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● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
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▲筆者の所有する空冷ビートル。ソリッドカラーとはいえクリアー層を有するが、比較的高年式の車輌とはいえ塗装の質は現代車に比べ明らかに劣る 新車・中古車に関わらず、クルマを購入する際に、必ずといってよいほどボディーコーティングの施工を勧められることはないだろうか? クルマの見積書に記載があれば、これから自身のモノとなる愛車のために、いわれるがまま施工される方も多いことであろう。 もはやボディーコーティングといえば、車輌購入時のオプションメニューとして、代表的な選択肢の一つといっても過言ではないはずだ。 さて、ここまでは一般的な現代のクルマでの話であるが、これが旧車へのボディーコーティングとなったら一体いかがなものであろうか? 今回はボディーコーティング施工の業務経験から、旧車へのボディーコーティング施工について、私クマダの主観とはなるが、初心者のためにできるだけ簡単に意見を述べてみたいと思う。 ▲現代のクルマでは、購入と共に当たり前のように施工されるボディーコーティング ■1.そもそもボディーコーティングとは何か? ボディーコーティングとは、その名のとおり、自動車のボディーなど外装に施工する保護処理の一つである。 業務用の特殊なコーティング剤を塗布してボディーの塗装面全般を保護し、耐久性を向上させるためにおこなわれる。 使用されるコーティング剤については、黎明期はワックスに類似する程度のものから、フッ素(テフロンとも呼ばれる)やシリコーンを用いたポリマーコーティング剤が主であったが、おおよそ10数年ほど前から、(ガラスの組成に近いシロキサンやポリシラザンを原料とする)二酸化ケイ素を用いたガラス系コーティング剤が主流となった。 今回の記事は、現代において主流となったガラス系コーティングの施工を前提として、話を進めていきたいと思う。 ▲昨今では近所のガソリンスタンドでも施工できるほど、身近になったボディーコーティングではあるが・・・ ■2.ボディーコーティングを施工するメリットとは? それでは、旧車にボディーコーティングを施工するメリットとデメリットについて語っていきたい。 まず、現代車に施工する場合と同様の一般的なメリットをあげれば、以下のとおりだ。 【塗装の保護】厚く硬いコーティング膜により塗装面を傷やスクラッチなどのダメージを緩和し、傷そのものをつきづらくする。 【光沢に優れる】ガラスの組成に似た成分を持つことから光沢に優れる。ハイグレードなコーティング剤を施工すれば、その膜厚によりクリアー層がさらに厚くなった様に見える製品も存在する。 【汚れが定着しづらくなる】コーティング被膜上に汚れが定着しづらくなる。ピッチ・タールなど、特に油性の汚れがこびり付くことが少なくなる。また、長期間放置したものはNGだが、水アカも通常の洗車でかなり落としやすくなる。 【長寿命である】ガラス系コーティングは無機質のため、酸化しないことが特徴だ。 旧来のポリマーコーティングについて全てがそうとはいえないが、ロウや石油系溶剤などの有機物からなるワックスについては、熱を受けたり時間の経過により、ゆくゆくは保護膜そのものが酸化し、汚れとともに塗装にこびりついて劣化してしまう場合もある。 無機質であるガラス系コーティングは熱や紫外線に強く、酸性雨からもボディーを保護する効果が高い。 これは有機物からなるワックスやポリマーコーティングとの最大の違いである。 一般的に寿命は3~5年といわれるが、筆者の経験上、メンテナンス次第だが寿命はそれ以上ともいえる。 【旧車に施工するメリットは?】旧車に施工するメリットは、とくに青空駐車にてクルマを保管するオーナーにとって、紫外線や酸性雨からボディーの塗装を保護できることが最大のメリットとなるはずだ。 それ以上に、現代車のように厚いクリアー層を持たない旧車については、膜厚のあるコーティングを施工することによって、ボディーに光沢を与えることができる場合もある。 また、油性の汚れがこびり付きづらくなる防汚性能にもメリットがある。 キャブレター車など、リアバンパーのマフラー周りに排気ガスによる黒いススがつくことが無かろうか? こういった汚れが通常の洗車で落としやすくなるのだ。 ■3.逆にボディーコーティングを施工することによるデメリットは? それでは、逆にデメリットを述べよう。 今日においては、ボディーコーティングを施工するうえで、選択肢はほぼガラス系コーティング一択となるであろう。 考えられるデメリットは以下のとおりだ。 【施工費用が高額である】価格が高い。誰しもがそう感じるはずだ。情報化の進んだ今日では、ボディーコーティングに用いるプロ用の薬剤もインターネットショッピングで手に入れることができる。薬剤そのものの価格は、施工する金額の数分の一となり、けっして高価ではない。 それでは、なぜプロに施工を依頼すると高額なのか? 答えは簡単だ。施工にとても時間がかかり、とにかく重労働だからである。 その理由を次の項で述べる。 ▲旧車ではありませんが、筆者はこんなYouTube動画をつくっております。https://youtu.be/SK1gWpUxyIk ■4.ボディーコーティング剤への過度な期待は禁物 ところで、実際にボディーコーティングの施工をプロに依頼する際の検討材料といえば、よほどのマニアでない限り、なんとなく使用するコーティング剤のブランドや、ネームバリューから想像される仕様や性能に興味が向きがちではなかろうか? 私クマダは、この部分に注意喚起をしたい。 あくまでもボディーコーティングの施工において、作業の主役はコーティング剤そのものを塗布する工程ではなく、その施工時間の大半を費やす、施工者自身による下地作りの工程なのだ。 では、ボディーコーティング施工において主役となる、下地作りとは何か? 簡単にいえば、それはボディーの汚れ落としと塗装面の研磨だ。 ボディーに付着した長年の汚れ、鉄粉やピッチ・タールをトラップ粘土で除去することから始まり、ボディーについた傷やスクラッチを、ポリッシャーを用いて入念にコンパウンド掛けをして削り落とす。 使用過程のクルマにおいては、通常の洗車では手の届かない部分の汚れ、一例を述べれば、モールとボディーのすき間やエンブレムの周りなどにこびりついた長年の水アカなどを、スケール除去剤のような個人で取り扱うにはリスクのある「プロ仕様」の特殊な薬剤をもちいて入念に落とす。 実は、ボディーコーティングを施工することでクルマが輝くのではなく、むしろこの下地作りの作業でクルマが輝くといっても過言ではない。 ではなぜ、ボディーコーティングを施工するために、そこまでの作業が必要なのか? それは、ガラス系コーティングの被膜はとても強固なため、簡単にやり直しができないからである。 ガラス系コーティングはシンナーで簡単に落とせるような代物ではない。 下地となる塗装面に傷や汚れが残ったまま施工してしまうと、そのままその傷や汚れを強固にコーティングしてしまうのだ。 新車と違い、使用過程におけるクルマを磨くことは、面倒なことこの上ない。 さらにコーティング剤を塗布する場合にも、塗布する場所の温度や湿度など、施工環境への配慮が必要である。 また施工後も、決められた時間、ボディーを水に濡らさないようにして、しっかり乾燥させなければならない。 とにかく、全般的にとても気を遣う作業なのだ。 だからボディーコーティングの施工は高額となるのである。 どこかで聞いたような言葉で述べれば、「コーティング剤の性能の違いが、コーティングの仕上がりの決定的な差ではない」のだ。 むしろ、施工者の技術や経験で仕上がりに大きな差がでるといって過言ではないであろう。 コーティング剤のネームバリューに惑わされてはいけない。 お金を費やすべきものは、施工者自身の腕と情熱なのだ。 ▲旧車ではありませんが、筆者はこんなYouTube動画をつくっております(その2)https://youtu.be/mLqZ6kl4BWc ■5.悩ましい旧車へのボディーコーティング 旧車にボディーコーティングを施工する場合は、さらにいくつか注意するべき点がある。 ここまでの記事を読めば、勘の良い読者の方は気づかれたことであろう。 ボディーコーティングの下地作りをする際におこなう、電動ポリッシャーによるコンパウンド掛けはボディーの塗装面を磨くので、当然のことではあるが少なからずボディーの塗装を薄くしてしまう。 もとより旧車の塗装といえば、経年により少なからずダメージがあることが前提ではある。 しかしながら、事故などの補修による再塗装部分やキレイにレストアされた車輌など、プロフェッショナルであっても、その塗膜がどのような下地の上に乗っているものか予想がつかない場合が多い。 こういった部分に安易に手を入れると、下地作りの作業途中で、思いもよらない原因で塗装面を傷めてしまう場合もあるのだ。 旧車のボディーコーティングについては、施工を断られることもあると耳にしたことがある。 当然のことであろう。 旧車の塗装に手を入れるには、それなりの経験が必要だ。 ボディーコーティング施工者の誰もが旧車を相手にできるわけではないのだ。 レストアされた車輌であればまだしも、貴重なオリジナルペイントの車輌に手を入れる場合は特に慎重に作業せねばならない。 それこそ取り返しのつかない事態になりかねないからだ。 ならば、旧車のボディーコーティングはどこに依頼すれば良いのか? ボディーコーティング施工は洗車の延長線上、すなわちカーディティーリング業界に属する。 旧車への施工を唱っている施工業者であればなんら問題ないが、身の回りに見つからなければ、鈑金塗装の、それも旧車が得意なプロフェッショナルの門を叩くと良い。 ワックスは塗料を弾くため、塗装時のトラブルの素となるためか、洗車業界と鈑金業界は水と油といわれることもある。 しかし、常にボディーペイントの下地と塗膜に向き合っている彼らからは「佳い(よい)」アドバイスをいただけるはずだ。 ▲業務上、今日までガラス系コーティングを施工する時間はいくらでもあったが、今日までワックス仕上げで維持している。メキシコ産ビートルとはいえ、すでに25年が経過したオリジナルペイント塗装はいたるところでクリアー層の剥がれが始まっている ■6.まとめ レストアされたクルマはどれも美しい。 しかし、自身の幼少期、これらのクルマが新車であった頃、はたして、これほど艶やかに輝いていただろうか・・・?ふと思うことがある。 旧車といえば、ある時代より旧いクルマの場合、ソリッドカラーのクルマなど、クリアー層を持たない塗装が多く存在する。 筆者もいわばアラフォーのおっさんとなり、昨今の旧車ブームではネオクラシックと呼ばれる1970年代後半から1980年代のクルマが自身の刷り込みのクルマであるのだが・・・。 そういえばこのクルマ、新車の頃はもう少し落ち着いた輝きだったような・・・。 特にここ数年、旧いクルマを眺めていると、このように感じることが多い。 極端にいえば「不自然」に感じるのだ。 レストアされ、新車時以上に高品質な塗装で、エンジンルームのスミからスミまで美しく厚い塗膜でオールペイントされたクルマ。 こういったクルマには、躊躇せずボディーコーティングを施せばよいことであろう。 しかし、オリジナルペイントが残るクルマはどうだろうか? 当時はまだ高額だったシュアラスターのカルナバで仕上げたクルマは、まだ幼かった筆者の目でも違いを感じたものだ。 ここからは余談であるが、ここまでボディーコーティングについて語っておきながら、特にオリジナルが随所に残る旧車風情が漂う佳き時代のクルマに対し、安直にガラス系コーティングをおススメして良いものかと感じているのが筆者の正直な感想だ。 青空駐車かつ日常使いの旧車オーナーにとって、ボディーコーティングは強くおススメできるものではあるが、決して必須であるとはいえない。 有機物ゆえに、ボディーの水アカの原因になりかねない旧来のカーワックスであっても、その自然な艶と肌ざわりに根強い人気があり、週末の洗車とワックス掛けがルーチンワークとなっているベテランオーナーは数多い。 長い期間隅々までキレイに磨かれ、良好な状態を保たれた旧車のボディーの細部に残る、どうしてもオーナーが落としきれないちょっとした水アカに、むしろそのオーナーの愛着の深さを感じてしまうことがあるのだ。 あばたもえくぼ。 結局は、自身のいちばんやりたい方法でクルマを仕上げるのが、究極の旧車メンテナンスではなかろうか。 閑話休題。 旧車においては、最新が最良と言えないことが多いのだ。 ボディーコーティング然り。 ボディーコーティングはあくまでも、クルマ維持の選択肢の一つに過ぎない。 ※私クマダはYouTubeでポンコツ再生動画を公開しております。ぜひ動画もご覧になってください。チャンネル登録お待ちしております。https://www.youtube.com/@BEARMANs [ライター・クマダトシロー / 画像・クマダトシロー, AdobeStock]
アルファスパイダー916はイタリアの高級車メーカーアルファロメオが1994年から2006年まで製造したクルマです。独特のデザインが一部のファンから熱狂的に支持されています。しかし、購入を検討するにあたって「デビューが約30年前の古いイタ車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事ではアルファスパイダー916にかかる維持費について解説します。 アルファスパイダー916の特徴 アルファスパイダーはアルファロメオGTVのオープンモデルとして1994年にデビューしました。デザインはイタリアの代表的なカロッツェリア「ピニンファリーナ」に在籍していたエンリコ・フミアが手掛けています。ボディサイズは全長4,290mm、全幅1,780mmで、日本の狭い道路でも運転がしやすいモデルです。 ピニンファリーナデザインのイタリア車は世界中で人気があります。その中でもアルファスパイダー916は次世代のクラシックカーとして注目度の高いクルマです。 アルファスパイダー916維持費の内訳 アルファスパイダー916の維持費について、5項目に分けて解説します。アルファスパイダー916のエンジン仕様は、2L、3L、3.2Lの3種類です。ここでは最も大きい3.2Lエンジンを搭載するモデルをみていきましょう。 燃料代 3.2Lエンジンを搭載しているアルファスパイダー916は、最終型の最上級グレードです。ハイオク限定で、実燃費は7〜9km/L程度だといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。 アルファスパイダー916を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンを約125L使用(*1)し、燃料代はおよそ2万2,650円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は27万1,800円(*2)ほどです。 *1 燃費は8km/Lで算出*2 2023年7月19日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格181.2円で算出 自動車税 2023年7月現在、3.0L超~3.5L以下(自家用)の自動車税は5万8,000円/年です。アルファスパイダー916は車齢が13年超えのため重課税され6万6,700円/年かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 アルファスパイダー916の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約8万5,000円/年でした。車両保険は45万円まで補償されます。 車検 アルファスパイダー916の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:10万円合計:15万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 車重は1.0t超〜1.5t以下の区分です。車齢は18年超えのため重量税は二段階重課税されます。また、古いイタリア車のため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。アルファスパイダー916のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。タイヤ交換が発生する場合は、スポーツタイヤのため10万円以上かかるケースもあります。 アルファスパイダー916の年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のアルファスパイダー916年間維持費>ガソリン代:27万1,800円自動車税:6万6,700円任意保険:8万5,000円車検:7万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:55万2,375円 月額では4万6,000円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。アルファスパイダー916は車齢13年以上のクルマであるため自動車税と重量税が重課税されます。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。東京都内で維持していくには、23区内の築浅1kマンションの家賃並みの維持費がかかるかもしれません。 アルファスパイダー916の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、アルファスパイダー916の維持費が高いと思ったら手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月19日時点のデータ
ダットサントラックといえば1935年〜2012年まで製造・販売されていた日産(ダットサン)のピックアップトラックです。日産の歴史の中で最も長く続いたモデルとして知られています。特に国内向け最終モデルの10代目ダットサンピックアップは、中古市場で大変人気な車輌です。しかし「ピックアップトラックは維持費が大変そう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事では10代目ダットサンピックアップにかかる維持費について解説します。 10代目ダットサンピックアップの特徴 10代目ダットサンピックアップは、国内向け最後のレジャー向けモデルとして1997年に登場しました。2012年まで15年にわたり製造・販売されたロングセラーモデルです。ピックアップにはダブルキャブ(4ドア)が採用されました。大人4人が快適に移動できる使い勝手の良さが特徴です。 ダットサンピックアップ維持費の内訳 ダットサンピックアップの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 最もリーズナブルな2.4Lガソリンモデルで燃費を見てみましょう。カタログ燃費は10.15モードで8.5〜9.5km/Lほどです。実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。2.4Lガソリンモデルのダットサンピックアップを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、燃料は約143L使用(*1)し、燃料代はおよそ2万4,252円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は29万1,033円(*2)ほどです。*1 燃費は7km/Lで算出(実燃費)*2 2023年7月11日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格169.6円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.4Lガソリンモデルを例に価格を算出します。2023年7月現在、最大積載量1t以下、排気量1.5L超のトラック(貨客兼用車)自動車税は1万6,000円/年です。ただし、ダットサンピックアップの一部個体は車齢が13年を超えます。そのため重課税対象車(2019年9月30日以前に新車登録した場合)として扱われ、自動車税は1万7,600円です。 任意保険 ダットサンピックアップ2.4Lガソリンモデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約7万2,000円/年でした。車両保険はつけられません。 車検 次にダットサンピックアップ2.4Lガソリンモデルの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万8,230円(12ヶ月)自動車重量税:1万2,300円(12ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:8万2,830円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ダットサンピックアップの重量税は2.0t超~2.5t以下に区分され、同区分の現行モデルの多くは9,900円です。しかし、初年度登録から13年以上経過した個体は重課税により1万2,300円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要であると予想されるため、車検代は高額な可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ダットサンピックアップについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ダットサンピックアップのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 ダットサンピックアップ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ダットサンピックアップの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のダットサンピックアップ年間維持費>ガソリン代:29万1,033円自動車税:1万7,600円任意保険:7万2,000円車検:8万2,830円メンテナンス費:5万円合計:51万3,463円 月額では4万2,800円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ダットサンピックアップの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税と重量税が重課税されるために費用がかさんでしまいます。また、貨物は税金の優遇がありますが毎年車検を受けなければなりません。もし、ダットサンピックアップの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月11日時点のデータです
ヴァナゴンといえば世界的人気を誇るフォルクスワーゲンのバンです。その中でもT4はFFレイアウトで多彩なシートアレンジが可能で、日本国内でも高い支持を得ました。「デザインがおしゃれで他の人と被らないバンがほしい!」と狙っている方も多いのではないでしょうか。しかしヴァナゴンT4は日本に上陸したのが1995年のクルマ。「古い外車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いでしょう。そこでこの記事ではヴァナゴンT4にかかる維持費について解説します。 ヴァナゴンT4の特徴 ヴァナゴン(VANAGON)とはVAN+WAGONの文字を組み合わせた造語です。バンのように多くの積載量がありながら、ワゴンのように快適な乗り心地を実現しています。1994年に日本に上陸し、1997年まで販売が続きました。また、現代のクルマにはない、素っ気ないカクカクとしたクラシカルなデザインが特徴です。日本国内では特にサーファーからの支持が高く、オリジナルにカスタムして楽しむオーナーも多く存在します。 ヴァナゴンT4維持費の内訳 ヴァナゴンT4の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ヴァナゴンは2,460ccのガソリンエンジンを搭載しており、燃料は無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定です。カタログ燃費は10.15モードで7.6km/L。実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 ヴァナゴンT4を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約153L使用(*1)し燃料代は2万7,586円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は33万1,032円(*2)です。 *1 燃費は6.5km/Lで算出(実燃費)*2 2023年7月10日のハイオク1L当たりの平均価格180.3円で算出 自動車税 2023年7月現在、2.0L超~2.5L以下(自家用)の自動車税は4万5,000円/年です。ヴァナゴンT4は最終モデルが1997年に発売されており、車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税されて5万1,700円かかります。 任意保険 ヴァナゴンT4の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約5万円/年でした。車両保険は付帯できません。プレミアム価格がついているクルマでも、保険会社はその価値を加味せずに保険料を算出します。そのため、一般的な保険会社では旧車に車両保険を付帯できないケースが非常に多いです。 車検 次にヴァナゴンT4の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:12万円合計:19万350円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ヴァナゴンの重量税は、1.5t超~2.0t以下に区分され、同区分の現行モデルの多くは3万2,800円です。しかし、初年度登録から18年以上経過したモデルは2段階の重課税により5万400円かかります。。また、古い外車は故障が多く、交換部品や整備が必要であると予想されるため、車検代が跳ね上がる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ヴァナゴンT4のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。ヴァナゴンT4のタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 ヴァナゴンT4年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ヴァナゴンT4の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のヴァナゴンT4年間維持費>ガソリン代:33万1,032円自動車税:5万1,700円任意保険:5万円車検:9万5,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:57万7,907円 月額では4万8,000円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ヴァナゴンT4の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持では、自動車税と重量税が重課税されるため費用がかさんでしまいます。さらに外車だと整備費用が国産車より高くなるため車検代が高額です。もしヴァナゴンT4の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月10日時点のデータです 【関連車種】メーカー:フォルクスワーゲン車種:ヴァナゴン
台風や豪雨で車が水没してしまって、どう処理したらよいのかわからずに困っていませんか。そのままにしておいて大丈夫なのか、また動かせるようになるのかと悩んでいる方は多いでしょう。そこで今回の記事では、水没車を放置するとどうなるのか、どうやって処理するのがよいのかを紹介します。愛車が思わぬトラブルに見舞われてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。 水没した車はどうなる? 車内が水浸しになってしまうとどういったトラブルが発生するのでしょうか。車は何千、何万の部品から構成される精密な乗り物です。たとえ水が乾いたとしても、正常に動くとは限りません。まずは、水没車に起こりやすい故障・トラブルを紹介します。 カビや雑菌が繁殖する 水没してしまった車はなかなか乾かず、もし乾いたとしても多湿状態が続きます。特にシートは分厚くて中まで水が染み込みやすく、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。車内に悪臭が染み付いてしまうだけでなく、カビによって新たに部品が故障するケースも少なくありません。衛生面のみならず安全面への深刻なダメージにも発展しかねないトラブルです。 電気系統が故障する 車の床下には、さまざまな設備・装置の配線が通っています。エンジンやエアバックなどの制御装置が取り付けられている場合も多く、水没してしまうとこれらの電気系統がショートしてしまいます。最悪の場合は火災に発展するかもしれません。また、海水は淡水よりも電気が通りやすいためにさらに危険です。 パーツが腐食する 海水に浸かった場合に起こりやすいトラブルです。車のパーツは塩分に触れるとすぐに錆びてしまいます。冬に凍結防止剤が巻かれた道路を走行した後、足回りが錆びてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。この現象も凍結防止剤に含まれる塩分が原因です。 水と酸素によって鉄錆は発生しますが、乾燥すれば腐食は止まります。しかし、塩分が加わるとその保湿性によって鉄は水分を保有し続けてしまい、どんどん腐食が進んでしまいます。海水による被害を受けた場合には特に注意しましょう。 水深30cmでも要注意 「水没したと言っても車内が水浸しになったわけでもないから大丈夫だろう」と油断してはいけません。水深30cmでも十分に冠水する可能性があります。 マフラーの排気口は地面から約30cmの高さにあり、ここから水が侵入して排気できなくなるとエンストしてエンジンが止まります。そのままエンジンが壊れてしまうと、修理できない、できたとしてもかなり高額な費用がかかります。マフラーあたりまで水に浸ってしまった場合には、故障の可能性を十分に視野に入れて対処しましょう。 水没車はどうやって処理する? 水没車に起こりやすいトラブルを解説しましたが、車をどのように処理したらよいのでしょうか。修理・廃車・売却、それぞれのケース別に紹介します。 修理 修理したい場合には、ディーラーや整備工場に依頼できます。しかし、水没車は修理費用が高額になりやすいです。故障箇所にもよりますが、フロアまで浸水しているのであればエンジンルームがダメージを受けている可能性が高く、修理するのに100万円以上かかるかもしれません。また、たとえ修理できたとしても車内に悪臭が染み付いて消えないという場合もあります。シートをクリーニングすれば緩和できますが、3〜5万円ほどの費用がかかります。 どうしても愛着があって乗り続けたいのであれば一度修理の見積もりをとってみてもよいでしょう。しかし、手放しも視野に入れているのであれば費用的に考えて得策とは言い難いかもしれません。 廃車 修理できないと断られた、もしくはもう乗る予定がないのであれば廃車も一つの方法です。廃車には一時抹消登録と永久抹消登録の2つがありますが、今回想定されるのは後者でしょう。 永久抹消登録とは、車を二度と使用せず解体する際に実施する手続きです。車輌はバラバラに解体されて、使える部品は洗浄した後に再利用されます。解体費用が2〜3万円ほどかかるうえに、書類準備や手続きも基本的にはすべて自分で行わなければなりません。廃車の手続きを代行する廃車買取業者も存在しますが、車としての価値ではなく部品ごと、そしてスクラップとしての価値で査定額を算出するため、中古車市場の相場とは価格が大きく異なります。 売却 「水没車だから車として値段がつかないのでは?」と思っている方も多いでしょう。しかし、中古車の査定額は車輌そのもの価値と状態に左右されます。査定してもらったら意外にダメージが軽くて予想以上の価格がついた、というケースも想定できます。 また、内部を詳細に確認しないままに水没車を動かすのは非常に危険です。車を動かせなくても、出張査定を依頼できる業者であればスタッフが自宅まで訪問してくれます。レッカーで車を動かす手間・費用を省けるのもメリットです。 水没車に車両保険は使える? 水没車にも車両保険は使えますが、条件が設けられていることが多いです。 台風や豪雨による水没は全損でない限り補償の対象に含まれます。全損とは、修理不可能な場合と修理費用が保険金額を超えてしまう場合です。一方、地震や津波による予測できない災害による水没は補償対象外です。被害が甚大になりやすく、保険料の設定が難しいために補償してもらえません。 また、車両保険は車の時価相当額を上限に支払われます。発売されたばかりの新車は時価相当額が高いですが、初年度登録から10年以上経過している車は金額が下がってしまいます。いわゆる古いクルマに乗っている場合だと、充分な補償を受けられずにかえって損をする可能性が高いでしょう。 長く乗っているクルマが水没してしまったら「旧車王」にご相談ください! 修理・廃車・売却と選択肢を紹介しましたが、長い時間をともにした愛車だと処理に悩んでしまうでしょう。長年の相棒の未来を考えるのであれば、ぜひ「旧車王」にお譲りいただけないでしょうか? 旧車王は古いクルマに特化した買取サービスです。整備工場をもっており、自社内で車輌を修理・修復して再流通させる仕組みが整っています。20年以上の実績をもち、一般的に修理の難しいクルマも数多く手掛けてきました。 たとえば、もう修理できないと近くの整備工場にいわれたり、修復が難しいから価格がつかないと他社に断られた水没車であっても、自社内で車の価値を上げる仕組みをもつ旧車王であれば高額買取が可能です。 また、いわゆる名車や希少車も、部品ごとに査定する廃車買取業者だと車の価値は一切価格に反映してもらえません。しかし、旧車王は水没という未曾有のトラブルに遭った車輌でも、クルマそのものの魅力・価値をしっかりと見極めます。さらにはお客様が愛車にかけてきた想いも含めて価格をお出しいたします。 お客様の大事なおクルマ、ぜひ私たち旧車王にお任せください。
マークⅡといえば、トヨタを代表するハイソカーです。1984年にデビューした5代目マークⅡ(GX71)はバブル時代を駆け抜けたモデルです。当時では珍しいエンジンと高級感あふれるデザインをあわせ持ち、現在でも高い人気を誇ります。中古市場では200万円以上の個体も珍しくはありません。狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではマークⅡ(GX71)にかかる維持費について解説します。 マークⅡ(GX71)の特徴 GX71は1984年に発売された5代目のマークⅡです。現代のセダンにはない直線的なデザインが施されています。中でも日本初のツインカムターボエンジンを搭載したモデルは、ハイソカーブームを牽引するほどの人気を誇りました。 内装は高級ラウンジを連想させるワインレッドが人気です。手のこんだ豪華な作りによって、今でもファンの心を魅了し続けています。 マークⅡ(GX71)維持費の内訳 1G-GTEU型 直6エンジンを搭載したマークⅡ(GX71)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 マークⅡ(GX71)の実燃費は6〜9km/Lほどといわれています。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクがおすすめです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133L使用(*1) し、燃料代は2万3,780円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、28万5,364円(*2) かかります。 *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年7月5日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.8円で算出 自動車税 マークⅡ(GX71)の排気量は1,988ccで自動車税は3万9,500円ですが、車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 マークⅡ(GX71)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約4万1,000円/年でした。車両保険は付帯できません。前述の通り、マークⅡ(GX71)は200万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができないため、車両保険には入れません。 車検 マークⅡ(GX71)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:8万円合計:13万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。マークⅡ(GX71)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。マークⅡ(GX71)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 マークⅡ(GX71)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、マークⅡ(GX71)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <マークⅡ(GX71)年間維持費>ガソリン代:28万5,364円自動車税:45,400円任意保険:4万1,000円車検:6万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:49万639円 月額では4万800円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。 ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思った時の対処法 マークⅡ(GX71)のような旧車は、自動車税と重量税が重課税されるため維持費がtoかさみます。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因です。マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月5日時点の情報です。
ダッジ・チャレンジャーは、アメリカのクライスラー社が展開するダッジブランドのモデルです。なかでも、チャレンジャーSEはアメ車らしいスタイリングを楽しめるポニーカーとして人気を博しています。 アメ車ならではの大柄なスタイリングに憧れを抱いている方は多いでしょう。しかし、大排気量なアメ車だからこそ、維持費に不安を感じることがあるかもしれません。そこでこの記事では、ダッジ・チャレンジャーSEにかかる維持費について解説します。 ダッジ・チャレンジャーSEの年間維持費は約44万~約59万円 ダッジ・チャレンジャーSEを所有する場合、年間維持費は約44万〜約59万円ほどかかるでしょう。内訳は以下のとおりです。 燃料代:9万8,212円〜24万5,616円自動車税:7万6,400円車検:6万7,525円(2年ごとにかかる費用の半額分)任意保険:10万円メンテナンス費用:10万円合計:44万1,737円〜58万9,141円 それぞれの項目について、1つ1つ詳しく解説していきます。 燃料代 燃料代は年間で走行する距離によって変動します。そこで、年間4,000km、7,000km、10,000kmに分けて燃料代を算出しました。 また、ダッジ・チャレンジャーSEの使用燃料はレギュラーです。今回は、レギュラーガソリン1Lあたりの価格を172円(2024年7月22日時点での全国平均価格)として計算します。燃費は「みんカラ」でのユーザーの声をもとに、7km/Lとしました。 走行距離 年間4,000km 年間の走行距離が4,000kmの場合、約571Lの燃料を使用することになり、9万8,212円の燃料代がかかります。休日でのドライブをメインにダッジ・チャレンジャーSEを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km 年間の走行距離が7,000kmの場合、1000Lの燃料を使用することになり、17万2,000円の燃料代がかかります。毎日の移動で1時間弱ほどダッジ・チャレンジャーSEに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間で10,000km走行する場合は、約1,428Lの燃料を使用するため、燃料代が24万5,616円かかります。毎日往復で1時間以上ダッジ・チャレンジャーに乗る方が該当するでしょう。 自動車税種別割 ダッジ・チャレンジャーSEはV6エンジンを搭載するエントリーグレードで、3,500cc超〜4,000cc以下の区分に該当するモデルです。多くの個体が新規登録から13年を超えているため重課され、自動車税種別は7万6,400円/年かかります。 任意保険料 アメ車の場合、一般的な保険会社だと任意保険に加入できないケースが多いです。そのため、中古で購入する場合には販売店で申し込みできないか相談してみましょう。ネット型保険でもシミュレーションできないため、あくまで目安の金額ですが、10万円/年ほど見積もっておくことをおすすめします。 車検 ダッジ・チャレンジャーSEをディーラーで車検に出した場合、以下の費用がかかります。 自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:7万円合計:13万5,050円 それぞれの項目について解説します。 自賠責保険料 自賠責保険は、クルマの所有者に加入が義務付けられている保険です。2024年7月時点での保険料は24ヶ月で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は、車輌重量によって税額が決まります。ダッジ・チャレンジャーSEは1.5t超〜2t以下の区分に該当し、新規登録から13年を超えている個体が多いため重課され、24ヶ月で4万5,600円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検時に国に納める検査手数料です。工場によって金額が異なり、ディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、検査料や代行費用など車検の基本的な手続きに関わる費用が含まれます。今回は目安として7万円としましたが、同じディーラーであっても販売店によって金額が変わることがあります。また、民間の整備工場のほうが安い傾向にあり、費用を抑えたい場合には、いくつかの販売店や工場から見積もりを取り寄せるとよいでしょう。 メンテナンス費用 一般的なメンテナンス項目は以下のとおりです。費用は年間で10万円ほど見積もっておくとよいでしょう。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・エアクリーナー交換 など 並行輸入されたアメ車のなかには、アメリカの広大な大地を何十万kmと走行した分のダメージが蓄積されている個体も多く存在します。車輌の状態次第では上記以外に箇所でもメンテナンスや修理の必要に迫られる可能性があるため留意しておきましょう。 まとめ ダッジ・チャレンジャーSEを維持するには、年間で約42万〜約58万円かかります。月々に換算すると、約3万7,000円〜約4万9,000円です。車輌の状態次第ではメンテナンス費用がさらにかさむ可能性があるため、最低限の費用だと考えておくとよいでしょう。自身の利用シーンと費用を照らし合わせて、維持できそうかどうかをぜひ検討してみてください。
ローレルといえば、1968年から2003年まで製造・販売されていた日産を代表するミドルクラスの高級車です。中でも2代目ローレル(ブタケツ)は、C110型スカイラインの姉妹車として人気があります。2023年現在でもローレル(ブタケツ)の人気は高く、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「ローレル(ブタケツ)のような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではローレル(ブタケツ)にかかる維持費について解説します。 ローレル(ブタケツ)の特徴 ブタケツとは、1972年~1977年に発売された2代目のローレル(C130型)です。バンパー内にコンビランプを収めた独特のデザインとウェッジシェイプの形状から「ブタケツ」という愛称で呼ばれています。姉妹車であるケンメリの人気に隠れていますが、総販売台数は34万台にまでのぼりました。 ローレル(ブタケツ)維持費の内訳 ローレル(ブタケツ)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ローレル(ブタケツ)の実燃費は5~7km/Lほどです。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクの給油をおすすめします。 ここからは金額をシミュレーションします。通勤で使用、月間1,000km走行した場合、ガソリンは約167L使用(*1) し、燃料代は2万9,810円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、35万7,720円(*2) になります。*1 燃費は6km/Lで算出*2 2023年07月03日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.5円で算出 自動車税 排気量2Lのモデルで見ていきましょう。1.5〜2.0Lの自動車税は3万9,500円ですが、ローレル(ブタケツ)は車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。 任意保険 ローレル(ブタケツ)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約6万5,000円/年でした。月額だと5,500円程度です。車両保険を付帯できないため注意が必要です。ローレル(ブタケツ)はプレミア価格で取引されるクルマですが、一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険には入れないのです。 車検 ローレル(ブタケツ)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ローレル(ブタケツ)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ローレル(ブタケツ)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万円以上追加でかかるケースもあります。 ローレル(ブタケツ)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ローレル(ブタケツ)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のローレル(ブタケツ)年間維持費> ガソリン代:35万7,720円自動車税:4万5,400円任意保険:6万5,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:57万1,995円 月額では4万7,666円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることも可能です。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思った時の対処法 ローレル(ブタケツ)のような旧車は自動車税と重量税が重課税されるため、維持費が高額です。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪い点も維持費を押し上げる要因です。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。ローレル(ブタケツ)は希少性も高いため、走行や多少ダメージがあっても高く売却できるかもしれません。
車が故障した際、加入している自動車保険で修理費を補償してもらえるかどうかや、いくらか支払が必要かどうかなどが気になる方は多いでしょう。結論から言うと、事故によって車が故障し、車両保険に加入していれば修理費を補償してもらえます。この記事では、故障車に保険が使えるケースや、使えないケースなどを紹介します。 故障車の修理は車両保険で対応できる 故障車の修理にかかる費用は、車両保険から出る保険金で補填できます。ただし、故障車の修理を車両保険で対応してもらうには一定の条件をクリアする必要があります。また、車両保険を使うデメリットも踏まえて、利用を検討することが大切です。 まずは、車両保険の特徴を紹介します。 車両保険の補償内容 車両保険は、自身の車の修理費を補償してもらえる保険です。事故による故障で修理が必要になった場合に利用できます。 車両保険における補償額は、契約時に設定した「車両保険金額」を上限に支払われます。車両保険金額は契約時の車の時価で決まるため、被保険者は自由に金額を設定できません。 ただし、車の時価には幅があるため、その範囲内で決めることができます。例えば120〜150万円のような幅があり、高額に設定するほどに保険料も高くなります。補償額を保険証券で再度確認してみましょう。 一般型と限定型の違い 車両保険には「一般型」と「エコノミー型」の2種類があり、補償内容と保険料が異なります。一般型は、以下のように補償範囲が広い車両保険です。 ・交通事故・自損事故・飛び石・当て逃げ・盗難・いたずら書き・自転車との接触 地震や噴火、津波以外の自然災害が原因で車が故障しても補償されるため、大雨による浸水でエンジンが故障した場合にも車両保険を利用できます。ただし、一般型は保険料が高く設定されており、月々の支払いが増えることに注意が必要です。 一方、エコノミー型は補償範囲が狭い車両保険です。ガードレールや電柱への衝突、車庫入れの失敗などによる自損事故や、相手が不明な当て逃げでは修理費を補償してもらえません。 保険料が一般型よりも安いため、月々の支払いを抑えたい場合におすすめです。 補償対象外になる場合もある 車両保険の補償範囲内でも、経年劣化やメンテナンス不足で起きた故障は、補償対象外になることもあります。車両保険は、事故や自然災害が原因で車に被害があった場合に補償される保険のため、ただの故障では修理費を補償してもらえません。例えば、熱や経年劣化でエンジンオイルが不足し、チェックランプが点灯したにもかかわらず、補充せずにエンジンが壊れた場合は補償対象外です。 なお、無免許や酒気帯び運転によって生じた事故の場合も補償対象外になるため、注意してください。 保険を使うと等級が下がる 車両保険を使うと等級が下がるため、次年度の保険料が高くなります。自動車保険は等級制度になっており、等級が低いほど支払う保険料が高くなる仕組みです。下がる等級数は、以下の事故内容によって異なります。 ・3等級ダウン 交通事故、自損事故、当て逃げ・1等級ダウン 盗難、自然災害、いたずら、飛び石 なお個人賠償特約や弁護士費用特約、人身傷害保険を使った場合は「ノーカウント事故」として扱われるため、等級は下がりません。 故障車に車両保険を使えるケース 故障車の修理を車両保険で対応してもらうには「人・物・車との事故」や「地震を除く自然災害による事故」など、一定の条件をクリアする必要があります。続いて、故障車に車両保険を使えるケースを紹介します。 人・物・車との事故 人や物、車との事故で故障した際は、車両保険で故障車の修理費を補填できます。ただし「免責」を契約時に設定していると、免責額の支払いが必要です。例えば免責金額を10万円で設定し、修理費が80万円だった場合は、70万円しか補償されません。免責の設定によって保険料を下げられますが、修理費が全額補償されないことに注意しましょう。 地震を除く自然災害による事故 地震や噴火、津波以外の自然災害による事故であれば、車両保険で故障車の修理費を補償してもらえます。例えば大雨で車が水没し、エンジンが壊れて不動になったときや、脱出時にドアガラスを割った場合の修理費を補償してもらうことが可能です。台風による飛来物で、フロントガラスが割れたりボディに傷が付いたりした場合でも車両保険を使えます。 経年劣化が原因の事故 経年劣化が原因の事故でも、故障車を車両保険で修理できます。例えば、タイヤの劣化に気づかずに高速道路を走行し、バースト(破損)によって事故が起きた場合は損傷箇所の修理費を補償してもらえます。ただし、タイヤがバーストしただけでは保険金が下りないため、混同しないよう注意してください。 レッカー費用 車が走行不能になった場合は、修理工場へのレッカー費用も自動車保険で補償されます。ほとんどの保険会社がロードサービスを自動付帯しているため、不動車を無料で修理工場まで搬送してもらうことが可能です。ただし、保険会社によって無料で搬送してくれる距離が異なります。どこまで無料で搬送してくれるのか、保険証券を確認してみましょう。 代車費用 保険契約時に「代車費用特約」を付帯していれば、故障車を修理している期間の代車費用も補償してもらえます。修理工場によっては無料代車を貸し出していますが、車検や点検の顧客が使用しているために空きがないケースがほとんどです。 代車費用特約を付帯していれば、レンタカー費用を補償してもらえるため、故障車を修理している期間の移動手段に困りません。1日の限度額は契約時に設定した、以下の3種類があります。 ・5,000円・7,000円・10,000円 なお、保険会社によっては自動付帯されているケースもあるため、保険証券を確認してみてください。 過失相殺の埋め合わせ 車両保険では、過失相殺の埋め合わせも可能です。例えば、損害額が100万円で事故の割合が「8(加害者):2(被害者)」だった場合、被害者は80万円しか補償してもらえません。車両保険を使用すれば、不足分の20万円を補填してもらえます。事故の状況によっては、被害者にも過失が出る可能性があるため、車両保険に加入しておくと修理費の全額が補償されます。 故障車に車両保険を使えないケース 経年劣化によって自然に故障したときや、車を改造している場合は、故障車に保険を使えません。続いて、故障車に車両保険が使えないケースを紹介します。 経年劣化による自然に起きた故障 経年劣化によって自然に車が故障した場合は、故障車に車両保険を使えません。ただし損保ジャパンには、故障車の修理費を補償してもらえる「故障運搬時⾞両損害特約」があります。走行不能になり、レッカーけん引された故障車に対して、車両保険金額または100万円を上限に保険金が支払われる特約です。損保ジャパンの自動車保険に加入している場合は「故障運搬時⾞両損害特約」を契約していないか、保険証券を確認してみてください。 違法改造車による事故 違法改造車には保険が適用されません。違法改造車は、安全性が確保されておらず、改造が事故の原因にもなるため補償対象外です。例え故障車に保険が使えるケースに該当していても、修理費は補償されないため注意してください。ドレスアップ程度であれば補償されますが、車検に合格しないような改造をしている場合は、保険が適用されないことを把握しておきましょう。 故障したときは売却も視野に入れよう 故障したときは、修理せずに売却することも視野に入れましょう。走行できないほどの故障車は、修理費が高額になる可能性が高く、乗り換えた方がよいケースがあります。例えばエンジンが故障していると、修理費は50〜90万円程度です。輸入車の場合は、さらに修理費が高額になるため、故障車を売却して乗り換えた方がお得になるでしょう。
高速道路上で故障したときの対応についてよくわからない人も多いでしょう。不用意な行動は身の危険や他車への事故を誘発させるため注意が必要です。今回は、高速道路上で故障したときの対応方法や使用するツール、高速道路上で故障したときの連絡先や注意点について解説します。高速道路上での万一の故障に対応できるようにチェックしておきましょう。 高速道路上で故障したときの対応方法 まず始めに、高速道路上で故障したときの対応方法について詳しく解説します。 1.ハザードランプをつける 高速道路上で故障したときは、まずハザードランプをつけましょう。後続車の追突事故を防止するため、必ず故障発生の合図として速やかに行う必要があります。 2.後続車両に注意して安全な場所に避難する ハザードランプで故障発生の合図を行いながら、後続車両に注意して安全な場所に避難しましょう。急ブレーキをかけず緩やかに速度を落とし、路肩や非常駐車帯に停車させてください。そして、発煙筒や停止表示板を併用して追突防止の合図をさらに行います。 3.非常電話で通報する 車輌と運転手、同乗者の安全を確保したら非常電話で通報しましょう。故障の場合は非常電話か道路緊急ダイヤル(#9910)に通報することで、道路管制センターが交通管理隊の出動要請と道路情報板での後続車への注意喚起を行ってくれます。 高速道路上で故障したときに使うツール 続いて、高速道路上で故障したときに使うツールについて詳しく解説します。 非常電話 非常電話は高速道路上は1km(トンネル内は200m)おきに設置されているほか、サービスエリアやパーキングエリア内にも設置されています。 使用方法①受話器を外す②道路管理センターにつながる③係員に状況を説明する※料金は無料。道路管理センターへの直通です。 発炎筒 発炎筒は車への装備が義務付けられており、使用期限の切れたものや装備していない車は車検に通りません。 使用方法①助手席もしくは運転席の足もとから発炎筒を取り出す②故障車から50mほど後方で発炎筒のキャップを外し本体を取り出す③キャップに擦り板がついているため、マッチのように擦って点火する④手に持つか道路におく※装備が義務付けられているものは発炎筒です。発煙筒は道路で使用すると視界不良を起こすため厳禁。 停止表示器材 高速道路上で駐停車する場合は、停止表示器材の設置が義務付けられています。ただし、積載義務はないため、高速道路を使用する場合は事前に準備しておきましょう。使用方法は発炎筒と同じく故障車の50mほど後方に置いて後続車に危険を知らせます。 高速道路上で故障したときの連絡先 高速道路上で故障したときの連絡先について詳しく解説します。 警察・救急 原則として、警察は事故が生じた場合、救急はケガや病人が生じた場合に通報します。事故が伴わない故障の場合は、非常電話か道路緊急ダイヤルに通報しましょう。 道路緊急ダイヤル 道路緊急ダイヤル(#9910)は道路の異常や落下物を発見したときに通報するダイヤルです。高速道路上の故障車も異常とみなされるため、安全確保のための指示などを24時間体制で行ってくれます。 ロードサービス 高速道路上での故障は、まず自分や他車の安全確保と事故の防止が最優先です。発炎筒や停止表示器材の使用、緊急電話・道路緊急ダイヤルへの通報を滞りなく済ませた後にロードサービスに連絡しましょう。高速道路では警察の指示なしに牽引やレッカー移動を行うことはできないため、故障車の対処や搬送はJAFやロードサービスへの依頼が必須です。 高速道路上で故障したときの注意点 高速道路上で故障したときの注意点について詳しく解説します。 無理に走行させない 高速道路上で故障したときは、無理な車の移動は絶対にやめましょう。動かない車の人力での移動は命を危険にさらす行為です。また、バッテリーあがりでエンジンが再始動した場合でも再発や事故の危険性が高まります。 降りるときや移動するときは細心の注意を払う 路肩や非常駐車帯に車を止めても、降りるときや歩いて移動するときは細心の注意を払いましょう。高速道路では車が高速で走っているため、歩行者の発見や対処が間に合わず死傷事故につながるケースが多発しています。