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旧車の再生と維持

車のエアコンが故障!修理はどこに依頼する?費用の相場はどのくらい?
旧車の再生と維持 2023.09.29

車のエアコンが故障!修理はどこに依頼する?費用の相場はどのくらい?

車のエアコンが故障すると、夏は暑く、冬は寒いという過酷な環境で運転しなければなりません。そのため、少しでもエアコンの効きが悪かったり、異音が聞こえたりしたときは、早めに修理に出すことをおすすめします。そこで今回は、車のエアコンの故障を調べる方法、修理の依頼先、修理の相場や故障の原因を解説します。 車のエアコンの故障の有無を調べる方法 車のエアコンの故障を調べるためには、温度を最も高くするか低くするかして、最大風量で作動させる必要があります。設定温度に適した温度の風が出ていない場合は、故障していると考えられます。 「温風」と「冷風」の片方が出ないのか、または両方とも出ないのかも確認しましょう。 車のエアコン修理の依頼先 車のエアコン修理は、どこに依頼すればよいのでしょうか。車のエアコン修理を依頼できる業者を紹介します。 ディーラー 車の販売や下取り、点検・整備などを行っているディーラーや販売店に、エアコンの修理を依頼できます。 ディーラーや販売店は、取り扱っているメーカー・車種の修理に関して十分な知識と技術を持ちます。また、メーカーが推奨する部品や整備を実施してくれるため、修理後に不具合が発生しにくいこともディーラーや販売店で修理するメリットといえるでしょう。 メーカー保証や延長保証の期間中であれば、保証で修理できる可能性もあります。そのため、保証期間中は、まずディーラーや販売店に修理の相談をするとよいでしょう。 もし、保証期間が過ぎている場合や保証対象外の修理となった場合、メーカー推奨部品への交換や質の高い整備の実施などによって費用が高くなりやすいため、他の業者での修理も検討するとよいでしょう。 整備工場 整備工場では、車のエアコン修理を受け付けているところが多いです。整備工場は、車の修理や整備・点検などが主な業務となっているため、さまざまな車のエアコン修理をすることができるでしょう。 ただし、整備や修理の技術は、在籍している整備士次第であるため、信頼性が高い業者を見極めなければなりません。 国産車・輸入車・事業用車(タクシー)など幅広い車種を取り扱っているか、過去の修理実績があるかなど、さまざまな視点から信頼性の高さを見極めます。 近くに信頼できる整備工場がある場合には、整備工場にエアコン修理を依頼してもよいでしょう。 自動車電装業者 自動車電装業者は、車の電装品を取り扱う専門業者です。 そのため、自動車電装業者でもエアコン修理をすることができます。また、他の業者では修理が難しいトラブルについても直せる場合があります。 あらゆる業者に相談しても解決しないエアコンのトラブルは、自動車電装業者に頼んでみるとよいかもしれません。 カー用品店 カー用品店でもエアコンの修理を受け付けているところがあります。 ただし、エアコン修理に必要な設備が揃っていない場合は、修理を断られることがあるため、一度相談して修理できるか確認することをおすすめします。 ガソリンスタンド ガソリンスタンドでもエアコンの修理を受け付けているところがあります。 ガソリンスタンドもカー用品店と同様に設備が整っていなければ修理ができないため、給油や洗車のついでに修理できるか相談してみるのもよいでしょう。 車のエアコン修理の費用相場 エアコンの修理の費用は、不具合が発生している箇所によって異なります。 エアコンフィルターやエアコンガスなど、修理に時間や手間がかからない作業であれば、数千円〜数万円程度が相場です。 一方、コンプレッサーやエバポレーター交換など、部品交換を伴う修理や時間・手間がかかる作業の場合には、数十万円かかることもあります。 そのため、エアコンの修理をするときは、複数の業者から見積もりを取り、比較するとよいでしょう。 車のエアコンの故障の原因 車のエアコンが故障する原因は、不具合やトラブルが発生している箇所によって異なります。ここからは、車のエアコンの主な故障原因について紹介します。 エアコンフィルターの汚れ エアコンフィルターの汚れや目詰まりがエアコンの故障の原因になっていることがあります。 家庭用エアコンでも、フィルターが汚れていたり目詰まりしていたりすることによって、風量が弱くなったりエアコンの効きが悪くなったりした経験があるのではないでしょうか。車のエアコンも家庭用エアコンと同様にフィルターの汚れや目詰まりによって、効きが悪くなります。 フィルターが汚れていたり目詰まりしていたりするときは、汚れを落としたりフィルター交換したりしましょう。 エアコンガスの不足 エアコンガスが不足していると冷房の効きが悪くなります。 車のエアコンの冷風は、エアコンガスをコンプレッサーで圧縮して液体にし、液体が気体になるときの気化熱を利用して作り出しています。このエアコンガスが不足すると、気化熱により冷風を作り出すことができなくなるため、冷房が効かなくなります。 冷房だけが効かない場合には、エアコンガスが不足していないか確認しましょう。 コンプレッサーの故障 エアコンのコンプレッサーが故障すると冷房が効かなくなります。 コンプレッサーは、空気を圧縮する装置です。車のエアコンの冷風は、このコンプレッサーによってエアコンガスを圧縮することで作り出しています。しかし、コンプレッサーが故障すると、エアコンガスの圧縮ができず、気化熱による冷風を作り出せなくなり、冷房が効かなくなります。 エバポレーターの故障 エバポレーターは、熱交換器といわれる装置です。 エバポレーターの内部では、圧縮して液体になったエアコンガスが噴射されています。このときの熱交換により、冷風を作り出しているのです。このエバポレーターが故障していると、熱交換がうまくできず、冷風が作り出せなくなり、冷房が効かなくなります。 エバポレーターが故障の原因だった場合、エバポレーターの洗浄することで不具合を解消できることもありますが、エバポレーターの交換が必要になるケースも少なくありません。 ブロアファンモーターの故障 ブロアファンモーターは、エアコンの風を吹き出すファンを動かすモーターです。 このモーターが故障していると、風を車内に吹き出すことができません。エアコンを作動させたときに風すら出てこないときは、ブロアファンモーターの故障が考えられます。 リレー・ヒューズの故障 リレーは、スイッチと連動している電装部品です。ヒューズは、家のブレーカーと同じ役割を持つ部品です。 これらの電装部品が故障すると、スイッチを押したり回したりしてもエアコンが正常に作動しません。スイッチを押してもエアコンが正常に作動しないときは、早めに修理工場に持ち込んで、リレーやヒューズに異常がないか確認しましょう。 サーモスタットの故障 サーモスタットは、冷却水の温度を調整する開閉式の弁です。 サーモスタットが故障すると、冷却水の循環が適正に行われなくなり、暖房が効かなくなります。また、エンジンのオーバーヒートにも繋がる可能性があります。 暖房の効きが悪いときは、なるべく早めに原因を追求し、修理しましょう。 冷却水の不足・漏出 冷却水の不足や漏れがあると、冷却水の熱を利用して温風を作る暖房が効かなくなります。 また、冷却水は、エンジンを冷やす目的もあるため、冷却水が不足していたり漏れたりしているときは、早めに修理しましょう。 修理費用が高額になる場合は買い換えも検討しよう 車のエアコンの修理は、故障している部位によって費用が異なります。 部品交換や大がかりな修理をしなければならない場合、エアコンのトラブルだけでなく他の部位まで故障が広がっているときは、修理費用が高くなる可能性があります。 あまりにも修理費用が高いときは、修理することだけを考えるのではなく、新しい車への乗り換えを検討してみるのも1つの方法といえるでしょう。

車のへこみ修理はどこに依頼すればいい?自分で修理する方法も解説
旧車の再生と維持 2023.09.26

車のへこみ修理はどこに依頼すればいい?自分で修理する方法も解説

車のへこみの修理は、どこに依頼すればよいかわからない人も多いでしょう。また、へこみの場所や程度によっては自分で直せるケースもありますが、そのことを知らない人も少なくありません。 この記事では、車のへこみの修理の依頼先や費用相場、自分で直す方法などについて詳しく解説します。 車のへこみの修理はどこに依頼すればいい? 事故でついてしまったへこみは、見た目が悪いだけでなく、防錆の役割を担っていた塗装がはがれてボディーの錆びつきを促進したり、そのために後で修理する際の費用がかさむ原因になったりするため、早めに修理をしたほうがよいでしょう。安心な方法は、専門業者に依頼することです。主な依頼先とそれぞれの特徴について解説します。 自動車整備工場 修理を専門に扱っている業者のため、経験豊富で安心できる依頼先です。ディーラーに依頼するより安いのが特徴です。 仲介業者を介さないため手数料は発生せず、部品交換より修理を優先する傾向があるため、総費用を抑えられるでしょう。また、多くの整備工場が純正パーツにこだわらず、コストパフォーマンスにこだわってパーツを選ぶことも費用が安い理由です。 また、自動車整備工場は地方運輸局長の認証を受けており、資格を持った整備士が在籍しているため、専門的な修繕も期待できます。柔軟な発想であらゆる修理に対応してもらえる可能性が高いでしょう。 ディーラー 車のへこみ修理は、ディーラーにも依頼できます。ディーラーは修理を別の工場に外注することが多く手数料が発生し、また新品の純正パーツに交換することが多いため、総費用は高額になるのが一般的です。 ただし、ディーラーは特定の自動車メーカーからの指導やトレーニングを受け、専門ツールや修理用設備も備えているため、一定水準以上の技術力を期待できるのが魅力です。 ガソリンスタンド 軽微なへこみ修理であれば、ガソリンスタンドでも修理を依頼できる場合があります。このケースではガソリンスタンドのスタッフが直接対応してくれることが多いです。ペイントレスデントリペア(PDR)と呼ばれる方法で、専用の道具を駆使し、へこみを押し出しながら修理してもらえます。 また、これらの方法の他にもカー用品店に修理の依頼を頼める場合があります。年中無休や長時間営業だったりする店舗が多いため、早く修理したい場合に検討しましょう。 車のへこみの修理費用の相場 一般的なへこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円です。10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。 また、へこみのサイズは同じでも、場所によって値段が変わることがあると覚えておきましょう。たとえばバンパー部分は安く、ボンネットやルーフだと高くなる傾向があります。さらに、輸入車は国産車に比べて高額な傾向があることにも注意が必要です。 車のへこみの修理に保険を使えるケース 入っている保険を利用して車のへこみを修理できる場合があります。保険が適用されるケースは以下の4パターンです。 1. 事故によるへこみ交通事故に巻き込まれ、他の車や物体と接触してへこみが生じた場合は、保険が適用される可能性があります。この場合、自動車保険の事故被害者補償(対物賠償)によって修理費用がカバーされます。相手の過失が認められた場合は、相手方の自動車保険を利用することもあるでしょう。 2. 盗難や窃盗によるへこみ車が盗まれたり窃盗に遭ってへこみが生じたのであれば、自動車保険の窃盗被害補償によって修理費用がカバーできる可能性があります。 3. 自然災害によるへこみ自然災害によって車にへこみが生じた場合、自動車保険によっては、修理費用をカバーできる可能性があります。ただし、具体的な自然災害(例: 雹、台風、洪水)に対する補償の適用は、保険契約によって異なります。 4. 駐車場事故駐車場で他の車と接触し、へこみが生じた場合、自動車保険の駐車場事故補償によって修理費用がカバーされる可能性があります。 自分で補修できる場合もある 車のへこみ修理は基本的に業者に依頼するのが安心ですが、小さなへこみであれば自分で直せる可能性があります。自分で補修するメリットは専門業者に依頼するよりも安く抑えられること、デメリットは完璧に補修するのが難しいということです。 修理作業には失敗のリスクが伴うことも念頭におき、自分で修理するかどうかを決めましょう。自分で補修する場合のやり方をご紹介します。 【吸盤式工具で引っ張る】自分で車のへこみを修理する方法 強力なバキュームリフターをはじめとする吸盤式工具をへこみ部分に接着し、引っ張る方法です。へこみの大きさに合った工具を選びましょう。 引っ張る前にへこみ部分を温めると直しやすいとの意見がありますが、逆に車を傷める原因になり得るとの意見もあるため、おすすめはできません。 なお、ボンネットのように平面部分の軽度のへこみに適した修繕法であり、車の角のへこみや複雑に歪んだへこみの補修には不向きです。 【複数の道具を使う方法】自分で車のへこみを修理する方法 他にも複数の道具を使って直す方法があります。必要なものと手順は以下のとおりです。 ■ 必要なもの下記の道具や材料をカー用品店やオンラインショッピングなどで入手しましょう。 ・ペン(最初に補修範囲をマークするため)・耐水サンドペーパー・シリコンオフ・パテ・プラサフスプレー・マスキング用テープ・塗装料 ■ 手順手順は以下のとおりです。 1. へこみ部分周囲の汚れを落とし、補修範囲をペンでマーキングする2. 耐水サンドペーパーを使って補修範囲の塗料を取り除き、シリコンオフで油分を取り除く3. 補修範囲にパテを塗布したら、耐水サンドペーパーでパテを研磨4. シリコンオフで油分を取り除き、マスキングテープで補修範囲より少し広めにマスキングをする5. プラサフスプレーを吹き付ける。塗装の下地を作る6. サンドペーパーで研磨して、プラサフ部分と周囲の段差をなくす。細めのコンパウンドで塗装の下地を作る7. シリコンオフで油分を取り除く8. 広めにマスキングをしたのち、スプレーなどで塗装する9.乾燥 (約1週間) まとめ この記事では、車のへこみ修理はどこに依頼すればよいのかを解説しました。主な依頼先は以下のとおりです。 ・自動車整備工場・ディーラー・ガソリンスタンドやカー用品店 へこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円、10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。業者に依頼する際は、修理に保険を適用できるかどうかも確認した上で、ニーズに合った業者を選定するとよいでしょう。

日産 2代目エクストレイル(T31型)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2023.09.14

日産 2代目エクストレイル(T31型)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

エクストレイルといえば2000年に登場し、現在も製造・販売される日産のミドルサイズSUVです。2001年〜2010年までSUV販売台数1位でした。2代目のT31型エクストレイルは比較的安く購入できるため中古市場で人気を博しています。しかしT31型エクストレイルは最終型でも約10年前のクルマ。「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではT31型エクストレイルにかかる維持費について解説します。 T31型エクストレイルの特徴 T31型エクストレイルは悪路走破性を高めた2代目のモデルで、「オールモード4X4-i」と呼ばれるシステムを搭載しています。電子制御によって前輪が滑り出す瞬間に後輪へトルクを伝えるシステムで、安定した走りを実現し悪路であっても難なく走行可能です。また、カスタムパーツが豊富で自分だけの1台に仕上げたいユーザーに支持されています。 T31型エクストレイル維持費の内訳 T31型エクストレイルの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 T31型エクストレイルのエンジンは、ガソリン2種類、ディーゼル1種類。それぞれの燃費をみていきましょう。 ガソリン 2.0L:11.8km/Lガソリン 2.5L:10.6km/Lディーゼル 2.0L:13.8km/L 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。2.0Lのディーゼルエンジンでみていきましょう。T31型エクストレイルを通勤で使用して月間1,000km走行した場合、燃料は約83L使用(*1)し燃料代は1万3,271円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は15万9,260円(*2)ほどです。*1 燃費は12km/Lで算出(実燃費)*2 2023年9月13日の軽油1L当たりの平均価格159.9円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.0Lディーゼルモデルを例に価格を算出しましょう。2023年9月現在、排気量1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は3万9,500円/年ですが、T31型エクストレイルの一部個体は車齢が13年を超えます。重課税対象車の自動車税は4万5,400円です。旧車の場合、新車の自動車税と比較すると1年で5,900円も高くなってしまいます。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 T31型エクストレイル2.0Lディーゼルモデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約9万8,600円/年でした。車両保険は45万円まで補償されます。 車検 次に2008年式T31型エクストレイル2.0Lディーゼルモデルの車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:11万5,550円※車検料は内容、整備工場などにより増減します 今回例に挙げているT31型エクストレイルは、重量税が1.5t超~2.0t以下に区分されます。同区分の現行モデルの多くは自動車重量税が3万2,800円かかりますが、初年度登録から13年以上経過した個体は4万5,600円に重課税されます。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため、車検代は高額になる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用をみていきましょう。T31型エクストレイルについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。T31型エクストレイルのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 T31型エクストレイル年間維持費はいくら? 維持費の内訳をみてきましたが、T31型エクストレイルの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額をみていきましょう。 <自家用車登録のT31型エクストレイル年間維持費>ガソリン代:15万9,260円自動車税:4万5,400円任意保険:9万8,600円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:41万1,0353円 月額では3万4,250円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 T31型エクストレイルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税、重量税が重課税されるため費用がかさんでしまいます。もし、T31型エクストレイルの維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年9月13日時点のデータです

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト
旧車の再生と維持 2023.09.12

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

普通の人なら、ネジなんてドライバーかスパナで回せば緩むんじゃないの?と思われるかもしれません。 ですが、旧車王ヒストリアの取材対象になるような年式のクルマの場合、長年の使用でネジ山の隙間に埃が詰まったり、何度も再塗装されたために塗料が固着したり、ネジ同士が錆び付いたりなど、緩めることが困難になることが往々にしてあります。 その際に、無理にネジを回そうとしてネジの頭部分を破損する、いわゆる「ネジをナメる」ことで回せなくなったり、ネジが中で折れてしまいネジが取れなくなるという事があります。 ■基本は緩めるネジにあった工具を使い、強引に回さない ナベネジ、皿ネジの場合は必ず頭の切れ込みの大きさにあったドライバーを選びます。 切れ込みに入ればいいと小さいドライバーで無理に大きなネジを回そうとすると、切れ込みを破損する「ナメる」原因になります。 六角ボルトの場合はなるべくメガネレンチ、ソケットレンチを使います。 片口スパナやモンキーレンチは「ナメる」原因になります。 どうしてもスパナがやソケットレンチが入らない場所、手持ちに合うサイズが無い場合など、やむを得ない理由がある時以外は極力使わないようにしてください。 ■固着したネジの緩め方 まずは、CRCなどの浸透性潤滑剤をネジに吹き付けます。 鍋ネジ、皿ネジの場合、切れ込みに合った貫通ドライバーをあて、ドライバー後端をハンマーで叩いて打撃を与えると、かなりの高確率でネジが回ります。 打撃を回転力に変えることでネジを回す「インパクトドライバー」という工具も存在します。 自分でクルマを弄る人なら持っておいて損は無い工具です。 六角ボルトの場合は、同様にCRCを吹き付け、大き目のマイナス貫通ドライバーをボルトにあて、同じ要領で打撃を与えます。 ネジが回り出したら、無理に最後まで回そうとせず、回りにくくなったら一旦そこで止め、逆方向(締める方向)に回します。 この緩める・締めるの動作を繰り返しているうちに、ネジ山に詰まっているサビやチリが剥がれ、CRCが浸透していきます。 次第に回転角度が大きくなり、回転も軽くなり、最終的にネジを外すことができます。 DIYのお供として、CRCやMD-40などの浸透性潤滑剤が必須アイテムなのは言うまでもありません。 摺動部の潤滑よりも、固着部分の潤滑剤としてのほうが重要という方も多いと思います。 最近は「凍結浸透ルブ」という、ボルトを凍結収縮させることでサビや固着部分にクラックを入れ、潤滑剤を浸透させやすくするスプレーもあります。 ■ネジの頭をナメてしまった場合の緩め方 ドライバーやスパナがネジの頭の切れ込みや角をえぐり取ったときのグニッとした感触は、なんともいやな物です。 プラスネジの場合は、糸ノコやディスクグラインダーでネジの頭に切れ目を入れ、マイナスドライバーで緩めるという方法があります。 六角ボルトの場合、もしも12角のメガネレンチかソケットでボルト・ナットの角をナメかけた!と思ったら、即作業を中止して、6角のメガネレンチかソケットで作業を再開してください。 12角よりも6角の方が、ボルト・ナットに対する接触面が増えるためです。 ボルト・ナットの角が少しえぐれた程度なら、6角のメガネレンチでボルト全体を回せば持ち堪えてくれる可能性はまだまだあります。 完全にネジの頭が潰れてしまい、ドライバーもスパナ・レンチでは回せなくなった場合、バイスプライヤー、ロッキングプライヤーと呼ばれているプライヤーで直接ネジを掴んで回します。 バイスプライヤーは鋼鈑やパーツを貼り合わせるときの仮止めにもよく使うので、2~3種類は持っておいて良い工具だと思います。 ■破損したネジを外す専用工具を使う 最近は「ネジザウルス」という、破損したネジを緩める専用のプライヤーもあります。 ネジザウルスブランドを展開する「株式会社エンジニア」では、「ネジレスQ」という外れなくなったネジを外すための相談も受け付けています。 ネジの頭が完全に破損したり折れてしまった際は「エキストラクター」という工具を使います。 逆タップとも呼ばれ、テーパー型のタップに左回りのネジ山が切られています。 ナメてしまったネジの頭にドリルで垂直に穴をあけ、エキストラクターを左回転でねじ込んでいきます。 ポンチで位置決めをしてから、細いドリルで垂直に穴を開け、順番にドリル径を大きくしていきます。 ボルトに開けた穴にエキストラクターを差し込み「左回り」に回転させると、折れたネジが抜けるハズなのですが、撮影時はうまくいかず、ネジ山を別の方法で再生させました。 その様子が次項です。 ■いっそネジに工具を直接溶接してしまう 溶接機を持ってる人限定ですが、余っている工具や不要になった工具を、ネジに直接溶接してしまうという方法もあります。 熱を加えることで、膨張、収縮を繰り返し、固着部分が剥がれるという効果も期待できます。 いずれの方法を用いてもネジが緩みも外れもしないとなれば、あとはドリルやボール盤でネジをもみ切り、修正タップやリコイルヘリサートを使ってネジを再生することになります。 次回はネジの再生手段について書きたいと思います。 [ライター・画像 / 鈴木 修一郎]

車の雨漏りの原因と対策法とは?対処法についても解説
旧車の再生と維持 2023.08.29

車の雨漏りの原因と対策法とは?対処法についても解説

雨漏りと言えば、自宅で起きるイメージがある方は多いのではないでしょうか。実は車でも雨漏りが発生することがあります。雨漏りが発生すると運転が妨げられるため、大変危険です。また雨漏りを放置すると車の故障にもつながります。そのため、万一に備えて雨漏り対策をしておきましょう。 この記事では、雨漏りの原因や対策法など詳しく解説します。 車の雨漏りの原因 車の雨漏りは、車体にホースで水をかけたり、ガソリンスタンドの洗車機を利用したりすることで確認できます。確認をして雨漏りが発生していた場合、次の原因が考えられます。 ・ボディの劣化・強い衝撃を受けたことによる隙間の発生・ウェザーストリップの劣化・パッキンの劣化 それぞれ詳しく解説します。 ボディの劣化 車が劣化するのは、タイヤやバッテリーといったパーツだけではなく、ボディも少しずつ劣化していきます。特に事故をしたことのある車は、修理をしていたとしても修理部分が劣化しやすくなっています。そのため、雨漏りが発生したときはまずボディの劣化を疑いましょう。 修理後しばらく経過しているのであれば、修理部分が劣化することにより錆びが発生し、そこから雨漏りが発生します。また事故をしたことがない車でも、飛び石などの細かい傷で塗装が禿げてしまうことにより、その部分が錆びやすく雨漏りが発生することもあるでしょう。 強い衝撃を受けたことによる隙間の発生 事故などで強い衝撃を受けた箇所は隙間ができやすくなっています。一目でわかるほど大きく変形しているのであればすぐに隙間は発見できますが、小さな変形であればその時は見逃してしまうこともあります。 車を乗り続けることで隙間が大きくなり、雨漏りが発生します。ただし、事故を起こしたことのない車であれば他の原因が考えられるでしょう。 ウェザーストリップの劣化 ウェザーストリップの劣化により雨漏りが発生する場合があります。ウェザーストリップは車のドアや窓に使われているゴムパッキンの部品です。 ウェザーストリップが劣化することにより、ドアや窓に隙間ができて雨漏りが発生します。ウェザーストリップを交換したばかりの車でドアや窓部分から雨漏りが発生しているのであれば、施工不良の可能性も考えられるため、一度業者に確認してください。 パッキンの劣化 日頃頻繁に利用する車のドアや窓、トランクのゴムパッキンはどうしても劣化しやすいです。また、パッキンはフロントガラスやランプなどにも使用されています。そのため、運転席や助手席の前方から雨漏りするようであればフロントガラスのパッキンの劣化が考えられます。 車の雨漏りを放置するとどうなる? 運転できないほどの雨漏りであればすぐに修理を検討するでしょう。しかし、ほんのわずかな雨漏りや、後部座席やトランクなど普段使用しない場所の雨漏りであれば放置してもよいと考える方もいます。 車の雨漏りを放置するのは大変危険です。電気系統がショートし動かなくなってしまうことがあります。また、ショートにより火災や爆発が起こる可能性もゼロできません。 車の雨漏りの対策法 車の雨漏り対策には、定期的にメンテナンスを受けることと梅雨の前に点検を受けることが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。 定期的にメンテナンスを受ける 車の雨漏りを防ぐためにも、発生する前に対策しておくことは重要です。車検など必ず受けなければならない点検もありますが、雨漏りを対策するうえではもう少し短いスパンでメンテナンスを受けることをおすすめします。 特に事故などにより車に傷や歪みができてしまった場合は、修理後も定期的にメンテナンスを受けましょう。 梅雨の前に点検を受ける 車の雨漏りは、梅雨の時期に発生しやすいです。そのため、雨漏りを対策するためにも雨の多い時期の前に点検を受けましょう。これまで雨漏りが発生していなかった車も、断続的に雨が続くことにより、車体の劣化が進んでしまうことがあります。 車が雨漏りしたらどうしたらよい? 雨漏りは発生する前に対策することが大切ですが、万が一雨漏りが発生してしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。雨漏りの対処法は大きく分けて、自分で対処する方法と業者に依頼する方法の2点です。以下では、やり方やメリットなども詳しく解説いたします。 雨漏りしている箇所をふさぐ 雨漏りが発生したときに、業者に修理の依頼をしても即日対応してもらえないこともあります。そのため、通勤などで毎日車を利用する方であれば、自分で対処することを考えるでしょう。 雨漏りが発生している場所の特定ができ、なおかつ穴や傷が小さい場合はホームセンターやカー用品店で販売されているシリコンコーキングやシールなどで対処することが可能です。 また雨漏りによって発生する錆びを除去できる、錆び取り剤も市販で販売されています。しかし、自分ではきちんと対処できずに同じ箇所が再び雨漏りしてしまうなど、かえって手間がかかることもあり注意が必要です。 自分での対処は手軽で費用も安く済みますが、あくまで応急処置として考え、やはり業者に依頼する方が良いです。 業者に修理を依頼する 仕上がりを気にしないのであれば自分で対処することも可能ですが、綺麗に仕上げたいのであれば業者に依頼しましょう。 また、ウェザーストリップやパッキンなど部品交換が必要な場合も業者に依頼する必要があります。業者に修理を依頼すると自分で対処するよりも時間も費用もかかってしまうでしょう。 しかし、中途半端に自分で対処をしてしまうと業者の修理にかかる時間や費用が当初よりずっとかかってしまうこともあるため注意が必要です。かかりつけ医のように車のことを気軽に相談できる業者を見つけておくとよいでしょう。

JAFに故障車の移動を依頼するときのポイントとは?自動車保険のロードサービスとの違いについても解説
旧車の再生と維持 2023.08.28

JAFに故障車の移動を依頼するときのポイントとは?自動車保険のロードサービスとの違いについても解説

車のトラブルが起きたときに頼りになるのがJAFです。今回は、JAFに故障車の移動を依頼する際のポイントを解説します。また、その他のロードサービスとの違いについても解説していますので、JAFに入会しようか検討している方やロードサービスについて知りたい方は参考にしてみてください。 JAFには故障車のレッカー移動を依頼できる 車が故障したときは、JAFにレッカー移動(ロードサービス)を依頼できます。JAFのサービスは多岐にわたり、その中でも代表的なのが「故障車の移動」です。 JAFのロードサービスは、JAFの会員以外も利用できます。利用料金は、JAF会員の場合は15kmまで無料、以降1kmごとに730円で、非会員の場合は1万3,130円〜です。 故障車のレッカー移動が必要になるケース 車の故障には、自走できるケースと自走できないケースがあります。レッカー移動が必要となる場合は、「自走できないケース」です。 自走できない車の故障には、タイヤのパンク、交通事故、運転に支障がある故障などがあります。車が故障したときにレッカー移動が必要かどうかわからないときはJAFに問い合わせて、レッカー移動が必要かどうか聞いてみるとよいでしょう。 JAFに故障車の移動を依頼するときに知っておきたいポイント ここからは、JAFに故障車の移動を依頼するときに知っておきたいポイントを5つ紹介します。車が故障し、JAFにロードサービスを依頼するときには、次のことを覚えておくとよいでしょう。 2名まで同乗できる JAFにロードサービスを依頼したときは、最大2名までJAFのサービスカーに乗ることができます。JAFのサービスカーによっては1名までしか乗ることができないケースがあるため、ロードサービスの依頼をするときに何人まで同乗できるか確認しておくとよいでしょう。もし、サービスカーに同乗できない場合は、公共交通機関やタクシーなどの利用を案内してくれます。 到着までの目安時間 JAFや自動車保険のロードサービスの到着時間は、そのときどきで異なりますが、おおよそ1時間前後かかるといわれています。そのため、直近に予定がある場合は、関係者に遅れる旨を伝えたり予定をキャンセルしたりする必要があるでしょう。楽しみにしていた旅行やレジャーなどの予定への影響を防ぐためにも、日頃から車の点検をしておくことをおすすめします。 JAFの連絡方法 JAFに連絡する方法は、3つあります。 1つめが電話です。ナビダイヤルで繋がる番号と通話料定額プラン用の番号があるため、JAFのサイトで確認してみてください。 2つめが、アプリで呼ぶ方法です。AppleとAndroidのどちらにも対応しています。また、アプリの場合は、GPSで現在地を特定できるため救援場所の説明を省略できたり、アプリの画面で質問に答えるだけでロードサービスを要請できたりします。さらに、ロードサービスカーの「現在地」や「到着時間」を確認することも可能です。 3つめがFAXです。JAFでは、聴覚に障害がある方や会話が困難な方など、電話で連絡のできないドライバーのためにFAXによる救援要請を受け付けています。 JAFの利用料金 JAF会員の料金は、個人・家族・法人で異なります。 個人で入会する場合は、基本的に入会金+年会費で6,000円です。ただし、自動振替や数年分をまとめて支払うと割引が適用されます。詳しくはJAFの公式サイトなどで確認してみてください。 家族で会員になる場合は、個人会員1名につき、5名まで会員になることができます。家族会員の場合は、入会金が無料となり、年会費が半額の2,000円となります。家族でJAFに入会しようと考えている方は、家族会員で入会しましょう。 法人会員の場合は、入会金が2,000円、法人特定会費が2,000円、車両特定会費が2,000円と、合計6,000円で入会できます。2年目以降は入会金が発生しないため、4,000円で継続することが可能です。また、車1台に対し車両特定会費が2,000円かかるため、2台分入会するのであれば車両特定会費が4,000円、3台分入会するのであれば車両特定会費が6,000円となります。 他のロードサービスとの違い 車のロードサービスは、JAFの他にも自動車保険の付帯サービスとして提供されていることがあります。その他のロードサービスとJAFのロードサービスにはどのような違いがあるのでしょうか。 それは、ロードサービスの提供対象が「人」か「車」かです。 JAFのロードサービスの提供対象は「人」のため、自分の車だけではなく、レンタカーや友人の車などを運転した場合に起きたトラブルにおいても、サービスを受けることができます。一方、自動車保険に付帯しているロードサービスの多くは、対象が「車」です。そのため、自分の車以外を運転しているときにトラブルが起きても、ロードサービスを利用できないことが多いでしょう。 手厚いサービスを受けたいのであれば、JAFの会員になっておくことをおすすめします。

R35 GT-Rの維持費はどのくらい?内訳と安く押さえる方法を解説
旧車の再生と維持 2023.08.24

R35 GT-Rの維持費はどのくらい?内訳と安く押さえる方法を解説

日本を代表するスーパーカーである日産 GT-Rは、2007年のデビューから進化を続け、今なお人気が高いモデルです。そんなGT-Rの維持費はどのくらいなのでしょうか。今回は、日産 GT-Rの維持費の内訳や目安、安く抑える方法について解説します。 R35 GT-Rの維持費の種類と目安 車を所有すると、ガソリン代、メンテナンス費、自動車税・重量税など、維持費がかかります。まず、GT-Rの維持費の種類と目安について見ていきましょう。 ガソリン代 R35 GT-Rのガソリン代は、1年間でおおよそ24万3,500円です。 これは、WLTCモード燃費が7.8km/Lと公表されているGT-Rを1年間で1万km走行した場合の計算となります。GT-Rの場合、使用する燃料はハイオクガソリンです。 2023年8月時点におけるハイオクガソリン1Lあたりの単価はおおよそ190円。このことから、1年で1万km走行した場合、24万円以上のガソリン代がかかる計算になります。 税金 税金は、1年に1回支払う自動車税と車検時にまとめて支払う自動車重量税があります。 GT-Rの場合、自動車税は6万6,500円(2019年10月までに購入していた場合)です。 自動車重量税は、2,000kg以下の分類となるため、2年間で3万2,800円。1年あたり1万6,400円となります。 つまり、税金だけで1年あたり82,900円かかるという計算です。 メンテナンス代 メンテナンス代は、車の使い方によって異なるため一概にいくらと断言することはできませんが、おおよその目安として、オイル・フィルター交換、タイヤ交換、ブレーキパッドとローターの交換を合わせると、約60万円〜100万円となります。 GT-Rには、新車装着タイヤにランフラットタイヤが装着されています。タイヤ交換の際に新車装着タイヤと同じようにランフラットタイヤにすると、4本交換でおおよそ40万円。ただ、ラジアルタイヤにすると4本交換でおおよそ20万円です。 このように選ぶタイヤによってメンテナンス費用は変動します。 修理費 修理費用は、修理する箇所や交換するパーツによって異なります。 もちろん修理することなく乗り続けることが理想ではありますが、何らかの事情によって修理が必要になった場合には、それなりの費用がかかることを覚悟した方がよいでしょう。 GT-Rは、国産車の中でも性能が非常に高いため、修理・交換するパーツによっては高価になる場合があります。 車検代 車検代は、先ほど説明した自動車重量税、車検基本料金、印紙代、自賠責保険料、部品交換費用や調整費用などの合計となります。 実際にGT-Rを所有しているオーナーの情報によると、車検費用の合計は約10万円〜20万円(1年あたり5万円〜10万円)のようです。 この金額はあくまでも必要最低限の費用となるため、交換する部品の数が増えたり、整備・調整する箇所が増えたりすると費用も高くなります。 駐車場代 駐車場代は、自分の土地の場合にはかかりませんが、借りる場合にかかる費用です。 駐車場にかかる費用は、地域によって異なるため、一概にいくらと断言することはできませんが、月極駐車場の全国平均は1ヶ月おおよそ9,000円。東京都内の場合は2万円〜5万円が相場です。 東京都内でGT-Rを所有し、1ヶ月5万円の駐車場を借りた場合、1年でかかる駐車代は60万円となります。全国の平均価格の場合、1ヶ月あたり9,000円であるため、1年あたり10万8,000円です。 任意保険料 任意保険料は、等級や年齢などによって異なりますが、30代・ゴールド免許・17等級の場合、1年あたり17万円というシミュレーション結果となりました。 もし、GT-Rを所有するのであれば、シミュレーションを使って試算してみることをおすすめします。 R35 GT-Rの維持にかかる年間費用の目安 1年あたりにかかるR35 GT-Rの維持費をまとめると次のようになります。 ・ガソリン代:約24万円・税金:8万2,900円・メンテナンス費:約60万円・車検代:約10万円・駐車代:約60万円・任意保険料:17万円 合計179万2,900円 あくまでも概算であるため、必ずこれだけの維持費がかかるとはいえませんが、GT-Rを所有するとかなりの維持費がかかるといえるでしょう。 R35 GT-Rの維持費を抑える方法 R35 GT-Rの維持費を抑える方法には、車に負荷をかけない運転を心がけることがポイントです。 急加速・急ブレーキなどをすると、エンジン・タイヤ・ブレーキなどに負担がかかり、消耗品が早く劣化してしまいます。 また、タイヤは純正と同じランフラットタイヤを推奨しますが、コストを抑えるためにラジアルタイヤに履き替えるというのも維持費を抑える方法のひとつです。 このような小さな積み重ねが、GT-Rの維持費を抑えるための方法といえるでしょう。

デリカD:5の維持費は高い?税金・保険・車検代・メンテナンス費用まで解説
旧車の再生と維持 2023.08.21

デリカD:5の維持費は高い?税金・保険・車検代・メンテナンス費用まで解説

デリカD:5といえば、2007年から2024年6月現在も販売が続いている三菱の代表的なワンボックスカーです。世界で唯一のオールラウンダーミニバンとして人気を集めています。 ファミリーカーとして活用できるほどの広い室内空間をもちながら、本格クロカンに匹敵する悪路走破性を誇る唯一無二のモデルであるだけに、購入を検討している方は多いでしょう。しかし、クルマを所有する際に気になるのは維持費です。特にデリカD:5のように大きなミニバンだと、一般的なサイズのクルマよりも維持費がかかるのではないかと不安に感じる方は少なくないはずです。 そこでこの記事ではデリカD:5にかかる年間維持費の内訳を解説します デリカD:5の維持費の内訳 デリカD:5の維持費について、以下のモデルを例に挙げ、5項目に分けて解説します。 年式:2013年グレード:M(ベースグレード)駆動方式:フルタイム4WD使用燃料:ガソリン排気量:2,359cc車輌重量:1,770kg 燃料代 2013年式のガソリンモデルの実燃費について、みんカラの口コミを確認したところ、平均で8.85km/L程度のようでした。 この燃費で月間1,000km走行した場合、約113Lのガソリンを使用することになり、1ヶ月あたり1万9,470円ほど(*1)の燃料代がかかります。1年間走行した場合の総額は、約23万3,640円(*1)です。 *1 2024年7月7日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格172.3円で算出 自動車税種別割 自動車税種別割はクルマの排気量によって税額が決まります。今回例に挙げたモデルは2L超〜2.5L以下の区分に該当するため、4万5,000円/年です。(2019年9月30日以前に新規登録されている場合) また、新規登録から13年を超えると自動車税種別割は重課されるため、2013年式のモデルの場合あと2年ほどで税額が高くなります。2L超〜2.5L以下の区分だと、重課後の税額は5万1,700円です。 ▼自動車税種別割の排気量ごとの税額はこちらで詳しく解説しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 2013年式のデリカD:5の任意保険料について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:10使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):150万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約7万円/年でした。現在の等級や条件によって保険料は変動するため、正確な金額を知りたい方は一度ご自身の情報をもとにシミュレーションしてみるとよいでしょう。 車検代 続いて、車検にかかる費用を紹介します。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万2,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:5万円合計:10万2,250円※車検基本料は内容、依頼先の工場などにより増減します。 1年分に換算すると、5万1,125円です。 車検代のなかで注目したい項目は、自動車重量税です。その名前のとおり、車輌重量によって税額が決まります。今回例に挙げたM(ベースグレード)は1,770kgのため、〜2tの区分に該当し、税額は3万2,800円です。 また、自動車税種別割と同様に、自動車重量税も新規登録から13年以上経過すると重課されます。〜2tの区分の場合4万5,600円と、それまでよりも1万2,800円も高くなってしまうため留意しておきましょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用をみていきましょう。デリカD:5のメンテナンスについては以下の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エアコンフィルター交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代 など 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。タイヤ交換が発生する場合は追加で数万〜数十万円かかるケースもあります。 デリカD:5年間維持費はいくら? デリカD:5の維持費の内訳について解説してきました。各項目を合算した年間の総額は以下のとおりです。 <自家用車登録のデリカD:5年間維持費>燃料代:23万3,640円自動車税:4万5,000円任意保険料:7万円車検代:5万1,125円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円合計:44万9,765円 月額では3万7,000円ほどです。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 デリカD:5の特徴と魅力 基本的にクルマは何年にもわたって乗り続けるものです。費用だけではなく、自分のライフスタイルに合っているクルマであるかどうかも重要なポイントです。そこでここでは、デリカD:5の特徴と魅力を紹介します。 冒頭で述べたとおり、デリカD:5は世界で唯一のオールラウンダーミニバンです。定員7〜8名でラゲッジスペースも充実しているため、大人数での外出に適しています。多彩なシートアレンジが可能なため、アウトドアでの車中泊にも役立つでしょう。 さらに、デリカD:5の魅力といえばやはり悪路走破性の高さです。電子制御4WDという、FFをベースにして後輪に駆動を配分するレイアウトを採用した本格派のフルタイム4WDであり、砂利道や山道も難なく走行できます。 また、カスタムパーツが豊富でオーナーこだわりの1台に仕上がっている個体が多いのもデリカD:5ならではの特徴の1つでしょう。大人数で出かける足車として、アウトドアを楽しむクルマとして、カスタムで自分らしさをアピールする趣味車として、1台でさまざまな楽しみ方ができる、デリカD:5はまさしく唯一無二の存在です。 ▼デリカD:5の魅力をさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。なんと発売から17年!デリカD:5が長きにわたり愛される理由とは? まとめ デリカD:5の維持費と特徴について解説しました。 大柄なボディで、なおかつ排気量も大きいためにどうしても税金がかさんでしまいます。さらに年式によってはあと数年で13年超の重課の対象になるため、中古で購入する際には注意しましょう。 しかし、多様な場面で活躍する、他に類をみないミニバンであることは間違いありません。ご自身の利用シーンに対して費用が見合うかどうかを確認してから、購入するかどうかを決めるとよいでしょう。 ※2024年7月7日時点のデータです

S15のカーエアコン用コンプレッサーの交換と、カーエアコンにまつわる思い出
旧車の再生と維持 2023.08.17

S15のカーエアコン用コンプレッサーの交換と、カーエアコンにまつわる思い出

クルマに乗るのに、カーエアコンが必須な時期になりました。 1990年、東京都の猛暑日は2日間でしたが、昨年(2022年)は16日と、実に8倍! 一昔前はカーエアコンレス車に乗って「カーエアコンなんて軟弱なやつが使うもの」と、うそぶく方もいらっしゃいましたが、今や自殺行為以外の何物でもない時代となってしまいました。 と、こんなことを書いていた矢先の出来事。 この酷暑の中、すべての窓を全開にした8代目グロリア(Y31)とすれ違いましてね。 おそらくカーエアコンが効かないか、まったく動かないのでしょう。 運転席と助手席には、大学生とおぼしきお兄さんたち。 いや、若さってなんでもアリだなぁ。 いわゆるVIP系のドレスアップをされていない、ノーマル状態で綺麗なグロリア。 中古車の価格には疎いのですが、カーエアコンが不動であっても、決して安くはないと思います。 もっと快適で乗りやすい中古車もあった中での選択。 その素敵な笑顔からも、お兄さんが旧車ライフに踏み出し、グロリアを楽しんでらっしゃることがうかがえます。 納車、おめでとうございます。 くれぐれも熱中症にはご注意ください。 ■夏本番、コンプレッサーまわりの総取っ換え待ったなし! ここ数年、冷房の効きが悪くなった、愛車のS15。 外気が35度を超えると、吹き出し口から“ちょっとだけ涼しい”程度の冷風しか出ず、車内温度が下がらないという症状が出ていまして。 高速道路で渋滞にはまった際、助手席に座る妻を熱中症に陥らせたりもしました。 「さすがに、これはまずい」と、行きつけの自動車整備工場に持ち込んだところ、フロンガスは入っており、カーエアコン自体に異常はなし。 「コンプレッサーが弱くなっているほか、周辺の装備も劣化している。またエンジンルーム内が想定以上の暑さになり、効きが悪くなっているのではないか」との結論に。 そして「修理するなら、コンプレッサーまわりの総取っ換えがお勧め。多分、コンプレッサーだけ交換しても、すぐ周辺に異常が出る」とのこと。 まぁ、そうですよね。 コンプレッサーだけ交換して、勢いが復活!  けれど弱いからこそ、バランスが取れていた周辺の装備(コンデンサーやエパボレーターなど)もあって、大きな負荷がかかれば一気に問題が吹き出るでしょう。 コンプレッサーまわりをまとめて交換となると、10万円を超える出費。 けれど猛暑日に達しなければ、まだそこそこ冷房が効いているのが悩ましいところ……。 いやいや、今年の暑さはこれからが本番。 熱中症や事故を防ぐためにも、交換しないわけにはいかないでしょう。 来年になったら、車検でお金がかかるわけですし。 昨今の暑さを想定したパーツに替わるのですから、きっと格段に冷房の効きが良くなる……のでは、ないでしょうか。 一般的にカーエアコンの寿命は10年ほどといわれており、頻繁に使用することで長く調子が維持できるそうです。 S15のカーエアコンは無交換で24年目ですから、かなりの“当たり”を引いたことになります。 こちらをご覧のみなさんは、これから年式が10年以上の古いクルマを購入されるのだと思います。 現車確認の際、カーエアコンまわりが交換してあるかを確認し、無交換だったら乗り出し前に交換してしまうのも手ではないでしょうか。 乗り出した後の不安や苦労の種は、ひとつでも潰しておきたいですからね。 ■夏は旧車の程度や素性を知る良い季節 日本車で最初にカークーラーを装備したのは、初代トヨペットクラウンで1957年。 カーエアコンを装備したのは、2代目トヨペットクラウン(マイナーチェンジ後)で1965年。 オートエアコンを装備したのは、トヨタセンチュリーで1971年だそう。 私が免許証を取得した頃(1990年頃)は、ほとんどの新車にカーエアコンが標準装備されるようになった時代。 子供の頃にはありふれていた三角窓、手動式の車内への空気導入口、後部座席の窓がわずかに外に開く機構は、すっかりと姿を消していました。 けれど当時のカーエアコンは効率が悪く、まだまだエンジンのパワーを食う代物でした。 今やカーエアコンやエンジンの進化、制御の高度化により、カーエアコンがエンジンパワーに与える影響はほとんどありませんが、当時やそれ以前は影響がとても大きいものでした。 特にAT車は排気量が1500~1600ccあっても、フル乗車すると勾配のきつい上り坂で、徐々に速度が落ちてしまいました。 あわててカーエアコンを切ってアクセルベタ踏みし、エンジンを唸らせて登ったのも、懐かしい思い出です。 当時はまだMT車の需要が大きかったのですが(MT27.5%:AT72.5%)、選ぶ理由に「カーエアコンの影響を受けにくい(低いギアで走ることにより、速度低下といった影響を最低限に抑えられる)」というのも、あったかもしれません。 程度の良い個体が多いことや球数の多さもあり、旧車を購入するにあたってAT車を検討されている方も多いと思います。 カーエアコンの影響は思いのほか大きく、特に夏場は大排気量車ではないかぎり、オーバードライブボタンやセカンドレンジを駆使してパワーの低下をフォローする必要が出てきます。 現代のクルマのようにDレンジオンリーで走行というわけにはいかず、必然的にトルクコンバーターやトランスミッションの程度も、重要になってきます。 日本の夏は、クルマにとって過酷な環境。 旧車は試乗が難しいと思いますが、可能ならばカーエアコンを入れて急勾配な上り坂に挑むことで、そのクルマの程度や素性、クセがある程度わかりますよ。 [画像・糸井 賢一,AdobeStock / ライター・糸井 賢一]

レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2023.08.10

レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

レガシィツーリングワゴンといえば、スバルの高性能ステーションワゴンとして1989年にデビューしたモデルです。フルタイム4WDやターボエンジンの搭載など、従来のステーションワゴンのイメージを一新しました。なかでも歴代最高との呼び声が高いのが、2003年〜2009年に販売されていた4代目BP系です。しかし「フルタイム4WDの大排気量車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではレガシィツーリングワゴン(BP系)にかかる維持費について解説いたします。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の特徴 レガシィツーリングワゴン(BP系)は、スバルで初めてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルです。3ナンバーでありながらもワイドボディを維持し、先代から約100kgもの軽量化を実現した点が高く評価され、2003年12月には国内販売台数が100万台を突破しました。水平対向ディーゼルを搭載しているために走行性も安定しており、内外装のデザインも美しく、どの側面からみても魅力が光っています。歴代最高と呼ばれるに相応しいスバルの代表者の一つといえるでしょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)維持費の内訳 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 代表的な3種類のガソリンエンジンで燃費をみていきましょう。 ガソリン 3.0L:9.8〜11.6km/Lガソリン 2.5L:13.0km/Lガソリン 2.0L:12.0〜14.0km/L 10.15モードのカタログ燃費で比較しました。実燃費はそれぞれカタログ値より2kmほど低くなるといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。主力モデルである2.0Lを例にみてみましょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは100リットル使用(*1)し燃料代は1万8,820円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、22万5,840円(*2)です。 *1 燃費は10km/リットルで算出(実燃費)*2 2023年8月10日のハイオクガソリン1Lあたりの平均価格188.2円で算出 自動車税 2023年8月現在、新車登録が2019年9月30日以前の1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は3万9,500円/年です。レガシィツーリングワゴン(BP系)は2003年にデビューしているため、多くの個体が車齢13年を超えており、自動車税は重課税されて4万5,400円かかります。 任意保険 レガシィツーリングワゴン(BP系)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約9万5,000円/年でした。車両保険では45万円までカバーできます。 車検 次にレガシィツーリングワゴン(BP系)の車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回は1.0t超~1.5t以下に区分されるモデルで重量税を計算しました。同区分の一般的な現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、レガシィツーリングワゴン(BP系)の初期モデルだと初年度登録からすでに18年以上経過しています。そのため、二段階に重課税されて3万7,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤを購入すると追加で10万円以上かかるケースもあります。 レガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費はいくら? レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費は合計でいくらぐらいになるのでしょうか。ここまで紹介した税額や保険料をあわせて計算してみましょう。 <自家用車登録のレガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費>燃料代:22万5,840円自動車税:3万9,500円任意保険:9万5,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:46万4,215円 月額では3万8,600円ほどかかります。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられるでしょう。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思った時の対処法 レガシィツーリングワゴン(BP系)は発売から20年近く経過するモデルのため、各種税金が高くなってしまいます。また、ハイオク仕様のため燃料代がかさんでしまうほか、古いクルマのためにメンテナンス費も跳ね上がってしまうでしょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。10年以上経過している個体であれば、ぜひ旧車王にご相談ください。 ※2023年8月10日時点のデータです

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