「車売却ってそもそもどんな流れなのか」「車の相続について相談したい」など車売却をご検討の際に出てくる悩みに無料でお答えいたします!
【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
大切に乗ってきた愛車の自動車税を見て驚かれたことがある方は多いのではないでしょうか。現在、日本では13年を超えた車の自動車税と重量税を増税する重課制度が存在します。 ここでは、割増制度が始まった理由や増税後の税金について解説していきます。また、自動車税の支払い方法についても紹介していますので、参考にしてください。 初度登録13年経過の車に適用されるグリーン化税制 グリーン化税制とは、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車はその環境性能に応じて税率を軽減(軽課)し、新車新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は税率を重く(重課)する税率の特例措置です。 現在行わている重課制度では、ガソリン車で13年超、ディーゼル車で11年超(いずれも新車新規登録時から)を超えた車両について、自家用乗用車で自動車税が15%アップします。 【おかしい!?】初度登録13年経過の車は自動車税が割増に 私たちは「物を大切にしなければいけない」と言われながら育ったはずです。ところが、現在のグリーン化税制は、古い自動車に重い税金を課して廃棄を促すという教えに逆行したものです。 古い自動車を増税して廃棄に導く目的は、地球温暖化や大気汚染の防止と言われますが、これにも矛盾した部分があります。 その理由は、自動車は製造、流通、使用、廃棄などの全ての場面において、環境に負担を与えて、なおかつ二酸化炭素も排出するためです。したがって、13年を超えた自動車に重い税金を課して新車を買わせることが、必ずしもエコとは限らないのです。 割増制度はいつから始まったのか? 現在の割増制度( 重課税率)は平成27年から始まっています。しかし、最初から現在の15%増だったわけではなく、制度導入当初の平成13年は10%の割増だったのです。年々、古い車に対する風当たりが厳しくなっていますので、今後さらなる増税もあるかもしれません。 割増制度はなぜ始まったのか? 自動車メーカーは、環境対応車はもちろんのこと、ゼロエミッション車の開発を加速させ量産体制を整えつつあります。平成13年には自動車環境対策を目的とした自動車税の重課制度が始まります。この割増制度が始まった理由は、国が環境負荷が大きい古い車から環境性能に優れた新車への乗り換えを促すことが、地球温暖化や大気汚染の防止に繋がると考えたためです。 対象外の車種はあるのか? 11~13年超であっても増税対象にならない車両が存在する。適用外となるのは電気自動車、ハイブリッド車などの環境に配慮した車です。例えば、ハイブリッド車のプリウスや電気自動車のリーフは対象外になります。 この他にも、天然ガス自動車やメタノール自動車も適用外となります。また、意外と知られていない車で一般乗合バスや被牽引車、いわゆるトレーラーも適用外となるのです。 排気量別・13年経過の車の自動車税はいくら? 自動車税の増額を以下の通り表にまとめましたのでご覧ください。 参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/54501/jouyou.pdf 一括納付の場合 自動車税は毎年4月1日時点の所有者に自動的に支払い義務が発生します。自動車税は5月上旬に送付される納税通知書による一括納付が基本です。自動車税の支払い方法には以下の方法があります。 ・納付書による現金払い (指定金融機関の窓口、コンビニエンスストアなど)・電子マネー(一部のコンビニエンスストア)・口座振替・Pay-easy(ペイジー)(ネット、ATM)・クレジットカード(ネット) 月割納付の場合 自動車税の納付は、支払いが難しい状況に置かれた場合、納税の猶予が認められ、原則として1年以内の分割納付が認められます。 但し、「地方税法 第15条 徴収猶予の要件等」に当てはまる以下の内容に限ります。 ・車が災害(震災、水害、火災など)を受けたり、盗難にあったとき・納税者や生計をともにする親族が病気や負傷をしたとき・廃業したり、事業を休止したとき・事業に著しい損失を受けたとき・法定納期限後1年を過ぎてから課税されたとき 自動車税だけではない!18年経過の車は重量税も増額 エコカー減税対象車ではない自動車が初度登録年月から13年以上又は18年以上経過すると重量税も増税されます。 具体的には、0.5t超~1t以下(2年のごとの車検実施時)の場合で、13年未満では16,400円のところが13年経過だと22,800円になります。さらに18年経過だと25,200円となり、自動車税と合わせて考えると負担がとても大きくなると言えます。 重量税も増税の車はどうするか? 18年が過ぎさらに重量税が増税になると、いよいよ売却を真剣に考えなければなりません。一般的には、18年経過している車は価値が低いと思われがちですが、車によっては思わぬ査定額が付くことがあります。もちろん、車検通したり、整備を行うことで、大切な愛車を末長く乗ることも選択肢のひとつです。 乗り続ける 13年、もしくは18年経過した車を乗り続けることは、重課制度のことを除けは、それほど難しいことではありません。理由は、昨今の旧車・ネオクラシックカーブームにより、日本にもヨーロッパのような古い車を大切にする文化が根付きつつあるためです。 例えば、ブログやSNSなどのソーシャルメディアが普及し、旧車・ネオクラシックカーの価値観を分かち合う場が増えたことなどは、分かりやすい変化と言えるのではないでしょうか。 手放す 重課制度などにより、大切な愛車を売却する決心をしたとします。その際にお勧めしたいのが、旧車専門買取の旧車王です。 旧車王で取り扱っている車種は、13年超はもちろんのこと、20年以上経過した旧車・ネオクラシックカーがほとんどです。つまり、ユーザー様の税金などのお困りごとを解決するために、日々大切な愛車を買取することでお役に立っているということです。 13年超の古い車の買取のことなら旧車王にお任せください! [ライター/旧車王編集部]
最近は、低年式でかつ過走行の中古車でも値段が付くという話をよく聞きます。しかし、ネットでよく見かける「査定0円の古い車を高く売る」というフレーズは一体どのような意味で使われているのでしょうか?この一見矛盾している2つの事柄を旧車王が紐解きます。 査定額「ゼロ」になってしまう原因 査定額が「ゼロ」になってしまうかどうかは、どの基準を用いるかによって変わってきます。もちろん、どの基準を適用しても「ゼロ」になってしまう車はあります。その理由は、「年式が古い車」「走行距離が伸びている車」「故障している車」などがありますが、基本的に当時どんなに高額な車であっても、時が過ぎれば価値は低くなります。 また、よく査定の基準に用いられるディラー下取りについても簡単にご紹介させていただきます。通常ディーラーでは、各販売会社が用意する「下取り基本価格表」というものをベースに下取価格を算出しています。つまり、買取専門店のように買取相場をもとに車の価値を判断しないため、20年以上経過した旧車・ネオクラシックカーなどは、一般的に値段を付けることが難しいと言われています。 逆に、買取専門店は、買取相場を基準にしていますので、年式が古い車でも値段が付くことがあるのです。 買取店にも「得意分野」が存在します 買取店には、実は「得意分野」というものが存在します。簡単にご説明させていただくと、 新車ディーラーは、当然ながら自社の車に強みを持っています。更にディラーは、顧客の囲い込みが生命線になりますので、常に顧客の下取り価格を把握しています。その顧客数は、優秀な営業マンで優に1000件を超えています。 次に、一括査定・大手買取店は、比較的年式が新しい国産車を得意としています。逆に、旧車・ネオクラシックカーは、相場の見極めが難しいことから、リスクを負ってまで買取しない傾向があります。 最後に、 旧車買取専門店は、1970~1990年代の旧車・ネオクラシックカー全般、スポーツカー、本格クロカン4WDを得意としています。 そして、どのジャンルにもそれぞれ違う難しさがありますので、自分の車がどこに当てはまるかを考えて、査定を依頼されることをお勧めいたします。 20年落ち以上の古い車は高く売れる可能性があります お写真の車を見てください。車検が切れた1973年式のケンメリスカイラインです。車検切れのまま数年単位で放置されていますので、車体は埃まみれですし、タイヤがパンクして走ることすらできません。 おそらく、ディラー下取りでは0円が提示されることでしょう。もしくは、古すぎて扱ってもらいないかもしれません。ところが、この車に何と400万円という破格の査定額がついたのです。 理由は、ケンメリスカイラインは、「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチフレーズのテレビCMが大ヒットした日本を代表する名車のなかの名車だからです。しかし、この価値がわかる買取業者が少ないという現実もあり、廃車になってしまうケースも少なくありません。 この例は少し極端だったかもしれませんが、古い車は旧車買取専門店に査定を依頼することで、思いもよらない値段が付くことがあるのです。 【1円でも高く売る】高額査定のポイント ここまでの解説で、例え査定が0円になってしまいそうな古い車でも値段が付いたというケースがあることがご理解いただけたのではないでしょうか。 しかし、年式が古い旧車・ネオクラシックカーは、状態次第で値段がなくなってしまう場合があります。具体的には、エアコンの故障やオートマが滑るなどの機関系の不具合です。 そうならないためには、故障の時に親切に対応してくれる「行きつけの美容室」のような整備工場を見つけて、こまめに修理を依頼することが大切です。そして、愛車を1円でも高く売るために最も大切なことは、車を古いなりに労わりながら乗ることです。 高額査定のために出来ること 車を高く売るために出来ることはいくつもありますが、何もお金をかければいいというわけでもありません。最後に自分でも出来る車を高く売るための方法を2点ほどご紹介させていただきますので、参考にしてください。 外装編 お車の外装は、放置車や不動車でない限り、なるべく綺麗にしておきましょう。長い間動かしていない不動車などは、長年降り積もった土埃を取り払う際にボディを痛めてしまう可能性がありますので、かえってそのままの方が高価買取に繋がる場合があります。 また、高価なカスタムパーツは、しっかりと把握しておくが重要です。理由は、有名ブランドの場合は、査定に反映される可能性があるからです。 内装編 内装の掃除は旧車だからといって特別なことはありません。まずは、固くしぼったタオルとガラスクリーナーをご用意いただき、最後に掃除機があればオッケーです。 掃除機は、シートの下や座面の隙間など、細かいところも意識してかけていきます。次に固く絞ったタオルでステアリングホイールやインパネを拭き、最後にガラスクリーナーを使ってガラス全体を拭けば終了です。 一番のポイントは、固く絞ったタオルです。乾燥したタオルではホコリや汚れを吸収出来ず、かえって汚れを広げる結果になるためです。 [ライター/旧車王編集部]
昨今、参加型のモータースポーツ普及により、ネオクラシックカーが中心の競技車両にも注目が集まっています。ここでは、希少なネオクラシックカーが競技で使われる理由や競技車両購入及び買取のメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。 ネオクラシックカーになりつつある競技車両 今現在、ジムカーナやダートトライアルなどのナンバー付きの車両で行われる様々な種類の競技が存在します。しかし、自動車メーカーが昔のようにハイパワーなマニュアル車をラインナップしなくなったため、競技自体がネオクラシックカーが中心で行われているのが現状です。もちろん、今現在販売されているトヨタ86やスイフトスポーツなどのスポーツモデルも活躍しておりますが、ネオクラシックカーに比べて戦闘力不足なのは明白です。そして、これらの車両の多くは公道が走れるれっきとした合法改造車なのです。理由は、自走が可能なナンバー付き車両であれば積載車を用意する必要がなくなり、参加コストを抑えて出場機会を増やすことが出来るからです。 ジムカーナやダートトライアル以外でも、一般車でも走れるミニサーキットが増えたことにより、モータースポーツは昔に比べて気軽に楽しめるようになりましたが、ドリフト競技が不正改造の象徴になってしまっているなど、まだまだ課題も残されていると言えるでしょう。 競技車両のメリット・デメリット ネオクラシックカーの競技車両を購入や買取を行う際のメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。まず単純に20年近く経過した車両を競技で使用しておりますので、一般的には様々なリスクが存在すると言えるでしょう。しかし、メリットがまったくないわけでもありません。例えば、ジムカーナの車両であれば競技の特性上クラッシュの確率は極めて少ないと言えます。なおかつ有名ショップ等でメンテナンスされている車両であれば、高いレベルでコンディションを維持されていることが期待出来ます。 逆にドリフト競技で使用されている車両は、ほぼ100%の確率でクラッシュしておりますので、かっこいいエアロで武装した見た目のよい個体であってもコンディションを期待することは出来ません。当然ながら、そのことが最大デメリットにもなるわけですが、もしドリフト競技が目的で購入するのであれば、肝心なところさえしっかりしていれば修復歴が大きな支障をきたすことはありません。いずれにしても次のユーザーがどんな目的で購入するかが、メリット・デメリットの決め手になってきます。 そして、昨今の中古スポーツカーの価格高騰で競技車両の買取が注目されています。昔から競技車両の売買はヤフオクなどの個人売買が主流になっていますが、旧車王ではカスタマイズされた個体も得意としているため、そのノウハウを活かし競技車両の高価買取も可能であると自負しています。とくに、個々のパーツのスペックやメンテナンス履歴がはっきりしている優良な個体は、高価買取の条件を満たしていると言えるのです。 [ライター/旧車王編集部]
旧車といえば価格が高い、所有が難しいというイメージがつきもの。なぜ旧車は高価で維持が難しいのか?この記事ではそんな疑問を深堀していきたいと思います。 旧車はどんどんその数が少なくなっていくから高い 旧車の価格が年々高等していく一番の要因は、どんなに人気のある車種でも、時が経てば経つほど台数が減少していくからです。 子供のころ、いつかは所有したいと思っていた憧れの車があるという方も少なくないでしょう。しかし、いざ購入できる経済力を持ったときには、憧れていた車を新車で購入することはできません。そう、車はどんなに人気のある車種でも、いつか必ずモデルチェンジされ、中には車種自体の製造が終了し、“絶版車”となってしまう場合もあるのです。 そして、製造されていない以上、年々現存する台数は減っていきます。そのため、古くなって価値が下がるどころか、新車時の販売価格以上で取引される旧車が存在するのです。 もはや伝説!?最も中古価格が高い国産旧車 国産車の中には、世界的にも人気で、なおかつ今や伝説的な存在の車種が存在します。そこで、ここから、目を疑うほどの価格で販売されている国産旧車をご紹介しましょう。 トヨタ 2000GT まずは、だれもが知る元祖国産スーパーカーのトヨタ 2000GT。世界的なスパイ映画「007」の主役、ジェームス・ボンドが乗るいわゆる“ボンドカー”としても有名になりました。 もともとの販売価格も、当時としては破格ともいえるほど高価(高級車の代名詞クラウンが2台買えるほどだったとか…)。2013年に行われたアメリカのオークションにおいて、1億円以上の値で落札され、世間を驚かせました。 日産フェアレディ Z432( S30型) 現在でもファンの多い日産 フェアレディZですが、特に旧車として絶大な人気を誇っているのが、S30型初代フェアレディZです。そんなS30型フェアレディZの中でも、トップグレードに位置するのが「Z432」。 当時、レースで大活躍していたスカイラインGT-R(通称:ハコスカ)に搭載されていたS20エンジンを搭載し、最高速度は210km/hに達し、日本車として初めて200km/hの壁を越えたモデルでもあります。432という名前は、4バルブ・3キャブレター・2カムシャフトに由来。 排出ガス規制対策として4年で製造が打ち切られ、販売台数はわずか419台にとどまったこともあり、現在では2000万円前後で取引されることも珍しくありません。 日産 スカイラインGT-R(C110型) どの世代も旧車として高値で取引されるGT-Rの中で、特に希少性が高いのが、2代目GT-R、通称ケンメリGT-Rです。 ハコ車ベースであった先代のハコスカGT-Rに対し、流麗なクーペスタイルのケンメリGT-R。エンジンは先代ハコスカGT-Rと同じS20エンジンを搭載し、オーバーフェンダーをはじめとしたGT-R専用の装備を備えています。 排気ガス規制により、販売期間はわずか4か月と短く、販売台数は197台と極わずか。状態の良い個体の価格は1億円近くになることもあり、日本車史上に残る名車の1台です。 旧車を所有できるのは限られた層だけ? 上記ご紹介したような、一部の特殊な車種を除けば、一般的な中古車と変わらない価格で購入できる旧車も数多く存在します。 30年以上経っていても、300万円を超える、もしくは、プライスボードに「ASK」となるような旧車は、レースで活躍した、ドラマやアニメで人気になったなどの理由があり、車種は同じでもグレードが違うだけで通常の中古車と同程度の価格で購入することができます。 旧車の購入は簡単でも維持は難しい ここまでお話した通り、選ぶ車種によっては誰でも比較的簡単に購入することができます。しかし、旧車は購入する時よりも維持していくことの方が、購入時以上にお金がかかるものです。その理由は、車は機械である以上いつかは壊れるもの。維持していくためには修理を行わなければなりません。 ところが、どのメーカーも、製造が終了した車種の部品は、生産終了から7年~10年で供給を終えてしまいます。すると、修理したくとも新品部品が手に入ら無いため、中古部品を探さなければなりません。もともと希少価値の高い旧車の場合、中古部品も高額で取引されます。また、万が一中古部品が無い場合は、特注で制作してもらわなければなりません。 このように、旧車をきちんと走れる状態で維持していくためには、購入時以上の出費を覚悟しておく必要があります。 手放すことを考えているなら早めの売却を! 中古車の価格は、年式や距離以外に、その車種の人気によって価格が大きく変動し、それは旧車であっても同じ。そのため、今は人気があり高値で取引されている車種であっても、数年後にその価値が下がってしまう可能性があります。 先述した伝説的な存在ともいえる車種を除き、一般的な中古車と同程度の価格で購入できる旧車の場合、古くなればなるほど価値が上がるという保証はありません。いま大切にしている旧車を、一生手放さないという覚悟がない限り、早めに手放すのも損をしないためには大切です。 [ライター/増田真吾]
ワークス仕様やグラチャン仕様は旧車の憧れの存在です。そして、リベット止めのオーバーフェンダーや深リムホイールは旧車カスタマイズの定番アイテムです。ここでは、人気の改造ベース車や改造車を高く売るためのコツについてご紹介させていただきます。 旧車で人気の改造は? 旧車で人気の改造は、いわゆる街道レーサー仕様やグラチャン仕様と言ったワークスマシンに倣ったカスタマイズです。もちろん、行き過ぎたカスタマイズは車検に不合格となってしまいますので、例えばシルエットフォーミュラのような改造はイベントなどに限定されてしまいます。しかし、少しでもレーシングカーの姿に近づけたいという願望はいつの時代も変わりません。 具体的には、深リムホイール、車高短、リベット止めのオーバーフェンダー、チンスポイラー、ワンオフマフラー、3連キャブレターなどですが、それらをバランスよく組み合わせることで、オリジナルコンディション以上の評価に繋がる可能性は十分あります。そして、今まで我慢しなけれならなかったエアコンやパワステなどの快適装備を現在の技術で取り付けしてしまう「レストモッド」と言われる手法も今後のトレンドになるかもしれません。 旧車を改造するのに人気があるベース車両は? トヨタ・マークⅡ GX71 トヨタ・マークⅡ GX71は、レースとは全く無縁にもかかわらず、ワークス仕様が何故か不思議と似合います。どちらかと言うと、街道レーサーという言葉がピッタリかもしれません。そして、非常に人気が高く中古車価格が高騰しております。 カスタマイズのトレンドとしては、旧車用の深リムホイールにあえて外径の小さいタイヤを引っ張りで履かせて、後は車高短、ワンオフマフラー、ウッドステアリングが付いていればバッチリです。そして、ターボの5速マニュアルならもう言うことありません。 トヨタ セリカ LB 2000GT セリカ LB 2000GTと言えば、マスタング彷彿とさせるスポーティなデザインで人気を博したモデルでしたが、最も印象に残る仕様といえばシルエットフォーミュラ(グループ5)のセリカ LB ターボではないでしょうか? シルエットフォーミュラと言えば、鉄仮面スカイラインや910型ブルーバードを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、当時のドイツの名門チームであったシュニッツァーが手掛けたセリカ LB ターボはとても美しく、いまだにドイツでも根強いファンがいると言われています。 そして、カスタマイズにおいては、シルエットフォーミュラ仕様が似合うのはもちろんのこと、リベット止めのオーバーフェンダーを付けたグラチャン仕様も似合います。さらにローダウンと深リムホイールだけでも全然格好よくみれてしまいますので、セリカ LB 2000GTはまさに万能過ぎるカスタムベースと言っても過言ではないのです。 また、グラチャン仕様で言えば、LBのクーペタイプである通称ダルマセリカも人気があり、初代セリカはトヨタの旧車の中で最もカスタマイズが似合うモデルと言えるかもしれません。 日産 ハコスカ スカイライン 旧車を代表的する改造車と聞いて、通称「ハコスカ」と言われるスカイラインGT-Rを思い浮かべる人は多いはずです。その理由は、日本のツーリングカーレース史上に不滅の49連勝という金字塔を打ち立てたからです。 旧車の改造車の呼び名には、グラチャン仕様や街道レーサーといったものがありますが、ハコスカには「ワークス仕様」という言葉が最も似合います。まさに当時のワークスチームの仕様を再現した旧車カスタムの定番チューンと言えます。 とかく違法な改造と勘違いされがちなオーバーフェンダーやチンスポイラーも、全て49連勝を成し遂げるためのアイテムだったのです。そして、その姿に誰しもが憧れを抱くのは、当然のことかもしれません。 改造した旧車は高く売れるのか? 旧車のカスタマイズを考えたときに、「改造した旧車は高く売れる?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?もちろん、いきすぎた改造はマイナスの評価になってしまいます。しかし、車検の規制緩和や技術の進歩で、かなりの範囲でカスタマイズが可能になったのも事実です。そして、しっかりとしたパーツのチョイスを行えば、確実に高価買取に繋がります。 具体的な例としては、ウェバーやソレックスなどの3連キャブレターの装着やワタナベやロンシャンなどの深リムホイールです。スポーツキャブレターのメリットは、レスポンスや吸気音が素晴らしいのはもちろんのこと、エンジンルームを開けたときの迫力がノーマルのキャブレターとは比べものになりません。また、深リムホイールは当時のモデルが新品で手に入る場合もありますが、当時物の方が高い評価に繋がります。理由は、足元を飾るホイールが綺麗すぎてもミスマッチになってしまうからです。 最後に、カスタマイズによる付加価値をしっかりと見極められる旧車王に査定をお任せいただければ、高値が付くことはほぼ間違いないと言えるでしょう。 [ライター/旧車王編集部]
最近では、1980年代~1990年代の車をネオクラシックカーと呼びますが、それらの車のオーナーは50代、60代で新車購入しているケースも多く、当然ながら遺産相続の問題についても考えなければならない時期を迎えています。 ここでは、お車の価値、放置しておくだけでもかかる費用、遺産相続の手続き方法などについてご紹介させていただきます。 父や祖父が昔から乗っていた「古い車」に実は価値が付いているケースがある 父や祖父が何十年も乗っていた車が旧車ブームの影響などで古いだけの価値のないと思っていた車が高価買取に繋がるケースがあります。一般的には、どんなに高額なクルマでも15年以上経てば価値がなくなってしまいます。もちろん、ポルシェやフェラーリが年数が経過しても価値が下がらないことは言うまでもありません。 しかし、以前であれば値段が付かずに廃車になっていたような古い国産車に驚くような高額査定が出る場合があります。実際に、GX71マーク2やZ20型ソアラなどは値段が高騰しており、旧車王でも高価で買取らせていただいた事例があります。 残念なのは、買取店に査定の依頼をすることなく残された家族が処分してしまっているケースです。今回、ご紹介させていただいた2車種は共に30年以上経過したモデルとなりますので、クルマに値段がつかないと考えるのはむしろ自然のことかもしれません。 では、どうすればプレミアが付いている希少車を廃車せずに済むのでしょうか?その答えは非常に簡単であり、まずは旧車王にお問い合わせいただくということです。 乗らなくなった古い車を放置していてもかかる費用はどれくらい?駐車場代、自動車税など 車はただ放置しておくだけでも色々な費用がかかります。まず1年に1回納付しなければならない自動車税があります。 さらに13年を超えると15%の増税が適用されます。その他の税金関係では、2年に1度の車検があり、仮に整備費用を最低限に抑えたとしても重量税と自賠責保険を必ず納めなければなりません。しかし、車にかかる費用は税金だけではありません。 例えば、マンションにお住まいであれば駐車場代がかかりますし、1年に何度か動かすのであれば任意保険に入る必要もあります。 したがって、何か事情があってやむを得ず放置車両になってしまった場合は、なるべく早く買取依頼を出すことが最も費用がかからない方法と言えるのです。 車のオーナーが亡くなってしまった場合の遺産相続の手続き方法について 車はオーナーがが亡くなってしまった時点で、家族などの相続人全員の共有財産となり、車の状態にかかわらず相続手続きが必要となります。 この場合の相続人全員とは、第1順位が「子・孫」、第2順位が「父母・祖父母」、第3順位が「兄弟・姉妹」となりますが、配偶者がいる場合はいずれの場合も相続人となります。 また、相続時には車の名義を相続人名義に変更しておかないと、相続人自身の財産として認められず、例えばその車を買取に出す場合の手続きや、リサイクル業者に依頼して廃車する際の「永久抹消登録」が出来なくなります。 そして、忘れがちなのが任意保険の手続きです。任意保険の手続きを行わなくても車に乗ることは出来ますが、交通事故にあった場合に自動車保険が支払われない可能性がありますので、車の名義変更と同時に任意保険の名義変更も行う必要があります。 廃車にかかる費用は?廃車の前に、まずはカンタン無料査定フォームまたはフリーダイヤルにてご依頼・ご相談を 車を廃車にする際には、永久抹消登録が必要となりますが、あわせて解体証明書を用意しなくてはなりません。 解体証明書は、許可を取得している解体業者のみが発行できる書類で、その会社の古物登録番号や解体した車の型式、解体日等が記載されています。 解体業者に車の処分を依頼した場合の相場は、0円~2万円と言われておりますが、車を動かせない状況では別途レッカー料金が発生します。 しかし、昨今の旧車ブームの影響でその車に価値が残っているかもしれません。したがって、廃車を決断する前に旧車・ネオクラシックカー専門店である旧車王に査定を依頼することをお勧めいたします。 [ライター/旧車王編集部]