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1990年代は名車と呼ばれるスポーツカーが数多く発売されましたが、その中でも、今なお大きな存在感を示しているのがホンダ S2000です。ロングノーズのやや柔らかい印象の外観とは裏腹に、許容回転数9,000rpmという超高回転型のVTECエンジンを搭載。その本格的な走りと完成度は日本のみならず海外からも高く評価されています。 そこで今回は、そんなS2000に気持ち良く乗り続けるための維持費がどれくらいかかるかご紹介していきます。 驚きの超高回転!ホンダの名車「S2000」とは ホンダ S2000は、本田技研工業創立50周年記念車として1999年に登場した2シーターのオープンスポーツカー。FFスポーツに力を入れてきたホンダですが、約29年ぶりに復活したFRレイアウトとあって、当時な話題となりました。 注目すべきポイントは、250PS、そして9,000rpmという驚きの許容回転数を誇る超高回転型エンジンを搭載したこと。2L直列4気筒VTECエンジン「F20C」は、市販車として世界最高水準ともいえる性能を有しています。また、オープンカーでありながらクーペ並みの高剛性を実現し、クローズドにも劣らない本格的な走りが特徴です。 なお、生産台数は約10年の販売期間で21,662台と少なく、現在では中古車価格が高騰しています。 年式で変わる!ホンダ S2000にかかる維持費 S2000は発売から20年あまり経っていますが、生産終了は10年ほど前で、その購入時期によって税金の重課額が大きく変わってきます。 ここで、S2000に乗る上で必要になる維持費を見ていきましょう。 税金 【自動車税】F20C型(排気量1,500cc超~2,000cc以下)・2019年9月までに購入:39,500円・新車登録から13年経過:45,400円F22C型(排気量2,000cc超~2,500cc以下)・2019年9月までに購入:45,000円・新車登録から13年経過:51,750円【自動車重量税(車検時)】・新車登録から13年未満:24,600円・新車登録から13年経過:34,200円・新車登録から18年経過:37,800円※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合 車検費用 ・自動車重量税:24,600円(新車登録から13年未満)/34,200円(13年超)/37,800円(18年超)・自賠責保険料:21,550円・印紙代:1,000円(自賠責保険が電子化されていない場合1,200円)・点検料:29,425円・検査料:20,240円【合計】約96,815円~110,215円※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス S2000の代表的なメンテナンス費としては、まずエンジンオイルが挙げられます。一般的にオイル交換は走行距離5,000kmごとなどとも言われますが、超高回転型エンジンを搭載するS2000は、3,000km程での交換がおすすめ。またオイルは高級グレード品が望ましく、その場合約10,000円~15,000円ほどかかります(エレメント交換代含まず)。 その他、タイヤ交換での目安金額は1本15,000円ほど(サイズ:前205/55R16、後225/50R16)、バッテリー交換には約5,000円(サイズ:B19L、VGS非装着車)をみておきましょう。(※消耗品の交換委は別途交換工賃がかかります。) 修理費用 S2000の魅力は、なんといっても超高回転型エンジンをフロントミッドシップに搭載するFRレイアウトによる、素直で切れの良いハンドリングです。そのため、スポーツ走行で酷使されてきた個体も少なくありません。 特に負担が大きいのは、リアの足回り。特にブレーキによる熱やコーナリング時の横Gをもろに受けるリアハブはダメージを負いやすく、重量配分が理想的な50:50であるS2000ならではのポイントです。また、フロントサスペンションアームやリアナックルもスポーツ走行のダメージを受けやすいポイント。2003年のマイナーチャン時で補強されるほどの弱点で、2003年以前のモデルを購入する場合には注意が必要です。 一方、常に安全運転に徹してきた個体や、距離を走っていない個体も要注意。エンジンは人間の体と同じで、動いていなければ調子が悪くなるものです。最高回転9000rpmというS2000のVTECエンジンは特にその傾向が強いと言われているため、適度に走行している個体を探し、さらにエンジンの吹け上りが鈍くないか確認すると良いでしょう。 S2000が欲しい!購入の際に注意すべきこと 生産台数が2万台あまりということもあり、今なお中古車市場が高騰しているS2000。 購入する際に気をつけたいことは、やはりその走行性能です。車の性格上かなり酷使されている個体が多いですが、逆にあまり乗っていないものもエンジンに負担がかかっている場合があります。修復歴なども含め、思い通りの走りができるかどうかは事前によく確認しておきたいところ。またオープンカーは雨漏れなどがあるため内装にも注意が必要です。 これらの点を踏まえ、購入にあたっては信頼できる販売店を選び、納得いくまで自分の目で確かめて買うのがいいでしょう。あわせて、相談しやすい整備工場や専門ショップも把握しておくと安心です。 乗らなくなったS2000は売却し、次の乗り手へ 1999年から2009年まで販売されたS2000ですが、初期に購入した車体は登録から20年ほど経過しており、税金や車検費用もかなりかさんできます。また、やはりその特徴である高回転域の気持ちの良い吹け上がりを維持するためには、エンジンまわりのこまめなメンテナンスも欠かせません。 故障などでしばらく放っていたり、乗らずに眠らせていると余計にエンジンにダメージを与えてしまうため、売却を考えるのも一つの手。その際は、価値を適正に見極められる旧車専門店に相談するのがおすすめです。 [ライター/旧車王編集部]
日産最後のFRスポーツクーペ、シルビアは昭和から平成にかけ、オシャレなデートカーとして若者を中心に大ヒットしました。その人気の秘密は、女性からも支持される優雅なシルエットと、初代から一貫したFRレイアウトによる素直なハンドリングが走り好きの心も掴んだことでしょう。 また、今となってはほとんど見られなくなった希少モデルの小型FRスポーツクーペでもあり、今なお中古車は高値で取引されています。 そこで今回は、そんな日産 シルビアに乗り続けるための維持費をご紹介しましょう。 デートカーでありつつ、走り屋にも愛された日産 シルビア 日産 シルビアは1965年にデビューした2ドアクーペで、2002年に生産終了したスペシャルティカーです。特に1988年に発売された5代目S13型は、当時一世を風靡していたホンダ プレリュードの人気を上回るデートカーとして大ヒットし、曲線が美しいシルエットは女性からも高い支持を得ていました。 また、シルビアの特徴であるFRレイアウトとターボエンジンというスポーツ性能は走り屋の間でも話題となり、S14、S15ともドリフト走行やチューニングベース車としても高い人気を誇ったのです。 このように、デートカーとしてのお洒落な顔と、走り屋御用達のカスタムカーとしての顔を持つシルビアは、中古車人気も衰え知らず。今なおファンから次期型が期待されているモデルです。 シルビアの維持費はどのくらい? 2002年の生産終了から約20年を迎えようとしているシルビア。その維持費を考えると、自動車税では新車登録から13年経過、自動車重量税においては登録から18年経過による重課(増税)となっており、注意が必要です。 では、今後シルビアに乗る上で重要な維持費を見ていきましょう。 税金 ・自動車税:45,400円(新車登録から13年経過の金額)・自動車重量税(車検時):37,800円(新車登録から18年経過の金額) ※排気量1,500cc超~2,000cc以下、車両重量1000kg超~1500kg以下の場合 車検費用 ・自動車重量税:37,800円(新車登録から18年経過の金額)・自賠責保険料:24,950円・印紙代:1,100円・点検料:15,855円・検査料:21,000円【合計】約100,705円 ※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス費用 シルビアのメンテナンス費用として、代表的な消耗品費を挙げておきましょう。 エンジンオイル交換では、エレメント交換ナシ、普通グレードのオイルを使用した場合で約6,000円程かかります。また、タイヤ交換はシルビア S15ターボグレードで1本約15,000円(サイズ:205/55R16)、バッテリー交換はS15ターボグレード(AT)で約7,000円(サイズ:B24R)程です。(※消耗品の交換委は別途交換工賃がかかります。) 修理費用 修理費用については、シルビア特有のウイークポイントがあります。まず挙げられるのは、S13の後期型(正確にはKS13)から搭載されるSR20エンジン。火花を点火するために使用されるイグニッションコイルは、エンジン内の熱や振動によって劣化しエンジン不調の原因となります。劣化具合によっては晴れた日には不具合が出ない場合もあり、購入後に発覚することも少なくありません。 また、チューニングベースとして酷使されている個体が多いため、ボディ全体に歪みが生じている個体もあります。特にS13型はボディの剛性不足が有名で、修復歴がない個体を選ぶのはもちろん、左右でドアのすき間を見比べて大きく差がないかなどを確認すると良いでしょう。 さらに、チューニングベースであることに加えて年式が古いこともあり、足回りのゴムブッシュが硬化しヘタっている個体も多く見受けられます。ブッシュのヘタリによる不具合は、実際に走行してみなければわからないだけじゃなく、運転になれた方でなければ気が付かないことも少なくありません。 そのため、しっかりとシルビアの特性を理解した販売店やショップから購入するのがおすすめです。 シルビアを購入する上での注意点とは 5代目S13型がグッドデザイン賞も受賞しているシルビアは、今の時代においても古臭さを感じさせない外観を持ち、現役で乗りたいユーザーも数多く存在します。 しかし、人気の高いS13は1988年~1993年式、最も新しいS15であっても2002年式と、やはり経年劣化による古さは否めません。また、チューニングベースとされることもある性質上、さまざまなカスタムが施された車両や、修復歴のある車両が多いのも特徴。車いじりの初心者には少しハードルが高いモデルとも言えるでしょう そのため購入に際しては、信頼できる販売店から購入するのはもちろん、いつでも相談できる整備工場や専門ショップを見つけておくのがおすすめです。 ガレージに眠っているシルビアは、売却も考慮に これまで見てきたように、やはり年式が古いシルビアは税金や車検費用も最近のモデルに比べてぐっと高くなり、税金や保険料など、たとえ走っていなくても高額の維持費がかかってきます。 また、安心・快適に乗り続けるためには相応のメンテナンス代や修理費用の出費に加え、部品の取り寄せといった手間や労力も必要となるでしょう。 維持費が高くつくなと感じたり、あまり乗らなくなって売却を考えているシルビアオーナーの方は、きちんと価値を見極められる旧車専門店に相談してみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]
日産の名車の中でも特に人気が高いのが、R32 スカイラインGT-Rです。レースでの勝利を念頭に開発され、高性能のエンジンとを最先端の装備を搭載。その輝かしい戦歴により、1994年に生産終了した後も国内のみならず海外にも多くの根強いファンを持ち、中古車市場でも今なお価値の高いモデルです。 ただ、旧車オーナーにとっては各種部品の廃版が悩みの種でしたが、「NISMOヘリテージパーツ」がその救済に乗り出し、R32GT-Rの部品再販を開始。誕生から30年余、純正部品の再供給が始まったことで再び活気づいたR32GT-Rの魅力と、再販についてご紹介していきましょう。 生産終了から20年以上経っても人気が衰えないR32 スカイラインGT-R 日産 R32 スカイラインGT-R(通称、R32GT-R)は、スカイラインの最上級グレード「GT-R」の3代目として1989年に誕生しました。16年ぶりのGT-R復活となり、日産の最先端技術が惜しげもなく投入。搭載されたエンジンは、日産の名機とも言われるRB型で、R32GT-Rのために専用設計されたことでも名高いツインターボ「RB26DETT」。当時の自主規制により馬力は280PSながら、チューニングによっては500馬力以上にも耐え得る性能を有していました。 他にも電子制御トルクスプリット4WDシステム「アテーサE-TS」や四輪操舵システム「Super HICAS」など当時の最新技術を備えますが、これらはみな“レースに勝つ”という目的のためでもありました。 勝利という宿命を背負ったR32GT-Rは、実際に全日本ツーリングカー選手権(JTC)で1990年からの4シーズン全29戦で29勝という不敗伝説を残します。熱狂を生んだその走りは、現在でも国内外を問わず根強い人気を誇っています。 オーナー感涙!R32GT-R用部品の再販を開始 このように今なお人気の高いR32GT-Rですが、当然のことながら、長く乗っていれば内外装に不調も出てきます。しかし一般的に、自動車の部品はその車種の生産終了から10年前後で製造を終えてしまうものであり、R32GT-Rという人気車種であっても、オーナーはその補修部品の調達に苦労していました。 しかし、末永く乗り続けたいというオーナーの熱い思いを汲み、日産とNISMOが動き出したのです。なんと、既に廃止となっていたR32GT-Rの純正補修部品を「NISMOヘリテージパーツ」として復活させ、再販を開始。メーカーも当時の生産設備や原材料が揃わない中、ただ人気車種だからという理由でこのような再販をすることは滅多になく、非常に稀な例と言えるでしょう。 なお、NISMOはR32GT-Rに続き、R33、R34の部品再販も開始しています。 NISMOヘリテージパーツの概要 「NISMOヘリテージ」は日産、NISMO、オーテックの3社が共同で、製造廃止となった純正補修部品やリプレイス品などの再供給を行う取り組みのこと。車検や走行に不可欠な部品、メーカーでないと製造できない部品を優先し、2017年12月からハーネス、ホース・チューブ、エンブレム、外装部品などの再販を開始しました。 またそれでも復刻困難なパーツについては、限りなく純正に近づけたNISMOリプレイス品のほか、修理も受け付けています。 シリンダーブロック R32GT-RのエンジンであるRB26DETTはチューニングベースにされることも多く、その性能と強度から1000馬力超のチューニングがなされたこともあります。しかしその分故障の可能性も高く、流通しているエンジンの数も限りがあるため修理が困難な状況。 エンジンの主要部品であるシリンダーブロック、ならびにシリンダーヘッド単体が購入可能となったことで、修理やチューニングがしやすくなりました。 フロントドアハーネス 車内の電気や信号を伝えるためのハーネスは、人間でいうと血管や神経にも例えられる重要な配線部分です。樹脂の被膜で覆われていますが、時が経つにつれ劣化や腐食により断線やショートを起こしやすいため、補修用であっても中古品は避けたい部品でした。 今回はコネクター部分に当たるカプラーもセットでの再販となり、信頼性も高くなっています。 トランク用ウエザーストリップ ドアとボディの隙間を埋めるパッキンの役割をするウエザーストリップは、雨風や埃、振動を防ぐ部品のこと。柔らかい樹脂性ですが、年数が経過すると弾性が失われて硬化やひび割れを起こすと雨漏りの原因にもなります。 地味ながら、車種や部分ごとに異なる形状であり、これまではなかなか効果的な補修方法がなく、再販により新品が入手できるのはかなりありがたいことです。 R32スカイラインGT-Rが欲しいなら今がチャンス!? 純正部品が再販売されることは、その車のオーナーやファンにとって朗報以外の何物でもないでしょう。これで日本の名車が1台でも多く延命されるのはうれしい限りです。 また、これまで修理が困難だったことで、中古車市場で比較的安く販売されていた個体でも、「NISMOヘリテージパーツ」の再販によって修復され、再び高値で売買されることがあるかもしれません。現在R32スカイラインGT-Rの価値は年々上昇し、今や当時の新車価格を上回る価格で売買されるのが当たり前。少しでも手ごろな個体を探し、NISMOヘリテージパーツを使って徐々にコンディションを整えていくのもいいかもしれませんね。 [ライター/増田真吾]
S2000だけに限らず、日本で販売された車には「供給年限」として、修理や点検で必要となる部品を在庫として各メーカーが保管しています。 基本的には生産終了してから10年間ほどを「供給年限」としているメーカーが多くなっています。 S2000は2009(平成21)年9月に生産が終了し、すでに10年を過ぎているため、部品供給に対して不安を感じているオーナーも多いでしょう。 今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について詳しく解説していきます。 S2000の部品供給状況は? 現在、S2000は生産終了から10年を越えてきているため、部品の供給がいつ終了してもおかしくはない状況です。 しかし、S2000はホンダ車の中でも人気のある車種なので、今の所は「部品が手に入らない」という状態にはなっていません。 2020年、ホンダ公式のカスタムパーツが発売 注目すべきは「20年目のマイナーチェンジ」とされるS2000純正アクセサリーの発売でしょう。 S2000が現行販売されていたころの純正アクセサリーとしてラインナップされていた部品や、「20年目のマイナーチェンジ」を表現するにふさわしい、当時にはなかったアクセサリーまで用意されています。 全部で8アイテムのラインナップとなっていますが、販売方法は「期間限定受注生産」と「販売個数限定」の2つに分かれているため、販売個数限定に関してはすでに売り切れが出てきています。 その他は値上がり部品が多く欠品後の再販目処も今のところなし 「20年目のマイナーチェンジ」で用意されているのは、あくまでカスタムパーツとなるアクセサリーです。 消耗品ではない外装部品などは徐々に欠品も出始め、ホンダによる再販の目処は立っていません。 また、備品によっては現行販売されていた時よりも価格は上がり始めているため、そう遠くない将来にS2000の部品が供給されなくなる可能性もあるでしょう。 部品供給に関するホンダの傾向 部品供給という面ではホンダも他のメーカーと同じで、生産終了から10年ほどは在庫を持っています。 しかし、ビートに始まり、S2000と今後も人気車種や古い車種でも人気の高い車種の純正部品の再販はあるかもしれません。 一部車種を除き、再販されない 現在では「ビート」のパーツカタログが開示され、純正部品の再販が始まっています。 ビートは今でもオーナーが多く、多くの声が集まったからこその再販と言えるでしょう。 ただし、あくまでビートのような人気車種によるもので他の車種で純正部品は再販されていません。 2020年、ホンダがパーツカタログの開示を決定 今でも人気があるS2000オーナーのために、「パーツカタログ」が2020年に開示されることがホンダから発表されました。 当初の予定 ホンダは当初、「2020年6月」にパーツカタログの開示を予定していました。 補修部品の施策として、純正部品を網羅したカタログになるとのことで、S2000オーナーからは喜びの声が上がっていました。 しかし、新型コロナの影響で延期に 当初は2020年の6月に公開される予定だったパーツカタログですが、公式サイトでは未だに公開されていません。 これは2020年の初めに流行し始めた「新型コロナウイルスの影響である」と公式サイトでも発表されています。 具体的に延期の理由は示されておらず、今後もどの程度の延期になるのかは未定のままです。 現在も公開日は決まっておらず、無期限の延期になるでしょう。 一連の動きから見て取れるS2000の部品供給と将来の再販 S2000は人気もあり、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」など、まだまだホンダが手を入れていきたい車種であることが分かります。 そもそも、パーツカタログの開示自体が「部品供給が心配なオーナーのために」とされていますので、今後も重要な部品は供給され続ける可能性は高いでしょう。 また、最近では軽自動車「ビート」のパーツカタログが開示され、一部、純正部品が再販されています。 S2000もビートと同じ流れになることが予想されますので、パーツカタログが開示され次第、部品の再販となるでしょう。 結局S2000に乗り続けることができるのか? 今後もS2000の純正部品やアクセサリーは販売される可能性があるため、乗り続けることは可能でしょう。 ただし、現在でも一部の純正部品は値上がりをしているものもあり、修理箇所によっては手に入らない部品も出てきます。 生産終了から10年以上経過しているため、乗り続けるためには現行車とは違い、費用や部品入手の難しさに直面することになります。 もし、厳しいと思った場合の対処法 大事な愛車でも費用面や部品供給次第では乗り続けることが厳しくなる場合もあります。 どうしても、乗り続けることが厳しいと思った場合には手放すことも1つの選択肢に入れてみてください。 ディーラー下取りを利用する 前提として、「下取り」と「買取り」は別物です。 ディーラーは次の車を購入することを条件に現在の車を下取りという形で引き取ります。 あくまで、「新しい車を購入する」という前提があっての下取りということを理解しておきましょう。 一般的にディーラー下取りの場合は「価格が安くなる」と思われがちですが、ディーラーとしては次の車を購入してもらえるため、新車の割引に近い形で下取り価格を高くする場合があります。 ただし、S2000のように特殊な車であれば販路が広い買取専門店のほうが高くなる可能性があるかもしれません。 一括査定に出す 今までは一般的な車を手放す方法として、買取専門店へ出向いて査定してもらうことが普通でした。 最近では車種の情報を登録するだけで、買取専門店数十社へ一度に見積もりを出してもらうことが出来るようになっています。 一見すると便利ですが、実際には一般的な買取専門店であれば車種によって買取相場を決めているため、どの買取店でも金額に大きな差が出ることはありません。 また、詳細な金額を知るためには、実際に依頼して査定をしてもらう必要があるため、手間もそれなりにかかり、想像している一括査定とは違ってくるでしょう。 S2000が得意な買取専門店に相談する 一番おすすめしたいのは「S2000を得意としている買取専門店」です。 S2000は一般的なファミリーカーではなく、年式も10年を越えているため、乗用車をメインとしている買取専門店では高額買取にはなりません。 S2000の価値を分かっている買取専門店であれば、下取りや乗用車メインの買取専門店よりも高額になる可能性があります。 まとめ 今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について解説してきました。 S2000は「供給年限」を過ぎている車種なので、部品供給は難しくなってくる頃です。 しかし、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」などで、ホンダがS2000に乗り続けてもらいたいと考えていることが伝わってきます。 それでも純正部品は当時よりも値上がりしているものや、廃止になったものも出てきているため、「維持が厳しい」と考えるオーナーも多いでしょう。 もし、S2000を手放すのであれば、価値を十分に分かっている買取専門店がおすすめです。 旧車王では旧車やスポーツカーの買取を得意としている買取専門店なので、一度、無料査定を申し込んでみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]
不動車という言葉に対して、読んで字の如く「動かない車」と認識している方も多いかもしれません。もちろん間違いではありませんが、もう少し広い意味で使われています。また、実際に愛車が動かなくなって困っている方もいるでしょう。 そこでこの記事では不動車の意味と放置するデメリット、詳細な対処方法を解説します そもそも不動車とは? まずは不動車の意味から解説します。主にここで紹介する状態の車輌を指して使われる言葉です。 故障で動かない車 不動車と聞いて一般的に多くイメージされる状態です。事故や災害によって故障してしまう、経年劣化によって壊れてしまうなど原因はさまざまですが、走行に関わる箇所へのダメージで自走できなくなった車を不動車と呼びます。 車検切れの車 車輌そのものへのトラブルだけではなく、車検が原因で不動車として扱われる場合もあります。車検が切れてしまうと、公道を走行できません。車を動かすのであれば、レッカーで運搬する必要があります。自走できないという点では「不動」と同義のため、不動車と呼ばれます。 不動車を放置するデメリット 故障もしくは車検切れが原因で不動車になったからといって、何もせずにそのまま放っておいて問題ないのでしょうか。ここからは、不動車を放置するデメリットを紹介します。ガレージに長らく車が眠ったままになっている方もぜひ参考にしてください。 税金がかかる たとえ走行できない車であっても、ナンバーが登録されている限り毎年自動車税(種別割)がかかります。使用していないのに税金だけ支払うのは、やはりもったいなく感じる方が多いでしょう。車検切れの車であれば課税保留できる自治体もあるようですが、一時的な措置に過ぎません。 保管コストがかさむ 保管場所・費用も問題点です。車を置くにはそれなりに大きなスペースが必要で、駐車場料金を毎月支払わなければならない場合もあります。不動車にもかかわらず保管の手間と費用がかさむことに対して、前向きに捉える方は多くないでしょう。 不法投棄とみなされる場合がある きちんとガレージに保管しているなら問題ありませんが、私有地以外の場所に置いたままだと不法投棄と勘違いされるかもしれません。長く乗っていないために見た目が傷んでいると、なおさら誤解を招くでしょう。不法投棄とみなされると、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が課せられます。保管場所がないために適当なスペースに放置しないよう気をつけましょう。 不動車を修理したほうがよい場合 不動車を放置するデメリットについて解説しましたが、故障の状態によっては再び走行可能な状態に修復できます。故障箇所が少なかったり、低コストで修理できる状態であれば、なおさら修理したほうがよいでしょう。油脂類やバッテリーの交換のみで済むケースも少なくありません。 また、まだ乗り続ける人がいるのであれば修理を検討しましょう。直近で乗り換えを考えているのなら悩みどころですが、長い期間使いたいのであれば多少費用がかかっても修理したほうがよいかもしれません。 乗らない不動車はどうやって対処する? 修理が難しそう、もう使う予定がないなど、乗らない不動車はどのように対処したらよいのでしょうか。3つの方法を紹介します。 下取りに出す 直近で乗り換えを考えている方向けの方法です。次の車を購入する際に、販売店で下取りに出せます。購入と同時に手続きできるという点が大きなメリットです。しかし、深刻な故障による不動車だと下取り価格が下がってしまうかもしれません。 解体する 車の損傷がひどい場合には、解体という方法を選ぶ方も多いです。解体されてバラバラになった車は、部品ごとに再利用されます。手続きにあたって2〜3万円程度の処分費用と、1万円程度のレッカー代がかかります。 売却する 「不動車なのに売却できるの?」と懐疑的になる方も多いかと思いますが、意外に取引事例が多いです。 主な売却方法・売却先として挙げられるのは、個人売買と中古車買取店。個人売買は手軽に利用できることがメリットですが、トラブルが起こりやすいのが注意点です。隠れた瑕疵によって契約後に売買中止になる例も珍しくありません。 安心なのは中古車買取店への売却です。プロの査定士が車の状態を見て価格を出すため、個人間よりも信頼性高く取引できます。出張買取が可能な業者であれば、レッカーを使って持ち込む必要もありません。 不動車を売るなら実績豊富な業者へ! 中古車買取店への売却がおすすめとお伝えしましたが、慎重に業者を選ぶ必要があります。 高いスキルがないと不動車を査定できません。特に長年動かしていない古い車輌は取り扱いが難しく、経験の浅い業者だと査定を断られる場合もあります。不動車の査定を依頼するなら、実績・知識豊富な業者に依頼しましょう。特に古いクルマに強い買取業者であれば、たとえ10年以上そのままにしていたとしても、しっかりと価値を見極めてくれます。