にまでさかのぼります。つまり、誕生からおよそ70年経過しており、それほど長いあいだ日本のみならず世界中から支持されている車種です。 ランドクルーザーの大きな特徴として上げられるのが、そのモデルごとのファンがいるということです。角ばったスタイリングで、これぞクロカン!といった男らしい60や70系。バルブ期に発売され高級SUV路線で大成功した80系など、ランドクルーザーを買い求めるユーザーは、みな型式を指定して探すほどです。 三菱 パジェロ 30代半ばから40代後半の世代の方は、パジェロと言えば人気バラエティ番組の商品、はたまた、世界一過酷と言われる「パリ・ダカールラリー」で活躍した姿を思い浮かべるのではないでしょうか。もともと本格クロカンとしてデビューしたパジェロですが、1987年に本革シートを装備し、高級志向になった“エクシード”が登場。世の中のスキーブームを手伝って、普段悪路を走ることのない層からも人気となりました。 スズキ ジムニー 初代スズキ ジムニーがデビューしたのは1970年と、およそ50年の長い歴史を持つジムニーの魅力は、軽自動車でありながら、どんな悪路でもそうはできる本格的な走行性能です。耐久性が高いことはもちろんですが、ラダーフレームに前後車軸懸架というシンプルな構造で整備性にも優れ、何台もジムニーを乗り継ぐ熱狂的なファンも存在します。 旧車の国産SUVは魅力的!でも古いが故の注意点も かく言う筆者も、25年前のJA11型ジムニーを所有している身。旧車のSUVは最新の車には無いアナログな魅力があり、車を操る感覚は何事にも代えがたいものがあります。がしかし、古いが故、下記のような弊害が無いわけではありません。 自動車税が高い! 日本の法律では、年式が古くなると自動車税(軽自動車税)が高くなる仕組みになっています。軽自動車であるジムニーは数千円ですが、排気量の大きな車種になればその差額は決して無視できるものではありません。 燃費が悪い! もともと車重が重く4輪駆動、そして太いタイヤを履くSUVは、燃費という点ではほかのジャンルよりかなり不利。さらに、2010年以前のモデルは、最新のモデルのように燃費性能を第一に考えられていない場合が多く、車種によっては、街乗りでリッターあたり5kmを下回ることも珍しくありません。 安全装備が乏しい 最新の車種では、キャビンをぐるっと取り囲むように配置されたエアバックや、いわゆる自動ブレーキがほぼ標準装備となっています。しかし、国産車でエアバックが普及したのは1990年代後半(登場は1987年)、自動ブレーキに至っては、一般化したのは2010年以降です。(登場は2003年) 家族使う車なら今まさに買い替えのチャンス 本当にその車種が好きで、なにがあっても乗り続けたいという強い希望がある場合は別として、家族全員で使う、もしくは生活の足として乗るのであれば、最新のモデルをオススメします。税金や燃料代も長い目で見れば決して小さくありませんし、何より、安全はお金で買うことができません。 この記事をお読みになっている方のなかで、まさに旧車のSUVを大切に乗っているのなら、そのまま大切に乗り続けるか買い替えるのかを決断するのはイマがオススメ。なぜなら、SUVは車をただの道具ではなく、所有すること、運転することそのものを魅力として訴求できる唯一無二の存在だからです。 大切に乗って来たからこそ、買い替えを検討するなら高く売れるこのタイミングは絶好のチャンス。さらに、多くの取り扱い実績があるが旧車王のような専門店にお願いすれば、満足のいく結果が得られやすくなります。 [ライター/増田真吾]
最近の車は、なぜずんぐりむっくりしたデザインになってしまったのでしょうか? 旧車はなんといっても低くシャープなデザインが魅力です。ここでは、旧車と現行車のリセールバリューの違いや現行車のデザインが大きく変わってしまった理由についてご紹介させていただきます。 現行車がずんぐりむっくりになってしまった理由 昨今の旧車・ネオクラブームで昭和やバブル時代の車に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか?また、バブル後の1990年代後半から2000年代前半のモデルが人気なのも近年の中古車市場の特徴です。では何故、現行車ではなく旧車・ネオクラシックカーに人気が集まるのか?という疑問が自然と湧いてきます。もちろん、旧車と言ってもジャンルは様々ですので、一概にこれといったものがあるわけではありません。しかし、そのひとつの理由が低くシャープなデザインであったことは間違いありません。そして、低さは世界共通の美学であり、この先も変わることはないのです。 ならば、現在の技術で低くかっこいい車を造ればよいと話しになりますが、そこには大人の事情があったのです。 国土交通省の歩行者保護基準が年々厳格化することにより、エンジンとボンネットフードに一定のスペースを確保する必要が生じ、かつてのような低くシャープなデザインの車が造れなくなってしまったのです。これが、現行車がずんぐりむっくりになってしまった主たる原因です。そういう視点から考えると、水平対向エンジンの採用で、現行車にもかかわらずかつてのような低くシャープなデザインを実現しているトヨタ86/スバルBRZは、非常に希少価値が高いモデルと言えるでしょう。 旧車と現行車どちらが良いのか? 旧車のデザインが現行車より美しいことを踏まえた上で、旧車と現行車ではどちらが良いのでしょうか?おそらく、誰しも同じ価格、同じ維持費なら旧車を選ぶと応えるはずです。しかし、その維持費が大きな問題になります。旧車の代表的なモデルと言えば、AE86を思い浮かべる方も多いと思いますが、状態がよい個体は200万円以上の出費は覚悟しなければならず、購入後もエンジンやミッションのオーバーホールに加え、ボディのヤレや錆のメンテナンスも必要です。はっきり言って、維持費で前期のトヨタ86が買えてしまうレベルです。 対して、現行車であれば中古車がお手頃な価格で手に入るだけでなく、ライトチューンだけでサーキットなどのスポーツ走行が楽しめてしまいます。ドリキンこと土屋圭市が、前期のトヨタ86を自ら購入したことが大きな話題になりましたが、エンジンがノーマルのライトチューン仕様で筑波サーキットにおいて4秒のタイム短縮を図っていますので、現行車のコストパフォーマンスがいかに高いかがわかります。 また、トヨタ86が発表された8年前に「このトヨタ86/スバルBRZも新車はおじさんがノーマルのまま乗って楽しんでもらって、安くなった中古車を若い子がチューンして楽しむ。早くそうなってもらいたい」という言葉を残していますが、近年では100万円以下のお手頃な価格で手に入るトヨタ86/スバルBRZが存在しており、ドリキン土屋圭市が描いた小さな夢がようやく実現しようとしているのです。 旧車と現行車のリセールバリューの違い 旧車と現行車のリセールバリューの違いは、現行車が「色・年式・走行距離」で決まってくるのに対して、旧車は買取店によって大きく左右されます。理由は、旧車にはこれといった相場がないため、買取店の得意不得意が影響するためです。 また、近年では何故この車が?と思ってしまう、もともと不人気だった車にプレミアが付いているケースが見受けられます。したがって、高年式がメインの買取店ではリスクを避けて安く買う傾向があります。つまり、旧車は売るタイミングや買取店選びが非常に重要ということです。 旧車はどこで売るべきなのか? 旧車はどこで売るべきなのでしょうか?その答えは、ずばり旧車専門店の旧車王に売却を依頼することがベストな選択と言わせていただきます。理由は、 長年に渡り世界中の旧車を買取ってきた実績と確かなノウハウです。ハコスカやAE86などの国産旧車はもちろんのこと、縦目のベンツやクロカン4駆のディフェンダーなども買い取ってまいりました。 旧車王は、旧車・ネオクラシックカーを愛しているのはもちろんですが、決して現行車を否定しているわけではありません。近年では旧車バブルなどの言葉も耳にしますが、このタイミングで旧車・ネオクラシックカーを売却して現行車を楽しむというのもひとつの選択肢ではないでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]
ロングノーズショートデッキと聞いてフェアレディZを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?しかし、ここでは、根強い人気のある「S30」「S130」「Z31」のそれぞれの人気の理由や買取相場等についてご紹介させていただきます。 伝統的なロングノーズショートデッキ ロングノーズショートデッキは、1960年~1970年代のスポーツカーが理想としていたプロポーションです。ロングノーズは大排気量エンジンを搭載していることの象徴であり、長いノーズがエンジンのパワーを現わし、短いリヤデッキが俊敏性を主張しています。 フェアレディZの歴史は、L20型搭載のZ、Z-L、S20型搭載のZ432の3モデルでスタートします。そして、S20型は同じ年の2月に登場したスカイライン2000GT-Rと同機であることは言うまでもありませんが、日本GPなどで活躍したプリンス・R380に搭載されていたGR8型の量産型エンジンと言われています。432という車名も、「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」というS20型のエンジンの構造に由来します。 輸出専用モデルであった240Zは、1971年10月から国内向けの市販も開始します。150psを発揮するL24型エンジンを搭載しており、Z432の外見上は他のZとあまり変わらなかったのに対し、240ZGはGノーズやオーバーフェンダーで差別化が図られました。1973年9月には、排出ガス規制の関係でZ432の生産は打ち切られました。 伝統的なロングノーズショートデッキのコンセプトは、この後登場するS130型(1978〜1983年)とZ31型(1983〜1989年)が引き継ぎますが、1989年に登場したZ32型が大きくデザインを変更したため、時代の流れとともに終焉を迎えます。 ニッサンの旧車といえばフェアレディZ? 根強い人気のあるフェアレディZですが、やはり一番人気は初代S30型となります。S30系はヨーロッパ勢の高級GT並みのエンジンスペックとロングノーズショートデッキの魅力あるデザインを合わせ持ちながら、車両価が格84万円からと(トヨタ2000GTの238万円に比べると3分の1)非常にリーズナブルであったことで、北米市場を中心に世界総販売台数55万台という大記録を打ち立てました。最近は、当時不人気車種だったにもかかわらず、中古車価格が高騰しているケースがありますが、旧車を買う方の理由は当時人気で憧れのクルマだったからというケースがほとんどではないでしょうか?また、走り屋の主人公の愛車として描かれた「湾岸ミッドナイト」も人気を後押ししています。 次に人気なのが、意外にも3代目のZ31型です。主な人気の理由は、最高出力230ps/34.0kg-mを誇るVG30ET(2960ccV型6気筒ターボ)を搭載することで、運動性能を向上とヨーロッパ仕様で250km/h巡行を可能にした当時の国産スポーツカーの中では頭ひとつ飛び抜けた動力性能と言われております。 最後が、大門団長専用車「スーパーZ」のベース車両となったことで知らる2代目S130型です。スタイリングは大人気の初代を踏襲しておりましたが、肥大化したボディと間延びしたような2by2が不評で「過渡期のZ」と呼ばれた時期もありましたが、今では中古車価格が高騰しており、Z31型との人気の差はほとんどないと言えるでしょう。 フェアレディZっていくらで売れるの? 歴代フェアレディZはいくらくらいで売れるのでしょうか?先ず2代目であるS130型は250~300万円、もしくは状態の良い個体で300万円後半というかなりの高値が付いています。3代目のZ31もおおよそ同じような傾向です。 しかし、初代のS30型に関してはS130型やZ31型の2~3倍は当たり前で人気の高さがうかがい知れます。さらに、オリジナルコンディションはもちろんこと、RB25に換装するなどのいわゆる「レストモッド」された個体までも高価で取引されているのがZ30型の買取相場の特徴です。 但し、これはあくまでも店頭価格となりますので、修復に掛かる費用は差し引かなければなりません。逆に既にレストアされている個体であればご紹介させていただいた価格に近い評価を得られる可能性もあります。最近では、1000万円を超える買取事例も存在しており、当時の新車価格を考えると最もプレミアが付いている旧車と言っても過言ではありません。 旧車のフェアレディZを少しでも高く売りたいなら 旧車のフェアレディZを少しでも高く売るためには、いかにコンディションを良好に保つことが出来るかという点が重要なのはもちろんのこと、それぞれの車のヒストリーやカスタマイズにおける一つひとつのパーツの価値まで汲み取ることが出来る旧車買取専門店に査定を依頼することです。 旧車王は今日までに数多くの旧車の買取実績があり、日頃からお客様にご満足いただける買取額をご提示出来ていると自負しております。そして、さらに幅広い知見を蓄積していくことで、今後も旧車の真の価値が見極められる買取を続けてまいります。 [ライター/旧車王編集部]
古い車を維持していく上で、大きな悩みの1つが、故障したときの修理や維持に掛かる費用です。これまで大切にしてきた愛車、やっとの思いで手に入れた愛車でもいつ起こるか分からない故障を避けることはできません。 そこで、古い車はどんなところが故障しやすいのかを知り、万が一直せない場合はどうすれば良いのかを事前に把握しておくことが大切です。 旧車にありがちな3つの故障箇所 車が古くなるとなぜ故障するのか?という疑問にひと言でお答えするなら、それはすべて経年劣化が原因です。 そして、経年劣化による古い車の故障は、大きく3つに分類することができます。・オイル漏れ/水漏れ ・錆びや腐食によるトラブル ・電気系のトラブル それでは、上記代表的な3つのトラブルについて、解説していきましょう。 オイル漏れ/水漏れ エンジンオイルや冷却水(LLC)など、いわゆる油脂類の漏れや雨漏れは、車が古くなると起こる代表的なトラブルです。 事故車など車体に大きなダメージを受けたケースを除き、これらの"漏れ"が起こる要因のほとんどは、経年劣化によるパッキンやシール類の硬化が原因。 パッキンやシール類のほとんどは、ゴムやプラスチックなどの樹脂系の素材でできています。 樹脂系の素材は、エンジンルーム内の熱や紫外線、乾燥などによって時間の経過とともに固くなり、回転や変形という動きについていけ無くなり漏れを止めることができなくなってしまうのです。 錆びや腐食によるトラブル ボディや下回り、さらにエンジン本体や車内の電装品にも発生する錆びや腐食も、車が古くなると避けて通れない代表的な故障です。 ボディの錆は見た目に影響を与えますが、本当に怖いのは下回りやエンジン本体、電装品に発生する錆び。 これら目に見えないところに発生する錆びや腐食は、先述した油脂類の漏れや雨漏れ、さらに後述する電気系トラブルの元凶にもなります。 電気系のトラブル 現代の車にとって、ガソリンだけでなく電気も欠かせい存在です。ヘッドライトをはじめとした灯火類はもちろん、走行に欠かせないエンジンやミッション、さらにエアコンやパワーウインドウなどの快適装備にも電気は欠かせません。 しかし、湿気や空気中の塩分などによって、金属の接点や回路の錆びや腐食が発生。その結果、エンジン警告灯が点灯したり、エアコンやパワーウインドウが正常に作動しなくなったりするのです。 ・故障にかかるコスト上記のように、古い車の故障の原因は経年劣化です。そして、それらの故障の中には車検に通らない故障はもちろん、安全に乗ることができなくなってしまう故障もあります。 古い車を所有していくためには、それらの故障やトラブルを修理していかなくてはなりません。 古い車の修理に掛かる費用(コスト)は、1万円以内で修理できるものから数十万円もの修理費が掛かるものまでさまざまです。 代表的な修理をご紹介すると、エンジンオイル漏れの定番であるタペットカバーのオイル漏れの場合の費用は1万円~数万円。ですが、クランクシャフトのオイル漏れの場合、車種によっては10万円以上のコストが掛かることもあります。 さらに、電気系のトラブルで言えば、エアコンやパワーウインドウが代表的な故障です。例えば、エアコンの故障で多いコンプレッサーを交換する場合、新品部品を使用すると10万円以上、中古品やリビルト品と呼ばれる再生部品を使用した場合は5万円~10万円程度です。 古い車の部品供給期間は平均7年~10年 古い車を修理する場合、費用が掛かるのはもちろんのこと、交換するための部品が存在しているかということが重要なポイントとなります。 メーカーにもよりますが、一般的なモデルの場合、純正部品の供給期間は、当該モデルの生産終了から7年~10年。つまり、車種によってはフルモデルチェンジ後10年経つと、純正部品が手に入らなくなってしまうのです。 もちろん、すべての純正部品が手に入らなくなるわけではありませんし、中古部品やリビルト部品で補うこともできます。しかし、車が工業製品である以上、時の流れに逆らうことはできません。古くなれば古くなるほど、部品は手に入れにくくなってしまうのです。また運良く手に入れられたとしても、通常より割高になってしまう可能性も否定できません。 直したいのに直せない場合は売却を最優先に考える 部品が無い、もしくは、直すために通常よりも費用が掛かるとなれば、車を乗り換えることを検討することになります。 その際、廃車にするか売却するかという2択になりますが、古いからどうせ値が付かないだろうと諦めず、売却する方法を考えましょう。 工業製品である車は、古くなれば商品価値を失うと考えられがちです。しかし、どんな車種であっても、一定のコアなファンが存在し、きちんとした販路を持った業者であれば古い車であってもシッカリした値を付けることができます。 まとめ 車に限らず、どんなものでもいつかは故障します。そして、故障内容によっては買い替えざるを得ないケースもあるでしょう。しかし、車は工業製品の中でも製品寿命が長く、古い車であっても一定の価値を持つ車種も少なくありません。 古いからと諦める前に、旧車王のような専門店に相談し、これまで大切にしてきた愛車をきちんと評価してもらうことが大切です。 [ライター/増田真吾]
希少の意味は、「ごく珍しいほど少ししかないこと」となります。しかし、希少車の場合は少し意味あいが違ってきます。一般的には、年数が経過しているにもかかわらず価値が高く、なおかつ手に入りにくい車のことを指します。また、旧車・希少車の違いについてもご紹介させていただきます。 希少車と旧車の違い? 旧車と希少車の間には、一体どのような違いがあるのでしょうか?まず、どちらにも言えることとして、手に入り難く価値が高い車という点が挙げられます。したがって、旧車であり尚且つ希少車にもなり得るケースが多く見られますが、日本クラシックカー協会では1975年までに生産されていた車を旧車と呼んでいますので、ネオクラシックカーであるR32のスカイラインGT-Rや初代のNSXは、希少車に当てはまるのかもしれません。しかし、1984年発売のGX71(マークⅡ三兄弟)を旧車と呼んだりしますので、明確な定義がないのが正直なところです。強いて言うならば、旧車はカスタマイズが好まれる傾向があり、希少車はオリジナルコンディションが輝るモデルが多いと言えます。 希少車の代表的な車 ホンダ・NSX(NA1型・NA2型) 初代のNSXは、1990年~2006年まで生産された日本発の本格派ミッドシップ・スポーツカーです。その現行車にひけを取らない世界一級品の性能は、今も多くのファンを魅了し続けています。中古車市場では、今現在80台前後が取引きされておりますが、オリジナルコンディションのタイプR(NA2型)では、3000万円以上の値が付く個体も存在します。そして、今でも色褪せない魅力を放つNSXは、希少車という言葉が最も当てはまるホンダを代表するモデルと言えるでしょう。 マツダ・コスモスポーツ マツダのロータリーエンジンの歴史はコスモスポーツからはじまりました。1967年に世界で初めて量産モデルとしてロータリーエンジンを搭載したのがコスモスポーツです。その後、ハコスカの50連勝を阻んだサバンナや世界一のハンドリングマシンと言われるRX-7(FD3S)の誕生に繋がり、1991年に国産メーカーとして初めてル・マン24時間耐久を制した「マツダ787B」の活躍は、今も多くのロータリーファンの記憶に深く刻まれています。そして、コスモスポーツは旧車という言葉もピッタリはまる超希少車であり、マツダ・ロータリー車の栄光の軌跡を語る上で外すことの出来ないモデルなのです。 フィアット NUOVA 500 イタリア語で500を意味するチンクェチェントと言えば、小粋で愛くるしいデザインのフィアット 500を思い浮かべる方は多いはずです。実は最新のフィアット 500は、1957年に登場した2代目フィアット NUOVA 500をモチーフとしており、そのフィアット NUOVA 500は輸入車を代表する希少車として未だに高い人気を誇っております。そして、フィアット NUOVA 500と言えば「ルパン三世 カリオストロの城」で次元大介がマグナムを構えるシーンがあまりにも有名ですが、エンジンの騒音が屋根板のせいで車内にこもってしまうため、対策として騒音を車外に発散出来るキャンバストップを全車標準装備としたという秘話があったのです。 希少車はどこに売れば高く買い取ってもらえるのか? 希少車はどこに売れば高く買い取ってもらえるのでしょうか?その答えは、まずは希少車の豊富な買取実績と確かなノウハウを持つ旧車王に査定を依頼することです。旧車王では、ポルシェ、ベンツをはじめとした輸入車から国産・旧車まで幅広く高価買取を行ってまいりました。また、中古車市場では全く流通していないような超希少車の査定依頼を日々いただいており、尚且つお客様にご納得いただける査定額をご提示させていただいております。つまり、希少車の売却は旧車王にお任せいただくことがベストな選択ということです。 [ライター/旧車王編集部]